第3章 報告★10★
必要な家具の買い物も終わり宿屋に戻り夕食を皆で食べた。その後仕事を終えたサリーとおかみさんも一緒にお茶を飲みながら話をする。
「屋敷の完成は明後日だから明々後日に引っ越しかな」
「サリーの代わりの娘も明日から来てくれるしこっちは心配しなくても大丈夫だからね」
「すみませんおかみさん」
「あんたが気にすることじゃないよ。むしろサリーの足を治してくれて嫁に迄貰ってくれて感謝してるよ。サリーも幸せそうだしね。後は早く孫の顔を見せてくれれば良いからね」
「もぅお母さん‥‥」
サリーは恥ずかしそうにおかみさんに話す。前にサリーと結婚するのでとミネアの時のように結納金を渡そうとしたら断られた。ミネアの足を治してくれてた恩人から受け取れないと言われたのだ。それに男性と結婚出来るなんて幸運な事なので気にしないでと言われてしまった。
「でも暇なときは私手伝いに来るからね」
「その時は頼んだよ」
「俺も何か食材になりそうな魔物を討伐した時は持って来ますんで」
話をしているとゴエモンさんがやって来た。今日もムラマサさんと飲んでいたらしい。なんでも日中にギルドで近場の討伐依頼を受けて飲み代を稼いでるらしい。
「明々後日に引っ越しするのか?ではその日の夜は皆を集めてお祝いだな」
「師匠はお酒が飲みたいだけじゃないですか」
「バレたか?ハハハッ、まぁ気にするな」
ただゴエモンさんの言うとおり引っ越しのパーティーをするのも悪くない。明日にでも知り合いの所を回って声を掛けよう。皆部屋に戻り俺もシャワーを浴びようとすると部屋をノックする音が聞こえた。
「ユウキさん、起きてますか?」
サリーの声だ。俺は扉を開けて部屋にサリーを向かい入れる。
「どうしたんだ?」
「今日家具屋さんで、ミネアさんとユキネさんの話を聞いたらもう二人とは、その‥‥」
サリーは家具屋での会話等で、俺がもうミネアとユキネの二人と関係を持ったとわかったようだ。
「う、うん。‥‥サリー、今日は俺と一緒に寝ないか?」
「!!‥‥‥う、うん」
サリーは驚いた様だが何処か期待していたのだろう。俺の誘いに応じたサリーはまだお風呂に入ってないようで、シャワーを浴びて良いかと聞いてきたので俺は了承した。サリーがシャワーを浴びていると、前に触ってしまったあの大きな胸を思い出してしまい我慢が出来なくなった。俺はお風呂場に向かいサリーに扉越しに話し掛ける。
「なぁサリー、俺も一緒に入ったらダメかな?」
「えっ!‥‥‥‥い、良いよ」
サリーは少し考えたようだが入っても良いと言うので俺も一緒にシャワーを浴びる事にした。




