第4章 魔神撃退戦★2★
視界が良くなり残っている敵はラファエルらしき者と乗っているアサルトワイバーンの希少種だけになっていた。
「ミネア、ユキネ、なんとかあいつをアサルトワイバーンから引き離すからアサルトワイバーンの方を二人で頼む。俺と長達でラファエルと戦う」
「・・・・・」
「ミネア!ユキネ!」
「!は、はい。あまりにもユウキさんが凄すぎて驚いてしまいました」
「ユウキ!今度私にもこの魔法教えてよ!」
「良いけど余り進めないぞ。確かに威力は凄いけど使用者の魔力は空になるし、使用者の魔力量で威力が変わるからな。ライトニング、ウェンディーネ準備はいいか?」
「私達は大丈夫ですけど他の長達が‥‥‥‥」
他の精霊の長達は目を見開きまだ俺が使った魔法に驚いている。おれ自身もワイバーンを全滅させる位広範囲の魔法になるとは思っていなかったから仕方がない。
「皆さんしっかりしてください。ここからが本番ですよ。精霊樹を守るんではないんですか?」
俺の言葉にやっと我に返ったようだ。その後、火、土、風、光、闇の精霊に襲われるようにキスをされた。
「ちょっとユウキに何してるのよ!」
「私達はユウキさんに加護を授けているだけですよ。決して強くて格好いいから好きになったなんて事はないですから。って、ちょっとあなた!2回もするなんてズルいわ!ユウキさん次はもう1度私と」
「皆さんふざけていないで集中してください。本命が来ましたよ」
色違いのアサルトワイバーンに乗った人物が近づいた来た。俺は鑑定を使った。
ラファエル
年齢 885 LV 285
種族:魔族 職業:魔神
体力:1650
魔力:2950
筋力:1250
耐久:1285
俊敏:1317
スキル: 〔魔術の極み〕 〔詠唱破棄〕 〔筋力上昇・中〕〔魔力上昇・上〕 〔耐久上昇・中〕 〔俊敏上昇・中〕 〔人化〕
魔法が得意と聞いていたので予想通り魔力の数値がずば抜けていて魔術の極みまで持っている。それ以外の数値もかなり高い。
「精霊だけでなく人間もいるとは以外でした。先程の魔法を放ったのはどなたですか?」
ラファエルは見た目は美しい姿をしているが、話始めると禍々しいオーラを放っていた。




