表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/243

第1章 転生しました‼ ★14★

今回は少し長めになります。悪戦苦闘しながら読み応えのある戦闘シーンを頑張っていますがとても難しいです。

是非ブックマーク&評価お願いします。

俺は夕飯をすませ風呂に入り終えるとコンコンと部屋をノックする音がする。


「ユウキお兄ちゃん」


俺は部屋の扉を開ける。


「どうしたのサリーちゃん?」


サリーちゃんは恥ずかしそうに下を向いている。


「今日はネックレスありがとう。大切にする‥#♪※*」


サリーちゃんはまた顔を真っ赤にして走っていった。


「サリーちゃんどおしたの!」


物凄いスピードだった。何したんだろう?あっ!もしかしてこれか?俺は風呂上がりで頭を拭きながら上半身は裸だったのだ。俺、サリーちゃんとあまり話できてないなぁ等と考えながらベッドに横になる。そういえばレイラさん何の用事なんだろう?何か厄介ごとじゃなきゃいいけどな。俺はそのまま目を閉じ眠ってしまった。



翌日いつも通りストレッチを済ませて朝食を食べる。


「そういえば宿も延長しておかないとな。今の所持金は‥」


自分の所持金を確認すると金貨1枚、銀貨42枚、銅貨25枚とまだかなりの余裕がある。とりあえず俺は後5日延長する。銀貨3枚を払い少し早いがレイラさんに聞きたいこともあるのでギルドに向かう。レイラさんのカウンターにはまだ誰もいなかった。皆これから依頼に行くから買い取りカウンターは暇なのだ。


「ユウキ、早いじゃないか。」


「おはようございます。ちょっとレイラさんに聞きたい事があって」


「何を聞きたいんだい?」


「俺は鑑定のスキルを持っているから人のステータスやレベル、スキル迄わかりますし、武器とか物にかけるとランクや効果迄わかるんですけど、他の人達はどうしてるんですか?お店の人達は価値をわからず損したりしないんですか?」


「それね。ステータスやレベルとかはギルドにある水晶で見ることが出来るのよ。受付の所にあったでしょ。お店の人達は目利きっていうスキルがあって、道具の効果やランクがわかったりするんだけど、ベテランの人じゃないと覚えてなかったりするの。目利きのレベルが低いと効果が低くていい物だと感じる程度しかわからなかったりするの。あなたの鑑定は目利きのスキルと水晶の力を足したようなもんね」


(それであんな掘り出しもんがあったりするのか。俺は商人としてもやっていけそうだな)


「そうだったんですか。そういえば俺に何か用があったんですか?」


「そうだった。ちょっと私に付いてきな」


俺はレイラさんと一緒にギルドの2階の一室に行く。


「ちょっと座って待ってな」


少しするとレイラさんと一緒に一人の男性が入ってくる。身に纏うオーラがあきらかに他の冒険者と違う。


俺は手のひらを汗で濡らしながら鑑定を使う。



ライル・ファーレンハイト

年齢 42 LV 78

種族:人間 職業:ギルド長

体力:685

魔力:285

筋力:478

耐久:425

俊敏:762

スキル: 〔剣術LV7〕 〔風魔法LV3〕 〔雷魔法LV4〕 〔光魔法LV5〕 〔瞬歩〕 〔気配感知〕 〔気配遮断〕


「君がタカミヤユウキ君だね。レイラから話を聞いて君に興味があってね。私がここのギルド長をしているライル・ファーレンハイトだ」


「はじめまして、タカミヤユウキです。レイラさんにはお世話になってまして」


「時間をとらせて悪いんだが早速私と模擬戦をしてもらえないか?」


「Fランクの俺がSランクで〔閃光〕の2つ名を持つライルさんとですか」


「でも君の実力はFランク何かじゃないんだろ?少なくてもBランクはあると思うんだが」


そう言いながらニヤリと笑ってくる。俺はレイラさんの方を見ると気まずそうに目を反らす。


「わかりました。良いですよ」


「よし、今から地下にある鍛練所に行こうか」


俺達3人が地下の鍛練所に向かっているとその光景を見て、他の冒険者達が騒ぎ出す。「あの子誰よ?」とか「この間のイケメンじゃない!」とか普段なら照れる所だが今はライルさんとどう戦うか考えていた。


(まともにやったら歯が立たないだろうな。さて、どうするかな?)


鍛練所に着くと後からもギルドにいた冒険者がゾロゾロと付いてくる。他のギルド職員迄来る始末だ。俺とライルさんが向かい合う。


「武器は木製の物があるからそれを使うけど何がいい?」


「じゃあ剣でお願いします」


俺はライルさんから剣を投げ渡されそれを受け取る。ライルさんも剣を構えている。レイラさんが審判をするようだ。


「それじゃあ始めるよ。魔法を使ってもいいが相手を殺すほどの強力なのは控えるんだよ」


ここで見物人達は俺がライルさんと模擬戦をすることに気付いた。いたるところから「ライルさんも遊びが過ぎる」とか「相手になるはずがない」、「負けたあの子を介抱してそのまま頂いちゃおう」等と怖いことを言う女性もいた。


「準備は良いかい?始め!」


俺は剣を構えライルさんの隙を伺う。ライルさんは特に構える訳でもないが全く隙がない。もう少しステータスに差がなければスキルの差で俺が勝つだろう。だが今は差がありすぎる。レベルが30程違うのだ。俺は剣を構えたまま距離を縮め横に凪ぎ払うがバッグステップでかわされる。


「いい太刀筋だね。次はこちらから行くよ」


ライルさんが構えたとたんに視界から消え、驚いていたらいきなり目の前に現れ剣を振り下ろしてくる。咄嗟に剣で受けるが一撃では終わらず、まるで嵐のような連撃を繰り出してくる。俺は紙一重のところで何とか受けるが攻撃は止まらず、それどころかどんどん速くなってくる。遂に俺は受けきれなくなり攻撃を受けてしまう。俺は吹っ飛ばされるが何とか体を一回転し着地する。


「オークソルジャーを倒したんだろ?まさかそれが全力じゃないよね?」


「全力出したら見物人に被害が出ちゃいますし」


俺が少し強がりを言って見せるとライルさんは見物人に向け魔法を唱えた。


「サンダーボール」


雷の玉が見物人に向かって飛んで行くが当たる寸前で見えない壁に阻まれて消滅する。


「その点は心配しなくても良いよ。ちゃんと結界は張ってるから」


「わかりました!」


そう言い終えるのと同時に俺は詠唱破棄でサンダーボルトを使った。ライルさんは驚きながらもギリギリでかわした。


「君は剣士かと思っていたが‥‥まさか詠唱破棄とは。一体君は何者なんだい?」


「ただのFランクの冒険者ですよ」


俺はそう言いながら剣を凪ぎ払いそれに合わせて風魔法を使う。

俺は頭の中でウインドカッターとイメージする。そうすれば斬撃を飛ばしてるように見えると思ったからだ。ライルさんはそれに気づきウインドカッターを跳んで交わす。


「随分器用なことをするね君は」


「想像力豊かな厨二病なんでね」


「厨二病?それも私が勝ったら教えてくれるかな?」


そう言いながら先ほど迄とは比較に成らないほどの早さで俺の後ろに現れる。剣で受けるもとてつもない力で飛ばされるが、その先にはライルさんはもう移動しており俺は防御が間に合わず攻撃をくらってしまう。そのまま弾き飛ばされ結界にぶつかり俺は倒れてしまう。


意識を失いそうになると、俺の後からユーリさんが目に涙を浮かべながら声を上げている。


「ユウキさん頑張って!」


「くっ、女の子を泣かせるほど心配させちゃ男がすたるよな」


俺はヒールを唱えて痛みを治しから覚悟を決める。


「魔力闘衣」


俺は雷の魔力を纏いライルさんめがけて走り出した



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ