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第2章 Aランクの異世界転生冒険者 ★3★

 今回は切りが良いところで終わらせたので少し短めになってしまいました。ブックマーク&評価宜しくお願いします。



 ゴルド遺跡‥‥‥遥か昔に建築されたとされる遺跡で、まだ発見されたばかりで遺跡内部の調査は殆ど済んでいない。やろうにも遺跡内部をゴーレムが徘徊しており侵入者を排除しようと襲ってくるからだ。この事からこの遺跡を作ったのは、今の時代より文明が発達していたことを意味する。今の時代にはゴーレムを作る技術等ないからだ。そしてゴーレムが守らなければならないほどの宝があるのではないかと、噂を聞き付けた者達が入ろうとするので国は、遺跡内部を荒らす者が出ないように部隊を派遣しているのだ。しかしユウキはそんな事全く知らない。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ゴルド遺跡に向かう途中魔物は出なかった。道が整備されており、そういった所に出るのはまれみたいだ。むしろ出ない所に道を作っているのかもしれない。ゴルド遺跡に着くと遺跡の入り口にテントがあり何名かの女性兵士と、それを指揮する女性騎士がいた。


「此処は許可の無いものは出入りできないわよ」


「俺はAランクの冒険者、タカミヤユウキです。ギルドの依頼でゴーレム討伐に来ました」


「あなたみたいな若いのがAランク?冗談も休み休み言いなさい」


 女性騎士が俺に敵意剥き出しで言ってくる。この世界に来て女性からここまできつい口調で言われたのは初めてだ。皆、男性というだけで優しく対応してくれる。一部は以上なほど性的な目で見てくる人もいるが。


「あなた。ソリティア様の話を聞いているのですか?嘘をつくなと言っているのですよ!」


 女性兵士が言ってくる。俺は昨日貰ったミスリルプレートを見せる。すると女性兵士達は驚いた様子だが、ソリティアと呼ばれた女性騎士は更に口調がきつくなる。


「どうせ男だからと実力もないのに優遇されたんでしょ。こんな男を討伐に寄越すなんて。ギルドは何をやってるのかしら」


 かなり上から目線の女性騎士は軽蔑するような目で見てくる。態度からするに貴族なんだろうと俺は予想する。


(鑑定)



ソリティア・クレンスフォード

年齢 17 LV 24

種族:人間 職業:王宮騎士

体力:245

魔力:80

筋力:108

耐久:106

俊敏:157

スキル: 〔剣術LV4〕 〔風魔法LV2〕



 実力もそこそこはあるようだ。取り敢えず俺は俺で依頼を達成しないといけないので説明をする。


「取り敢えず正式に依頼を受けたので中に入れさせて貰いますね。こちらも仕事なんで、クレームはギルド長のライルさんに言ってください」


「その口の聞き方はなんなの!これだから冒険者をやるような庶民は‥‥って、なに先に進んでるのよ!」


 俺は言うことは言ってさっさと中に入っていったので、後ろの方でソリティアが叫んでいる。「ちょっと待ちなさい」とか「庶民のくせに」等と悪態をついてくる。アニメで観たことがある残念な貴族そのものだ。俺は気にすることなく進んで行くと女性騎士は、兵士が止めるのも聞かず遺跡の中に入り俺を追いかけてきた。


「クレンスフォード家の娘の私を無視するなんてなんという失礼な態度なのかしら?」


 俺を追い越し苛立ちで壁を叩きながらソリティアが言ってくる。


「余りいろんなところを触らないでもらえるかな、まだ調査も終わってないんだろ?」


その時だった。


『ガコン』とソリティアが叩いた壁が押され何かスイッチのようなものが入る。


「ちっ、トラップか」


 次の瞬間床が崩れ落ち、俺達は落とし穴に落とされてしまった。女性兵士達は「ソリティア様!」と騒いでいる。俺は落ちながら、(やっぱり貴族はアニメの中でも現実でもトラブルメイカーだな)等と思っている内に意識を失ってしまった。





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