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第3章 Sランク冒険者★20★

投稿遅くなってすみませんでした。

 ユキネは俺が言ったことを気にして今までとは違う攻め方をしている。今までは居合いメインの戦いだったが、ベヒーモスのような大きな相手で更に耐久が高い相手ではダメージを与えることができない。だが神速のスキルを得たユキネなら居合いで1度に数回斬ることが出来るはずだ。一撃の破壊力ではなく手数で勝負する戦闘スタイルに切り替えている。だが惜しいのは今の戦い方に刀が合っていない。ユキネの刀はごく普通の刀だ。


「ユキネのスタイルにあった刀をマサムネにお願いしてみるか」


 俺は天照に魔力を込めてユキネに気をとられているベヒーモスの首を切り落とす。一人だとこんなに簡単に倒すことは出来なかっただろう。パーティーで戦うことがこんなにも戦闘を有利に進めれるとは今更ながらに気付いた。そしてミネアやユキネを見て改めて戦闘はレベルだけではなくスキルが如何に重要か思い知らされる。この調子なら二人も直ぐにSランクの魔物を1人で討伐出来るようになるだろう。


「よし、終わったな」


「ベヒーモスなんて言う伝説の魔物をこんな簡単に倒せるなんて思わなかったわ」


「そうですね」


「2人のスキルがそれほど凄いスキルなんだよ」


 俺は倒したベヒーモスをアイテムボックスにしまい転移を使ってギルドに戻る。そのままユーリに依頼完了の報告をする。今回は不確定な以来なので報酬は金貨1枚だけだったが、討伐したベヒーモスはそのまま貰えるらしい。俺達はレイラさんに買い取りと解体をお願いする。


「それにしてもベヒーモスなんて解体することになるとは思わなかったよ」


 俺はベヒーモスの死体を鑑定してみると牙と爪そして皮が素材として使えるようだ。レイラさんに伝えると肉は固くて食用にはなりそうにないと言うことだ。鑑定でも肉についてはわからなかったので食べても美味しくないだろう。


「買い取りはどうするんだい?あの伝説のベヒーモスだ。かなりの値段になるだろうけど‥‥」


「半分は引き取ります。半分は買い取りでお願いします」


「わかった。でもベヒーモスの素材なんて初めてだから査定は大体の感覚だよ。市場に出たらどれくらいの価値かわからないし」


「大丈夫ですよ。お金には困ってないので」


「爪が8本、牙が1本、後は皮の分で合計で金貨70枚だけど良いかい」


「はい。有り難う御座います」


 またかなりのお金を稼ぐことが出来た。取り敢えずこれを使ってユキネ用の刀を新調しようと思いマサムネの所に向かった。

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