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第2章 Aランクの異世界転生冒険者 ★2★

2つ名決定までもう少しかかります(^^;

ブックマーク&評価お願いいたします。

 俺はマサムネに、こんな名刀を打てるなんて凄いと話すがマサムネは満足はしてないようだ。


「俺が天照を打ったとき最初は良い刀だと思った。だが親父が言うとおり、基本剣士は剣術が得意だから剣士になる。魔法が得意なら魔術師になる。魔力が必要な刀はどっちつかずだったんだ。普通の剣士なら、常に魔力を流しながら戦うなんて出来ないんだ」


「確かに魔力を使いすぎると体調が悪くなるもんな」


「そうだ。魔力枯渇と言うやつだ。剣士は誰でもステータスが筋力が高くスキルも剣士寄りになる。だから魔力を流さないと切れ味が悪いと言うのは致命的なんだ」


「でもライルさんは剣術のレベルも高いけど魔法も得意みたいだったぞ?」


「魔法のレベルが高い事と魔力を剣に流すことは別なんだ。魔力を流すと言うことは魔力操作がいかにで来るかと言うことだ。魔法を放つことは出来ても魔法を纏うことは出来ないだろ?」


「俺はできるぞ」


「だろう‥‥‥‥‥!今なんて言った?」


「俺はできるって言ったんだけど」


「ユウキ、冗談も休み休み⁉」


 俺は魔力闘衣を使って見せた。特に属性を付与したわけではないのでうっすら俺の身体が光を纏っている。そのまま天照を抜き魔力を流していく。刀身がうっすら輝くのを見せた後また鞘に戻す。


「なっ!」


「なっ!じゃねえよ!お前それって‥‥」


「伊達にこの歳でAランクになってないよ」


「とんでもないな。‥‥でも良かった。天照は俺が今まで打った中で最高のひと振りなんだ。親父に使えないって言われた時は悔しかったけど、ユウキがその刀の力を使えるのであれば俺の努力は無駄にならないですむ。本当にありがとうユウキ」


「礼なんか良いよ、まだ完全にこの刀を使いこなせる訳じゃない。むしろこんな名刀を打ってくれて感謝してるよ」


「馬鹿野郎、恥ずかしいこと言ってんじゃねえよ!」


 マサムネは頭をかきながら恥ずかしそうにしている。なんかマサムネとは良い友達になれそうな気がした。


 しばらく話した後俺は宿屋に戻る。何だかんだ言って今日はいろんな事があって流石に疲れた。


「ユウキお兄ちゃん、お帰りなさい」


「ただいま、サリーちゃん。そうだ、サリーちゃんに聞きたいんだけど、俺の格好ってそんなに怪しいかな?」


「見た目は真っ黒で少し怖そうだけど、ユウキお兄ちゃんはとっても優しそうな目をしてるからカッコいいと思うよ」


「そうか。ありがとう」


 サリーちゃんの笑顔に癒されながら部屋に戻る。明日の予定はランクも上がったし討伐の依頼でも受けてみようかな?等と思いながら、その日は夕食を食べ休む。翌日もギルドに向かうが、わざと普段より少し遅く行く。他の冒険者と少し時間をずらさないと昨日と同じ有り様になると思ったからだ。ギルドに着くと冒険者達は僅かしかおらず、昨日もめていた女性陣達はいなかった。俺は討伐系の依頼書を見てみる。余り遠くなくその日の内に帰ってこれそうな依頼を探してみた。


「これなんかどうかな?」


 手に取ったのはゴーレム討伐の依頼書だ。俺はユーリさんに詳しいことを聞きに行く。


「ユーリさん、このゴーレム討伐の依頼書の事を教えて下さい」


「あっ、ユウキさん。ゴルド遺跡のゴーレム討伐ですね。ここから北へ三時間程行くとゴルド遺跡があるんですが学者さん達が遺跡内を探索中にゴーレムに襲われたそうなんです。そのゴーレムが討伐されないと探索の再開が出来ないらしくて。ゴーレムの討伐ランクはBの上位ランクで、依頼報酬は金貨2枚です」


(Bの上位ってことはオークソルジャーと同じくらいか、なら大丈夫かな。今は天照もあるしな)


「じゃあこの依頼受けます」


「わかりました、でも気を付けて下さいね。ゴルド遺跡は遺跡内部の調査がまだ完了してないので何があるかわかりませんので」


「了解しました。ライルさんの時みたいにユーリさんに心配はかけませんよ」


「⁉もぉ!ユウキさんったら」


 赤くなって頬を膨らませるユーリさんに見送られながらギルドを出る。片道三時間ってことは昼飯を持っていかないとと思い、マサムネのお母さんのナスノ食堂に寄ってく。


「すみませーん」


「あんた昨日の、確かユウキ君とか言ったね。どうしたんだい?開店まではまだ少し時間があるよ」


「ちょっとお願いがあって。今から依頼でゴルド遺跡まで行くんですけど昼飯を持っていきたくて。出来れば此方でおにぎりとかできないかなと思ったんですけど」


「あぁ良いよ。3つあれば良いかい?」


「はい。お願いします」


 俺はおにぎりがわからなければ作り方を教えるつもりでいたがマサムネのお母さんは知っていたようだ。益々、日の本の国は現世での日本に似ているみたいだ。少し待つとマサムネのお母さんは無茶苦茶でかいおにぎりを3つ持ってきた。


「若いんだからたくさん食べないとね!」


 基本この店は何でも量が多いようだ。一個のでかさはサリーちゃんの胸位ある。確かにこの店はご飯、味噌汁お代わり自由だしな。俺はお金はいらないと言うマサムネのお母さんに、どうにかお金を受け取って貰いゴルド遺跡へと向かった。

 歩きながら沢山の料理をマサムネのお母さんに作って貰って、アイテムボックスに入れれば今後食事に困らないな?等と考えながら‥‥






5話の話を変更しました。

妻を貰わなければならない法律の人数を10人から5人に変更しました。流石に10人は多すぎたのでご了承ください。

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