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第2章 Aランクの異世界転生冒険者 ★1★

第2章が始まりました。PVも増え始め励みになってます。沢山の方に楽しんで貰えるようがんばります。

何卒ブックマーク&評価お願いいたします。

 俺はAランクになったのだが2つ名はまだない。〔魔王〕だの〔死神〕だの遠慮したい2つ名を付けられそうになる始末だ。なにかカッコいい2つ名を考えてしまわないと。名乗ったもの勝ちにしないと、どんな変な2つ名を付けられるかたまったもんじゃない。


 俺はライルさん達と別れる時、受付でAランクのプレートに変更しておくように言われた。受付のユーリさんのところに行くと新しいプレートを用意してくれていた。


「ユウキさん。ライルさんから話は聞いてましたので今のFランクのプレートを出して貰って良いですか?」


 俺はFランクのアイアンプレートを渡す。そして新たなプレートに血をたらす。


「Aランクのプレートはミスリルプレートになります。高価な素材を使っているので紛失に気を付けて下さいね」


 周りの冒険者は尊敬の眼差しをしているものもおれば、獲物を狙う肉食獣のような眼でロックオンしているものもいる。ひどい奴はヨダレまで垂らしている。


「ねぇユウキ君。お姉さん達とパーティー組みましょうよ」


「何言ってんのよオバサン!ユウキ君、私達と組みましょう」


「まだオバサンなんて歳じゃないわよ!小娘が何言ってんのよ!」


「ユウキ様、あんな醜い争いはほっておいて私達に剣術を教えて下さい。勿論、手取り足取り密着して‥‥」


「私達が先ですわ。是非魔術の講義をしてください。そしてそのまま私の耳元で愛を囁いて下さい!」


 ギルドは女性冒険者達の争いで修羅場と化している。その頃2階のギルド長の部屋では‥‥‥



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「ライル、ユウキの事をどう思う?」


「あの若さであの強さは正直規格外だよ」


「でもいい子じゃないかい。いずれは英雄と肩を並べる位有名になるんじゃない?」


「かも知れないな。味方でいる内は頼もしいだろうが‥‥あの若さであの強さ、しかも見た目が良いとなると厄介ごとに巻き込まれそうだな」


「だろうね。あまり目立つと貴族連中や他の国の王族が黙ってないだろうね」


「それで俺を呼んだのか?」


「そうだ。貴族連中は必ず動くだろう。お前の方から幾らか動いて欲しくてな」


「俺がそのユウキとかって奴を貰っても良いんだが?ってレイラ、そんな怖い顔で見るなよ」


「ユウキはうちのギルドの冒険者だ。戦争の駒なんかにさせるもんかい」


「冗談だよ。今は他の国とは停戦中だ。むしろ友好国になるよう水面下で動いてる最中だ。まぁ魔族が攻めて来るなら話は別だがな」


「あんまりレイラをからかうなよ」


「すまんすまん。お前らと居ると立場を忘れて昔に戻ってしまってな。取り敢えず俺の方でも動きそうな貴族に探りを入れておく。んじゃ俺は戻るかな。内緒で出てきたからそろそろばれそうだしな。」


「あぁ、頼んだよ。いずれユウキ君を連れて正式に面会に行くからな」


 そう言い残し、男は帽子を深々と被り部屋を後にした。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 何とか女性陣から逃れた俺は昼飯を食べに来ていた。今日はサリーちゃんのお弁当はないので目についた食堂に入ったのだ。特に好き嫌いはないが、どちらかと言えば和食が好きなので米に飢えていた。この世界に来てからまだ米は食べてないので、見た目が日本の食堂に似た店構えが気になったのだ。店内には客は1人いたが男性だった。席に座りメニューを見て驚いた。其処には見慣れたメニューが並んでいたのだ。勿論頼んだのはしょうが焼き定食だ。男の客は焼き魚定食を食べている。俺は物凄いスピードでしょうが焼き定食を食べ終えると店主のおばさんが話しかけてくる。


「珍しいねぇ、そんなに美味しそうに食べてくれるお客さんは」


 (こんなに上手いものを‥‥この世界の住人はどんな味覚をしてるんだか)


「俺の故郷の料理と同じなんです。この街で食べれるとは思ってなかったんで」


「あんたも日の本の国の生まれなのかい?」


「えっ、ええ。そうなんです」


 その話をもう1人の客は聞いていたらしく俺に話しかけてくる。


「あんたも同郷なのか!これは珍しいこともあるもんだ。ここの街は確かに飯は旨いのだが、やはり米を食べないと力が出ないもんな」


「こいつはマサムネって言って私の息子なんだ。あたしらも半年ほど前に日の本の国から引っ越してきてね。私の旦那と一緒に鍛冶師をしてるんだ」


「宜しくな、マサムネだ。あんたその格好だと冒険者か?ってその持ってる刀「天照」じゃねえか!」


「知ってるんですか?」


「知ってるも何も俺が打った刀だ!親父が「剣士が使えないような刀なんか打ってどぉすんだ!」って言って、知り合いの武器屋にあげちまいやがったんだ」


「俺からすればこんな名刀を買えてラッキーだったんだけどね」


「お前この刀の力がわかるのか?」


 俺は咄嗟に失言をしてしまった。鑑定の事を知られるわけにはいかないのであたかもありそうな嘘をつく。


「俺の親父は侍だったからな。ちなみに俺もAランクの冒険者だからこの刀の価値くらいわかるさ」


「嬉しい事を言ってくれるじゃないか。あんたの名前は?」


「タカミヤユウキだ。ユウキで良いよ。歳は16歳だ」


「俺の2つ下か。ユウキとは気が合いそうだ。宜しくな」


 俺はさりげなく鑑定を使う。



マサムネ ナスノ

年齢 18 LV 18

種族:人間 職業:鍛冶師

体力:148

魔力:64

筋力:120

耐久:96

俊敏:46

スキル: 〔目利きLV5〕 〔鍛冶の才能〕


〔目利き〕:物の目利きができるようになる


〔鍛冶の才能〕:鍛冶師としての才能がとてもある。作ったものに様々な効果が付くようになる




そして俺はお気に入りの店を見つけ、さらに天照の製作者のマサムネと友人になった。




2つ名を決める予定がまだ悩み中です。なるべく早く決めたいと思います。

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