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私を殺したいのは誰ですか? 〜離縁された母と共に伯爵令嬢は辺境で平民暮らししてるのに、初恋の第三王子に求愛されています〜  作者: つーかたかさん


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10/18

9 5年ぶりの王都

よろしくお願いします。

マリーアンは休暇願いを出して王都へやって参りました。


ラインハルト様と、私の溺死を阻止した能面顔の影さんと一緒に馬車の旅です。ふかふかクッションです。内装も豪華です。快適です。


王都に行くにあたり、ラインハルト様に呼ばれて辺境伯家へお邪魔しました。

貴族令嬢のドレスや靴、装飾品を山程用意されていました。

私も辺境伯様のご友人の娘さんとして、王都へ出発しました。


馬車に乗り、辺境伯領を出るとラインハルト様は

「髪の色を戻すか」

と言って魔法で髪色を白金に戻しました。

出会った頃のラインハルト様を思い出します。

素敵、、、。

黒髪のラインハルト様はワイルドな感じでしたけと、白金だと「ザ・王子様」です。

どちらもカッコ良い。見とれそう。


「おっ、マリーアン、惚れ直した?」ラインハルト様がにっこりしました。

「ち、違います!」

マリーアンは慌てて言った。


「そうか?そうだ、辺境伯夫妻とチビらに土産を買おうな。マリーアンが選んでくれたら嬉しいな」ラインハルト様。


辺境伯ご夫妻は終始ニマニマした笑顔でした。とても良いご家族でした。



「お店がいっぱい!歩いてる人がおしゃれ!」

マリーアンは窓の外に釘付けで眺めました。

王都の城壁内に入ってからは都会感がすごいのです。


沢山の店、人、街の賑わいにウキウキします。


はしゃぐマリーアンを見て、ラインハルトはニッコニコです。

「全て終わったら、ゆっくり観光しよう。デートだ。楽しみだな」


「えっ、目立つからヤダ。私が行きたいのは屋台の食べ歩きだし。ラインハルト様は邪魔」マリーアン。


「なっ、そんな!変装するから!屋台も良いな。一緒に行こう!」ショックなラインハルト。 


「えー、それだと私は毒見係だよね」やだなぁ。


「マリーアン様、ラインハルト殿下と行くと全て奢って貰えますよ。屋台も良いですが、王都で人気のスイーツ店はいかがですか?」

私が溺死体になるのを阻止してくれた能面顔影さんは今日、侍女服で来てくれてます。


「王都の人気スイーツ店、、、」マリーアン。

「マリーアンの好きそうなレストランもリストアップしておく!」ラインハルト。


「スイーツ店、美味しいご飯、、、行こうかな」マリーアン。


「その後は劇場で舞台観劇も良いな。そうだ!婚約指輪を買いに宝飾店と式用のドレスを作りに行きたい」ラインハルト様。


「それはホントにいらないから。劇も眠くなるからいい」マリーアン。


「殿下、気が早いです。先ずはザステイル家の騒動をおさめてからです。陛下と王妃様にマリーアン様をご紹介してからですよ」

能面顔影さんが忠告している。聞こえてるよ。


「そうだ、マリーアン。この影をマリーアン専用の侍女に推挙した。リサと呼べ。昼食は城で食べるぞ」

能面顔影さんはリサさんて名前で、私の侍女役をしてくれるらしい。

「リサさん、よろしくお願いします」


まだお昼前です。

昨夜は王都へ入る手前の街で宿を取った。よく寝て、美味しい朝ごはんを食べました。

今日のお昼はお城ランチ!やったー!


お義父さまとお母様は先に王都に入ってます。王城で合流予定。

私達もこのまま王城へ。

もっと良いドレスを着させてもらって打ち合わせするんだって。

「ウィルバートお父様と会うだけなら何も王城じゃなくても良いのに」マリーアン。


「父上からザステイル伯爵家についての話があるそうだ。手紙では伝えにくい事らしい」ラインハルト様。


「ふーん。お母様からも、私に伝えなくてはいけない話があるって手紙が来たわ」マリーアン。


「ところで、マリーアンはザステイル伯爵家の『ギフト』を知っているのか?」ラインハルト様。


「知ってる。私は継承の可能性が無いからお祖父様に嫌われてたもの」

思い出してマリーアンはしょんぼりした。


「ギフトの遺伝は男子が優先だからな。男児がいない場合にだけ、女性にギフトが現れる。ギフト継承は3名までだ」ラインハルト様。


「跡継ぎがギフトを継承しなかったら子爵位になるのよね。

だからトーマスを後継にしたいお祖父様の気持ちはわかるし、身を引いたお母様の気持ちもわかります。

伯爵家以上は何らかのギフト持ちって決まってるんでしょ?」マリーアン。


「ああ。男系ギフトが爵位を決めるから」ラインハルト様。


「女系にだけ伝わるギフトの扱いは無視なんて、不公平だわ」マリーアン。


「女性のギフトは家庭的なモノが多く、一般的だからだろうな。男系ギフトはその貴族家にのみ伝わる極秘事項扱いだ。王家のギフト管理部が貴族籍と合わせて管理している。

極秘とは言え、戦争やらで、皆が知ってる特有の異能を持つ家も多い。炎と風を操る候爵家、魔獣を従える公爵家、雷の伯爵家とかな。

女神の恩寵を代々受け継いでいる女系の系譜も知られている。

貴族家のギフトは結婚するまで相手に伝えてはいけないルールだが、知られているギフトは多い」ラインハルト。


「ザステイル伯爵家特有のギフトは『解錠』と『封印』ですよね。どんな鍵でも開けれる『解錠』。『解錠』ギフトでしか開けれなくする『封印』。

ガルネリア王国の中で、今ではダリオンお祖父様とウィルバートお父様しか持たないギフトなんでしょう?」マリーアン。


「ああ。ザステイル伯爵家のお家騒動はギフト継承が深く関係しているのだろうな。

父上からの書簡で察すると。

なぁ、マリーアン、何度も言っているが、俺と婚約してくれ。俺を嫌いではないだろう?」ラインハルト様。


「ラインハルト様の事は、まあまあ好きです。けど、私は今、平民暮らしです。堅苦しいのは嫌だし。両親の事でゴタゴタしてるし。

ラインハルト様には相応しいご令嬢がいると思います」マリーアン。


「オレに相応しいのはマリーアンだけだ。今日、父上と母上、兄上達もマリーアンと会うのを楽しみにしている。婚約の話をしたい」ラインハルト様が言った。









お読み頂きありがとうございました。

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