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第4章 精霊の森★6★

「き、綺麗‥‥‥なんかカルナディアの城と違って神秘的って言うか‥‥‥」


「確かにそうかもしれません。精霊樹の恩恵を受けていますからね」


 城の入り口には白い髪と黒い髪をした精霊がいる。おそらく光と闇の精霊だろう。


「ウェンディーネ様ご無事だったのですか」


 精霊の森に入る時と同じ展開だ。ウェンディーネが説明してくれて俺達は城の中に入ることが出来た。そして精霊王のいる部屋に案内された。部屋に入ると7人の精霊がいる。あの椅子に座っているのがおそらく精霊王だろう。すると皆がウェンディーネを見て声をあげるが、1人の精霊は俺の名前を呼ぶ。


「ユ、ユウキ!」


「ライトニング。久し振り」


「久し振りじゃないよ!なんでユウキがここに?」


 初めはウェンディーネに気をとられていた精霊も俺に気付き声をあげる。


「何故人間がこの精霊の森にいるんだ!」


「ウェンディーネから離れなさい!」


 おそらく各属性の長なのだろう。俺達が人間だと気付くと直ぐに臨戦態勢をとる。


「皆さん待ちなさい!ライトニング、貴方の知り合いなのですか?」


「精霊王様、この人間は前にエリス様が話していた男性です」


 すると他の精霊の長達もエリス様に会ったときに話を聞いていたのだろう。この子がそうなんだと話し声が聞こえ臨戦態勢を解いた。


「まぁ、貴方がエリス様が話しておられた男性ですか。でも人間の貴方が何故この次元の狭間にある精霊界にこれたのですか?」


「はじめまして、私はタカミヤユウキと言います。こっちは妻のミネアにユキネと言います。ここにはエリス様から転移のスキルを貰ったので来ることが出来ました」


「転移のスキル!まさかユウキ‥‥‥前に私とこっちで勝負したから‥‥‥‥」


「そう言うことですか。ライトニング、無闇にこちらの世界に人間を連れてきては行けませんよ」


「も、申し訳ございませんでした」


 頭を下げてライトニングが謝っている。勝手に来て申し訳無いことをしてしまった。するとウェンディーネが精霊王に話始めた。


「しかし精霊王様。ユウキ達が現れなければ私はアサルトワイバーンに殺されていました。どうかライトニングを攻めないで下さい」


「‥‥‥わかりました。結果的にウェンディーネが助かったのですから二人とも頭を上げなさい」


「あ、ありがとうございます、精霊王様」


 どうにかライトニングが怒られる事はなかった。


「それでユウキさん、どうして精霊の森に来ようとしたのですか?」


「はい、実は‥‥‥‥」


 俺は魔神の事を話し、加護を授かりたいことを話した。


「魔神ですか。私達も無関係ではいられませんね」


 すると精霊王が話始めた。

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