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第1章 転生しました‼ ★12★

昨日寝落ちしてしまい、昼に投稿出来ませんでした。

明日はちゃんと投稿します。エールを込めてブックマーク&評価お願いします。



「んっ。気を失ってたのか?」


俺は目を覚まし起き上がろうとするがまだ身体中に激痛が走る。俺はヒールを使うが痛みが取れないのでハイヒールを使うと痛みは治まった。


「身体に無理をさせ過ぎたのか?まだ魔力闘衣を使うにはステータスが足りないか。もっとレベルを上げないとな。でも良く気を失っている間に襲われなかったな」


俺は知らなかった。オークソルジャーがこの森の魔物のトップに君臨していたこと、そしてそのオークソルジャーの剣を握っていたため、他の魔物から襲われなかったことを。


「戦利品としてこの剣を貰っていくかな」


俺はオークソルジャーの剣に鑑定を使う。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

オークソルジャーの剣

ランク:B

オークソルジャー愛用の剣。使用者の筋力と耐久が上昇する。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


「そのまんまかよ!もっといい武器買わないとな。どうせなら日本刀ないかなぁ?妖刀とかかっこいいよな」


俺は戦国物のゲーム等が好きだったから西洋の剣よりも刀の方が好きなのである。


「帰って武器やでも覗くかな。あっ!サリーちゃんから昼御飯を貰ったんだった。食べたらさっさと帰ろう。流石に疲れたしな」


俺はサリーちゃんから貰った昼御飯を食べる。ハム、卵、チーズを挟んだサンドイッチだ。


「うん。旨いな。帰りに何がお土産でも買ってくかな」


サンドイッチを食べ終えた俺は街へ戻り、ギルドでオークを引き取ってもらいに行く。


ギルドの買い取り所へ入るとレイラさんは別な冒険者の対応をしていたが俺に気付くと声をかけてくる。


「ユウキ、ちょっと待ってな」


レイラさんはその冒険者が出ていった後俺に言う。


「ユウキの事だから回りの目がない方がいいんだろ?」


「助かります。なるべく秘密で行きたいんで」


「そりゃそうだ。んで、今日はどうしたんだい?」


「また魔物の買い取りをお願いしたくて」


「それじゃあここにだしていいよ」


俺は先ずはオークを出す。レイラさんは驚き俺に聞いてくる。


「ちょっとオークって‥!ユウキ?あんたFランクじゃなかったかい?」


「そうですけど‥‥」


「スキルだけじゃなく、強さも規格外って事かい‥‥」


「後もう1体あるんですけど‥‥」


「2体って‥‥呆れて何も言う気にならなくなるよ」


俺はオークソルジャーも出す。オークは体長2メートル位だったがオークソルジャーは其れよりも大きく体長3メートル近くある。レイラさんが固まって動かなくなってしまった。


「レイラさん?‥‥‥レイラさ~ん!」


俺は何度も呼び、固まってしまったレイラさんを何とか現実世界に引き戻す。


「オークソルジャーって‥‥。私でも討伐できるかどうか‥‥ユウキ、オークソルジャーは討伐ランクBの中でもでもかなり上位なんだよ」


「討伐ランクですか?」


レイラさんは討伐ランクを説明してくれる。魔物には討伐ランクというのがあり、冒険者のランクのようにFランクからSSランク迄ある。そのランクの中でも強さがありオークソルジャーはBランクの中でもトップクラスに強いらしい。


「ユウキ、聞いてもいい?今レベルっていくつ?」


「今48ですけど‥‥」


「あんた私より上だったのかい。まだ若いのにかなりの修羅場を潜ってきたみたいだね。そうだ、査定だったね。ちょっと待ってな」


レイラさんが査定をしてる間は誰も入った来なかった。こんな若造か大物2体も持ってきていたらまた騒ぎになっていただろうし良かった。


「査定終わったよ。オークは銀貨70枚、オークソルジャーは金貨1枚と銀貨20枚で合計金貨1枚と銀貨90枚だけど良いかい?」


「結構するんですね。お願いします」


「普通はソロで狩ったりしないんだよ。パーティーで分ければそれなりだしね」


俺は金を受け取りギルドを出ようとするとレイラさんが聞いてくる。


「なぁユウキ、明日は何か予定あるかい?」


「特に何もないですけど」


「じゃあ明日昼前に1度此処に来てほしいんだけど良いかい?」


「わかりました。じゃあ明日の昼前にまた顔出しますね」


俺はギルドを後にし武器屋へ行くことにする。今の所持金で刀が欲しいのだ。他にも何か防具と服も買わないといけない。宿屋のお金も残さないといけないし、サリーちゃんへのお土産も欲しい。武器屋に着き中に入ると筋肉質の女性がカウンターに座ってる。辺りを見回すとほとんどが西洋風の剣や槍、弓等ばかりだった。


「いらっしゃい。どんなのを探してるんだ」


「刀とかってありますか?」


「確か東の小さな国で作っている剣だな。1本だけならあるぞ。ちょっと待ってろ」


店主はカウンターの奥から1本の刀を持ってくる。


「何年か前にその島出身の冒険者が売ってったやつだ」


俺はその刀に鑑定を使ってみる。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

鉄刀

ランク:D

伝統の技術で鍛えられた一般的な刀

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


(刀はあったがあまり良さそうじゃないな。これならオークソルジャーの剣の方がましな気がする)


「気に入らないか?確かもう1本そこのセール品の中にあったはずだがあまりオススメは出来ないぞ」


俺はセール品の中からその刀を探す。その刀を見たとき直感的にこれは買わないといけないと思った。鑑定してみる。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

天照

ランク::S

自分の魔力を込めると切れ味が上がる。属性も付与する事ができる。魔力を込めないと鉄刀よりも切れ味が悪い

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


(これだ!まさに武術と魔術を極めた俺の為の刀だ)


「その刀は少し前に来た東の国で鍛治師をやっていた男から貰ったんだ。こんな剣はサムライには使えないとか言って、欲しけりゃくれてやると言ってたから貰ったんだが、俺も試し切りをしたんだか切れ味が悪くてな」


「是非この刀を売って欲しい。いくらですか?」


「そこのセール品は全て10銀貨だ」


俺は10銀貨を払い刀を受け取る。店主はこんななまくらどこが良いんだかと言うので少し後悔させてやることにする。金はもう払ったし正式に俺の物だからな。

俺はアイテムボックスからオークソルジャーの剣をだし左手に持ち前に出す。店主は一瞬ギョッと後退りしたが俺は前に出したオークソルジャーの剣に魔力を込めた天照を振り下ろす。すると金属がぶつかり合う音もせず、バターを切るかのようにオークソルジャーの剣が切れた。折れたのではなく切れたのだ!俺は店主を見てニヤリと笑みを浮かべる。店主は口をあんぐりと開け驚いている。


「なんだその切れ味は!あたしの時はそんなに‥‥‥っていうかその剣オークソルジャーの剣じゃないか!金貨1枚はする剣だぞ!試し切りに使うなんてもったいないことして!」


「!?」


俺はそのまま2つに切れた剣を残し店を出る。


(マジでそんなに価値があったのか?格好つけなきゃ良かった)


俺は名刀を安く買ったつもりが金貨1枚を無駄にしてしまい肩を落としながら防具屋に向かった。



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