最終話 葉っぱ連続殺人事件(前編)
前話で一文無しとなったデンボは森でひっそり葉っぱに身を包んでいた。
自分をここまで追いやった連日の怪事件。
その裏に真犯人がいるとしか思えないデンボは再び動き出す。
パーマ液、愚民化計画、グランシスキツネ、骨密度、百葉箱・・・
すべての謎が交差するとき思いも寄らない人物が浮かび上がるのだった。
〈思いも寄らないシリーズ感動のクライマックス!!〉
今やグランシスは不快な超湿度の底に沈む、苔むした世界になっていた。
グランソレンから少し離れた森の中に潜む影があった。
無一文になったデンボである。
その目は怒りに燃えていた!
デンボ(誰だ、誰なんだ、私を罠に嵌めたヤツは?)
あの後、シッケ9は大爆発を起こし周囲に甚大な被害を出した。
結果、デンボは引責辞任に追い込まれたのだった。
デンボ(きっと、この不自然な連続事件には黒幕がいるはず・・・)
デンボは自分の怒りをぶつける相手を探していた。
しかし、全ては自分の考えでやった事、他人のせいに出来る筈も無かった・・・
デンボ『そういえば・・・やってみるか・・・』
何か思いついたデンボは駆けて行った。
領都 グランソレンに向かって・・・
デンボは領都の巨大百葉箱を見上げていた。
意を決して中に入ると声高に叫んだ!
『お前の企みは全て解ったぞ! 隠れてないで出て来い!!』
「でてこい~!てこい~!こい~~・・」
デンボの声が空しく人気の無い装置の間に響いて行く・・・
デンボ(ハズレか・・・)
その時!
『クックックック、良く気が付いたな~下等な原住民のくせに』
装置の影からニヤ付きながら半裸のおぢさんが現れた。
デンボ(ホントにいた!)
デンボはカマを掛けただけだったのだ!
「良く気が付いたな」
半裸のおぢさんは、どこか楽しそうに言った。
「本当に全て解ったのかな? では冥土の土産に話してやろう」(フラグ♪)
そして、半裸のおぢさんは語り始めた。
(つづく)