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第4章 新生活★2★

 ユキネ、ユーリ、サリーはパーティーの食事を準備する。ユキネもおかみさんに教えて貰った日の本の国の料理を作っている。おにぎりやトンカツ、ハンバーグ、唐揚げ等俺の好物ばかりだ。ユーリとサリーはステーキやサラダ、サンドイッチ等カルナディアでよく食べられる料理を作る。ただいつもと違うのはジャスティ王が来るので食材はかなり高級な物を使っている。俺とミネアはダイニングをパーティー用にセットをする。あらかた準備が終わった頃、マサムネとムラマサさん、おかみさんにゴエモンさん、お義母さんが来た。


「ユウキ、凄い屋敷だな。まるで貴族みたいだ」


「色々あって安く買えたんだよ。普通の値段なら買えないよ」


 そんな話をしているとライルさん、レイラさん、ジャスティ王も来た。


「ユウキ、この屋敷も随分見違えたな」


「ジャスティ王、狭いですが楽しんでいって下さい」


 俺がジャスティ王と言ったことでマサムネ達は驚いている。


「お、おいユウキ、ジャスティ王ってまさか‥‥‥」


「あぁ。カルナディア国の王様のジャスティ王だ」


 ジャスティ王が来ることを知らなかった人達は急に緊張し始めている。


「今日は王としてではなくユウキの知人の1人として来たので気を使わなくていいぞ」


 ジャスティ王も気を使ってくれたお陰でマサムネ達も少しほっとしている。皆集まったので挨拶をして始める。


「今日は集まってくれてありがとうございます。料理もお酒も沢山ありますので楽しんでいって下さい」


 各自飲み物を準備するとジャスティ王が話始める。


「では俺が乾杯の挨拶をさせてもらおう。ユウキ、そしてユウキの妻達、結婚おめでとう。ユウキは男性としても冒険者としても尊敬できる男だ。きっと幸せにしてもらえるだろう。だがユウキも完璧ではない。そこを妻達で支えてあげて欲しい。それでは乾杯!」


 挨拶が終わると各自料理を取って食べたりお酒を飲んだりしている。男性達はかなり高級なお酒もあるのに驚き舌鼓を打っている。女性達は普段食べれない高級食材の料理を食べながら調理法や味付けなど話したりしている。宴は夜遅くまで続き男性達は皆酔いつぶれてしまっている。俺が皆にキュアをかけて酔いを冷まさせたのは言うまでもない。なんとか酔いを覚ましてパーティーは終了した。帰る際にムラマサさんが一言話していった。


「ユウキ、防具は完成したから明日にでも取りに来てくれ。今日は楽しかったよ」


「はい、明日伺います」


 新しい防具がどんな出来なのか今からとても楽しみだ。


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