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私を殺したいのは誰ですか? 〜離縁された母と共に伯爵令嬢は辺境で平民暮らししてるのに、初恋の第三王子に求愛されています〜  作者: つーかたかさん


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15/16

14 えっ???

よろしくお願いします。

結局、マリーアンはリモールド辺境伯領にトンボ帰りした。

王都デートを計画していたラインハルトはしょんぼりだ。


マリーアンは完全にヘソを曲げた。

「教えてくれないのなら、私も口を利きません」

「子供みたいな事を」と言われたら

「私は子供なので教えてもらえないし、子供なので婚約、結婚は出来ません」


「ご機嫌を直して」とラインハルトに懇願されてもマリーアンはだんまり。


1人でリモールド辺境伯領に帰ると言い張った。


ラインハルトの同行も拒否。

かろうじてリサの同行は頷いた。


マリーアンはリサと馬車でリモールド辺境伯領へ向かった。


領都ルドルへ着いて翌日。

「早めに帰ったので」

マリーアンは残りの休暇を取り消して仕事に出た。


マリーアンはしばらくの間、雑用を上司に言いつけられた。


「備蓄倉庫の検品をしてくれ。食品の傷んだものは捨てろ。傷みのある物は寄付に分類してくれ」と上司。


ルドルの備蓄倉庫は地上1階と地下に2階ある。

1階は穀物と水、地下1階に日用品、衣類や医薬品、地下2階に加工食品だ。


上司がマリーアンに鍵を渡した。

「備蓄倉庫の鍵だ。地下に下りる階段は倉庫入り口の西側にある。木の扉で蓋してある。

地下1階は2部屋ある。備蓄室と仮眠室だ。仮眠室は備蓄室の奥な。昼寝するなよー。

地下2階へ下りる階段は備蓄室の方にある。魔法ランプ持ってけ。魔法ランプも備蓄用品にあるから、魔石の切れそうなのも出しといてくれ」上司。


「出来る限りはしますけど、今日で終わりますか?その作業」マリーアン。

「お前の取った休暇はあと5日だろ。そんだけの間にやってくれ」上司。


魔法ランプと水筒を持ってマリーアンは備蓄倉庫に向かった。

備蓄倉庫は領都府敷地内、正面入り口の近くにある。


早速仕事を始めるマリーアン。

「水の樽は保存魔法をかけてるから大丈夫ね」

樽を一つ一つ手に触れて調べるマリーアン。

樽に保存魔法を重ねてかけていく。

マリーアンは父方の『ギフト』継承はしていない。

貴族女性は母方の『ギフト』を継承する。


「この樽の保存魔法は切れてる。水もダメ」

マリーアンが樽に大きく赤インクで✘を記した。

腐っている物に赤インクで✘、少し傷んで期限が近い物には保存魔法をかけて青インクで✘して行く。


マリーアンが受け継いだ女系ギフトは食べ物等の保存魔法と鑑定である。

さらに食べた物の毒鑑定、解毒ギフトを持つ。

母ジュリアの女系一族は王宮や高位貴族家でそのギフトで職に就く者もいる。


ギフトの鑑定を使ってマリーアンはサクサク備蓄倉庫の1階を仕分けし終えた。


地下の入り口も直ぐに見つけ、マリーアンは魔法ランプをつけて地下1階へ下りた。


地下倉庫1階へ下りたマリーアン。

備蓄倉庫の扉を開けて入った。

広さを見るため、備蓄倉庫を一周して歩いいる最中。

仮眠室の扉がいきなり開き、マリーアンは仮眠室に引きずり込まれた。

ベッドが一つだけの仮眠室は3メートル四方の狭い部屋。

そこに男が3人いた。ぎゅうぎゅうである。


仮眠室のベッドに突き飛ばされるマリーアン。

「ここで待ってりゃ、女が来て、好きにしていいって金までくれたんだぜ」

「早速楽しもうか」

臭い体臭の中年男がニヤニヤしてマリーアンにのしかかろうとした。


バシィ!男が跳ね飛ばされた。

部屋に入った気配もないのにリサがいた。

同時に仮眠室のドアが閉まった。

バタン!ガチャリ。


男達人はギョッとして扉を見る。


リサがドアノブを回す。ガタガタ扉を開けようとしたが、開かない。


「やられた。閉じ込められました。閉じ込めるのが狙いだったか」リサ。


「何なんだ?!」

「何で閉じ込めるんだ、」

「おい、俺等も騙されたんだ!」

中年男達がドアに何度も体当たりした。

ドアは動かない。


「これは、もしかして」リサ。


部屋の階下からバチバチと燃える音がする。


「閉じ込めたヤツが地下2階に火をつけましたね」リサ。


「な、な、なんでだ?」男。


「あんたらに言うことはない」リサ。


「クソー!どうせ死ぬなら!その前にお前らを!」

「お、おう!」

男がマリーアンに掴みかかろうとした。


バシィ!

男達が、勢いよく壁に叩きつけられた。男達は気絶。


リサはベッドを入り口の近くに寄せた。男達を奥の壁際に蹴飛ばした。

「下からの火事で床が熱を持ち始めています。ベッドに上がって下さい」リサ。


「火事に気が付いて、助けが来るよね?」マリーアン。


「助けが来てもココにはたどり着けないでしょう。封印されてます。この部屋。そして、隣の備蓄倉庫もです。もう1人影がいるはずですが、物音がしない。

、、、隣からしか地下2階へは下りれません。消火作業は出来ない。考えましたね、犯人」


「さ、酸素!空気が無くなれば、燃えなくなるよね?!鎮火するよね?!」マリーアン。


「地下2階の空気穴はあるでしょうね。燃え尽くすまで燃えるかと」リサ。


「ひいっ。ココは?煙は来てないけど?」マリーアン。


「封印されたと思うのは煙が来てないからです。いづれこの部屋の酸素も尽きるでしょうね。どのみち、私達は死にます。

犯人は私をこの部屋に入れる為と酸素消費の為にあの男達を用意したのでしょう」リサ。


「なんで冷静なのお!??!!」マリーアンは絶叫した。



お読み頂きありがとうございました。

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