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第4章 新生活★3★

 流石に片付けるのも今日は大変なので明日にしようと言うことになり俺はお風呂の準備をした。女性達は一緒に入るとの事で俺は1人で入った。 新居のお風呂は宿屋のお風呂よりもかなり大きく5人は入れそうだ。機会があれば皆で入りたいな。そんな事を考えながら入った。女性達がいきなり入ってくるような展開もなかった。


「次は女性達でどうぞ」


「さぁ新しいお風呂に行くわよ」


「楽しみですね皆さん」


「日の本の国の温泉には叶わないだろうけど楽しみね」


「私は少し恥ずかしいです。皆さんスタイルが良いですから‥‥」


 そんな話をしながら女性達はお風呂に行った。


「さて、これからどうするかな。魔族の事もあるし依頼を受けてレベルを上げるにしてもベヒーモスクラスの魔物なんて早々いるわけないしな」


 ミネアやユキネはレベルも60を越えているので普通の魔物を倒しても中々上がらなくなっている。勿論Sランクの魔物ならば上がるのだがそんな魔物の討伐依頼なんて中々ないのだ。俺も成長の極みのスキルはあるがBランクやAランクの魔物を倒しても難しくなっている。


「一度ライトニングに会いに行ってみてもいいかもしれないな。精霊の森の近くの草原までは転移で行けるはずだし‥‥明日ミネアとユキネに話をして見るか」


 ミネアもユキネもエリス様と面識はあるので一緒に行っても良いだろう。レベルを上げるのも良いが英雄アレスの様に他の精霊からも加護を授かれば今よりも確実に強くなるだろう。上手く行けばミネアやユキネも加護を授かれるかもしれない。俺は年代物の葡萄酒を飲みながらリビングで寛ぐ。


「お酒が美味しいって思えるなんて俺も少し大人になったのかな」


 そんな事を思っている時お風呂では女性達が盛り上がっていた。


「凄い大きいお風呂ね」


「確かに。これならば足を伸ばしてゆっくり入れそうです」


 ユキネは日の本の国出身なので温泉を知っているのでそれと比較しているが、個人の家にこれ程大きなお風呂があるのは驚いていた。お湯を体に掛けて浴槽に入る。


「4人入ってもこんなに空いてるんだったら今度はユウキも一緒に入って貰おう」


「それは良いですね」


「少し恥ずかしいですけどね」


「‥‥‥‥‥あの、話を聞いていて思ったんですけども」


「どうしたのユーリ?」


「ミネアさんは、その‥‥ユウキさんとはもう‥‥‥」


「う、うん。1度ね、皆は?」


「私も同じです」


「わ、私も」


 皆がユウキと夜を過ごしたのに、自分だけがまだと知りユーリは落ち込んでしまった。


「ほ、ほら、私達は宿が一緒だったしね」


「そ、そうですよ。ユーリさんは自宅ですからたまたまですよ」


 周りが気にしてフォローするが、ユーリはどんどん涙目になってくる。


「きっと私は皆さんみたいに胸も大きくないですし女性として魅力がないんですよきっと」


「そんなことないわよ。ユウキがそんな事を思うような男じゃないってわかってるでしょ」


「それはそうですけど‥‥‥」


「それじゃあユーリはお風呂から上がったらユウキの部屋に行きなさい。でも覚悟しておいた方が良いわよ。ユウキはいろんな意味で凄いから」


「そうです。ユウキさんとすると何も考えられなくなると言うか離れたくなくなるんですよね」


「それわかります。確かにユウキさんのは大きいと聞いていましたけどもあれ程とは思いませんでした。だから初めは凄く痛かったですけど途中からは痛みよりも気持ちよさの方が大きくなって‥‥‥」


 恥ずかしがりながらサリーはユーリに自分の時の事を話す。


「そ、そんなになんですか‥‥‥私、大丈夫でしょうか?」


「1番年下のサリーだってこう言ってるのよ。頑張りなさい」


「わ、わかりました。お風呂から上がったらユウキさんの所に行ってみます」


 女性達がそんな話をしているとも知らず、流石に少し眠くなって来たので俺は寝室に行った。


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