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私とストーカーと魔法の学校  作者: WLCノベル
プロローグ
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00 プロローグ

「近づかないで!」


 私は叫んだ。


「私の半径50メートル以内に近づかないで!!

 近付いたら、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金になるわよ!!」


 つきまとい、待ち伏せ、押しかけをした彼の行為は、警察も認めるところだ。

 それらはすでに禁止行為とみなされ、罰則が設けられている。


 しかし、


「君を殺して俺も死ぬ!!!」


 ぎゃーーーー!


 目が完全にイッている。

 いや、実際のところ、警察が介入した時には、すでにイッていた。


「オチケツ……おちけついてついて」


 なんとか相手を落ちつかせようと発した言葉は、極度の緊張により、魔法の呪文のようになっていた。

 こんなことになったのは警察のせいだ。

 ここ一カ月ヤツが私に近づくことがなかったからといって、どうして警護を止めたのか。

 市民の血税をなめるな、と、言いたい。


 いや、本当は分かっている。

 自分が払っている税金の全額を合わせても、毎日自分を警護するボディガードを雇う金額には達しない。

 冷静に考えれば、警察の介入から1ヶ月、毎日警護して、今でも三日に一回は様子を見に来てくれる、今の状況は、破格の待遇だろう。


 だが、だからといって、目の前にある鋭利なナイフを認める気にはならない。

 ちなみに、致死率を上げるには、ナイフで腹を刺した後、グチャグチャに内臓をかき混ぜるとよい。

 ヤツはそこの所をよくわかっていた。


 というか、三日に一度は身辺警護をしてもらっている私をここまで見事に狙い討ったのだから、ヤツの計画はかなり周到だったのだろう。


「これで君はもう誰のものにもならない……君は、俺だけのもの……」


 私は薄れゆく意識の中で、私の腹に突きさし、内臓をかき混ぜたナイフで、恍惚と自分のノドを切り裂く、ヤツの狂気をまるで冗談のように眺めていた。



 -----------------。



そして現在。


「なんで転生なんかしてんだよ、この浮気者のドビッチがーーーーー!!!」


「黙れクソストーカー!!! 今度はこっちから殺ってやる!!」


私とヤツは前世の記憶を持ったまま転生した。

ある貴族の家の、姉と弟として。


……ヤツのストーキング神レベル。

初投稿につき手探り状態です。

いろいろわかってきたら、後で修正する可能性ありです。

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