第4章 新生活★4★
俺はベッドに横になると部屋をノックされた。
「ユウキさん。まだ起きてますか?」
「ユーリか、あぁ起きてるよ」
ユーリが部屋に入ってくる。ギルドの制服と私服は見たことあるが今着ているのはうっすらと下着が透けているネグリジェだ。
「ユーリも飲むか?」
俺は部屋まで飲み掛けの葡萄酒を持って来ていたのでユーリにも進める。
「では少し頂きます」
注いだ葡萄酒を少し飲むとユーリの顔は直ぐに赤くなった。余りお酒に強くないのだろう。
「それでどうしたんだ?」
「私、ユウキさんと結婚出来て本当に嬉しいです。でも少し不安で‥‥‥ユウキさんは私のどこが好きですか?」
「どうしたんだ急に?」
「だって私は冒険者ではないので一緒に戦うことも出来ませんし、ミネアさんやユキネさん、サリーちゃんみたいに胸が大きいわけでもない。それに私だけまだ‥‥‥」
俺はそこでユーリがまだ自分だけ抱かれてないことが不安でそんな事を言い出したんだと気付いた。
「ユーリ、俺は確かに4人と結婚したけど皆同じくらい好きだからだ。順位なんて付けれないし付ける気もない。ただユーリがまだ俺と寝てない事で心配にさせたのは悪かった」
「いや、そ、そんな‥‥‥」
俺は葡萄酒を口に含みそのままユーリに口移しで飲ませる。急な出来事にユーリは驚いていたが酒の力もあり舌を絡ませながら葡萄酒を飲む。
「ユ、ユウキさん‥‥‥抱いてください」
そう言いながらユーリは俺に抱き付いてくる。俺は買ったばかりの大きなベッドにユーリを押し倒す。ユーリは酒に酔っただけではなく興奮しているのだろう。ユキネ程ではないが白い肌をしているユーリの体が少し赤く火照っているようだった。ネグリジェと下着を口づけしながら脱がせると、ユーリは手で胸を隠す。
「恥ずかしいです‥‥‥」
「そんなことないよユーリ、とても綺麗だよ」
ユーリの手をずらして俺は舌を這わせる。ビクンとユーリが反応する。そのまま下に行くと成人した女性だが大事な部分は何も生えておらず全て見えていた。エルフがそうなのかユーリが特別なのかわからないが俺は興奮してしまった。
「ユーリはとてもいやらしい体をしているな」
「恥ずかしいですユウキさん」
そう言いながらも興奮しているのが体の反応でわかる。ユーリは少しMっ気があるんだろう。その後も卑猥な言葉を掛けながらユーリを抱いた。俺も少し酔っていたのかも知れない。普段思っていても言葉には出来ないようなことをユーリに掛けたことが少し恥ずかしくなった。翌朝目を覚ますとユーリも起きていてネグリジェを着ていた。俺は後ろから抱き締める。
「おはようユーリ」
「ユウキさん、おはようござい、あっ」
昨日は恥ずかしがっていたのに今は普段通りだったので少しイタズラしたくなってしまった。ユーリに対しては少しSっ気が出てしまう。胸と下半身を触りながら耳元で囁く。
「昨日はとてもエッチだったのに今は普通なんだね」
「んっ、ユウキさん‥‥‥そんな事言わないで‥‥‥」
触っている箇所から湿り気を感じた時部屋をノックされた。
「ユウキ、ご飯出来たよ」
ノックとした後ミネアが入ってくる。
「ユウキ、ユーリ、朝からしようなんてズルいわよ!」
「してないって。な、なぁユーリ」
「そ、そうですよミネアさん」
「ならいいけど。ほら、ご飯だよ」
俺とユーリはぎこちない返事をして着替えを始めた。




