表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私を殺したいのは誰ですか? 〜離縁された母と共に伯爵令嬢は辺境で平民暮らししてるのに、初恋の第三王子に求愛されています〜  作者: つーかたかさん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

27/30

26  番街編 牢屋に3名ご案内です

よろしくお願いします。

何故私が、平民の牢屋に入れらるのだ!?

ダリオンは怒りに震えた。

地下牢の最奥、突き当たりの牢に入れられた。

粗末なベッド。掛布。


しばらくして、40歳位の男が連れられて来て牢に入れられた。ドンツキの私の牢の前の通路を挟んだ右に入れられた。

少ししてから、18歳位の若者が左側の牢に。



平民と同じ空気を、吸わねばならんとは!!


「エラソーなおっさん、あんた、何したんだ?」

40男が話しかけてきた。


「ふん!我が家の血を偽った娘を、排除しようとしただけだ」

そう思っていた。何も悪いことでは無いと。

嫁が不義密通した赤の他人の子だと思っていた。だからマリーアンの殺害依頼をした。


、、、知らなかっただけだ。

マリーアンがアレックスの娘だったとは。

姉上の孫娘。

知っていたら、あんな依頼しなかった。ザステイルの後継と認めた。

私は悪くない。


「ふーん。貴族かよ。金持ちは欲深いな。ゴウツクバリさん」

男が嘲笑う。


無礼な男だ。


「ホント、そう。何も悪いことしてない女の子を、殺そうとしたんだ。悪い人だね、ジジイ」若者。


「オレは自分のためにしか殺してないぞ。腹が減ったから殺したし、金を取ろうとしたら抵抗しやがったから、殺したな。言い訳はしねえ。オレはオレのために殺す。持ってるヤツから奪う。でないと、オレが食えなくて死ぬ。ゲームは終わり。負けた。オレが死ぬ番だ」若者が晴れやかな顔で笑った。


何だコイツは、、、動物か?


「王都の浮浪児か。そんなもんだな。オレも似たようなもんだ」40男。


「オレも人殺しだ。処刑を待つ。もう死にたい。あの世で謝罪したい。生きてる人間にも、謝る相手が多い。、、、謝っても、無理だから、死ぬしかない」40男。


「お前らは殺人犯か。処刑されて当然だな。私は違う。私は誰も殺していない」ダリオン。


「殺しを依頼したなら同じだろ。直接殺したのと同じだ。変なジーサン」若者。


「気が合うな。オレもそう思う。野菜を切る人間と、包丁、野菜。野菜を切ったのは人間だ。包丁はただの道具だ。依頼主が犯人だ」40男。


「ふん。屁理屈を。穢らわしい。私の手は血にまみれていない。お前らとは違う。生まれの差だな」

ダリオンが蔑みの目を彼らに向けた。虫けらをみる目だ。


「そうだな。オレらは屠殺場で家畜を殺す。食うのはお前ら。上等な肉はオレらの口には入らねえ」40男が笑う。


「あんたらが何言ってるかわかんねー」若者。


「分からんでいい。どうせ俺達は処刑だ」40男。


「私は処刑などされん!」ダリオン。


「変なジーサン。どーでもいーや。

あーあ、あの子殺すの失敗して良かった。女の子は殺さない主義だからさー。

オレさー、スラムで悪い奴らに捕まって、女の子殺すこと、やらされたんだ。失敗して良かった。何なんだろ、あの力。でも、もう無くなった。アレがあったら鍵開けれたのにさー」若者。


コイツは何を言った?変な事を言ったぞ。


「お前『解錠』できたのか?鍵を開けれたのか?」

40男が、声を張り上げた。


「うん。急に出来る様になった。どんな鍵も開けれたんだ。空き巣しほうだいで便利だったのになー」若者。


ガシャンと40男が若者の牢の方に向かいて、鉄格子を掴んだ。

「お前の母親は?シーラと言わなかったか?」


「シーラ、うん、なんか聞き覚えある。ちっせえ時な。そんな名前の女が世話してくれた。そいつが死んで、それから外で暮らした」若者。


「な、な、お、お前の名前は?」

40男。

「レオン」若者。


ふーん、コイツラは親子だったらしい。

クズの子はクズ。

殺人犯の子は殺人犯になったか。血は争えんな。ふん。


「オレはディオン、たぶん、お前の父親だ。、、、おい、アンタ、ザステイルか?」40男。


「ああ、そうだぞ」

ふふん、とダリオン。


ディオンが笑い出した。

「そうか、そういう事か。ダリオンさんよー、カリアって女を知ってるか?」ディオン。


「知らん」ダリオン。


「ハハッ。お前はそういう男だ。クズだ。

俺も『解錠』を持つ。俺の子供のレオンもな。アイツラは俺等をここで、会わせたんだ。

アンタが殺したかったのはマリーアンだろ?

オレもマリーアンを殺そうとした。

ハハハッ。レオンもだろ?」


「マリーアンて誰だ?」レオン。


ディオンが笑う。ヒーヒー笑う。、


「クズ男の子供はクズ!オレもクズ!オレの子供もクズだ!オレらは人殺しだ!血だ!人殺しの血だ!」

ディオンと言う名前の男が笑い続けた。


「気持ちの悪い男だ」

ダリオンがつぶやいた。

ダリオンは最後まで気づくことは無かった。





お読み頂きありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ