ここまで堕ちてしまったら、彼氏なんてできなくてもいい。
貴女をを襲ったあの日から何週間か経つけど、ずいぶんと私に従順になったものよね。あの日の夜ご飯に仕込んでいたクスリ、ちゃんと効いていたみたいで良かったわ。
でも、内心私も本当に焦っていたのよ? 私達の周りが全員リア充になって、余り物だった私達が少し浮き始めて、とうとう自分も彼氏欲しいだなんて言い出すんだもの。だから急いで練習にかこつけて色々やったのよ? 元々あった思考を無理矢理ねじ曲げたせいで私と貴女との間に格差ができたような気がするけど、貴女が悪いのよ? 貴女が異性愛者だから。
でも、今ではすっかり私のモノ。今日だって授業が全て終わるやいなや、私の腕をとってトイレに連れ込み、蓋を閉めた便器に座ってだらしなく脚を開きながら私に懇願するんだもの。
「また、疼くの」
「そう。じゃあ、どうにかしないといけないわね?」
「…して、ください…」
「貴女がそこまで言うなら、しょうがないわね」
私は、ゆっくりと貴女に向けて手を伸ばす。
「そう」
「これも」
「「練習だから」」
どうも、壊れ始めたラジオです。
本作品は、元々Twitterで見かけた「練習百合」という物に惹かれて書き始めた物です。なろうのダイレクトメッセージ、Twitterのダイレクトメールで随時ネタを募集中です。来たら取り敢えず考えて、妄想が膨らんだら書きます。
また、本作品の感想などもいただけると非常にうれしいです。
同著者の他作品も是非ご覧下さい。
それでは。