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第一話

シンゴさん、黄金拍車さん感想ありがとうございます!

続けて投稿です。

ではどうぞ。

「はじめまして私たちの赤ちゃん。生まれてきてくれてありがとう。」


「お前の名前はソル…ソル・アーヴリングだ!強くたくましい男になれよ!」




「ぁう〜」


こんにちわ!遠藤彼方改めソル・アーヴリングだ!

気づいたらもう生まれていたようで今は両親にのぞきこまれている。


それにしても今度の両親はかなりの美形みたいだ。

父親の方は銀色の短髪にダークレットの瞳のかなりの美形で細マッチョな体型をしている。

母親の方は肌が雪のように白く緑色のストレートヘアに温和そうなエメラルド色の瞳のこれまた美女で折れそうなほど華奢な体型をしている。

そんな二人から生まれた僕もかなりの美形になるんだろうな…まぁイオンだけどね。


正直現状確認とかしたかったが生まれたてだからか僕はすぐに眠くなっててしまった。赤ん坊は不便だな早く大きくなりたい。そのためにも眠たいときに思いっきり寝なくちゃな。じゃ、おやすみー







それから数カ月たって僕が1歳になる日がきた。


ここまで長かったなぁ…赤ちゃんになるのがこんなに恥ずかしいことだったとは思わなかった。主におしめとかね。せめてトイレは一人で出来るようになりたいな。数年かかるけどがんばるぞ。


この数カ月で確認できたことはかなり少ない。両親の名前は父がオルディオス・アーヴリング、母がシーラ・アーヴリングという。


家は見た限りでは結構な大きさだが華やかさがあまりないので貴族ではなさそうだ。前に父が商談をしているところを見たことがあるのでおそらく商人の家系なのだろう。母は結婚する前は魔術師をしていたらしい。この前回復魔法をしているところを見たことがある。今のところはこんなかんじである。


この家にはメイドさんとかお手伝いをする人はかなり少ない。メイドのアンナちゃんにコックのバルドに庭師兼護衛のタナカさん位だ。でもそのほうが行動しやすいから良いけどね。


ステータスとかどうやって確認するのかが未だにわからない。しかしなんとなくだけど魔力のような力と特典の力のようなものが感じられるのでまぁおいおい分かってくるだろう。


まずはハイハイをうまくしていずれは早く歩けるようにしたいな。そうすれば行動範囲も広くなるしね。








今日はなんだか家の中も外もバタバタと落ち着かない。


なんかイベントでもあるのかなーとぼーとしてたら母さんに抱きかかえられた。おでかけかいママン?


そしていつの間にか教会らしき建物の中にいた。そばには僕と同じくらいの赤ちゃんが数人いる。

僕たちが真中に集まっていてそれを大人たちが囲んでいるという状態だ。


それにしてもきれいなところだな。村に存在する教会だから大きさはそんなにないが、きらきらしていてステンドガラスとかとてもきれいだ。


教会に見入っていたらこの教会の神父様みたいな人が入ってきた。


「皆さま今日はお集まり頂きありがとうございます。これより契約の神ミスラの名のもとに契約の儀を行いたいと思います。」



しぃん


神父さんの声が教会に響いたとたんあんなにガヤガヤしていた大人たちがいっせいに静かになった。


「契約の儀とは契約の神ミスラの力を借りこの世に生を受けた尊い命達を歓迎する儀式であります。対象者はこの世に誕生して一年がたった者たちです。ではシスターお願いします。」


神父さんがそういうとシスターと思わせる格好をした女性が数人入ってきた。

そして一人ひとり赤ちゃんを抱き抱えると十字架の前に立っている神父さんの前に並び始めた。

僕の前の何人かが終わりついに僕の順番になった。


「汝の名はソル・アーヴリング!そなたに契約の神ミスラの祝福を!」


そう言って僕の胸のあたりにかざした神父様の手が黄金に光り始めた。これもスキルなのかな。

光が収るとそこにはくるくると宙に回る一枚のカードが表れた。

カードが僕の手に渡るとステータスらしきものが僕の頭の中に流れた。



名前 ソル・アーヴリング


年齢 1歳


レベル 1


HP 8/8


MP 12/12


体力:5 力:4 素早さ:6 賢さ:10 運:EX




「今あなたの頭の中によぎったのが貴方のステータスです。このカードは契約の神ミスラの祝福の証であり自身の成長を示してくれるものです。ステータスは念じれば頭の中に現れます。他の人間にはみることができません。さらにこのカードは身分証明書の役割をもっていて町の様々な施設を使うのにも必要です。ですから決してなくさぬように。

今度あなたが訪れるときはさらなる成長を遂げるときでしょう。では次の方」



これでステータスが見えるようになった。スキルや装備は確認できないみたいだな。


そんな感じで気づいたら皆終わっていたようで既に解散していた。



「無事に終わってよかったわね〜」


「やっぱり赤ん坊の中ではうちが一番かわいかったな!」


僕は母に抱かれ父に頭をワシャワシャなでられながら家に帰った。


なにはともあれステータスカードが手に入った。これからなにをしようかあれこれ考えているうちに眠りにおちた。
















どこで改行するか悩むー

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