第五話 麦わら帽子連続殺人事件(前編)
一年ぶりに麦わら帽子を取り出してみたデンボ。
驚くことに腐って黒く変色していた。
急いで領都の百葉箱を見に行くと湿度が1000%を超えているではないか。
「何者かが領都の湿度を上げている」そう確信したデンボは除湿機メーカーの買収に打って出る。
それが思いも寄らない事件へと発展するのであった。
デンボは思わず百葉箱を見上げた!
流石は領都、百葉箱も箱と言うよりは家のような大きさである。
取り敢えず中に入ると見た事も無い機械と計器類が並んでいた。
温度計はクネクネと曲がりながら10,000℃まで
渦巻き状の湿度計は3000%まで目盛りが付いていた。
渦巻きの上の矢印が現在の湿度を示しているようだ。
矢印は1000を少し過ぎた辺りを指示していた!
驚くべき事に、気温は今の季節に相応しい(ふさわしい)快適な気温だ。
もともと雨の少ないグランシスでは、湿度が上がる事は少ない。
にも係わらず、湿度だけが異常に高い。
明らかに不自然だ、このままでは何もかも腐ってしまう・・・
『まさか、何者かが・・・』
デンボはハッとした!
『しまった!「腐りかけの幻の肉」が出しっ放しだった!』
デンボは除湿器メーカーへ走った!!
(いや、先に保存瓶に入れろよ(^_^;))
残念ながら、我々読者の心の叫びはデンボに届かなかった。
幻のn・・・グランシスの人々を異常湿度から守る為に除湿機メーカーに協力を依頼するデンボ。
しかし、お金に成らない事に対しては当然渋る。事態は一刻を争う状況だ!
デンボは全財産を投じて除湿機メーカーを買収すると、すぐに除湿を開始した。
幸い「こんな事もあろうかと」除湿機メーカー開発部の(MADな)博士が
超巨大人型除湿機、その名も『シッケ9(ナイン)』を完成させていたのだ!
『シッケ9』に乗り込むデンボと開発部の若手メンバー達
デンボ『いくぞ!ジャーン・ファイ!!ツー・ダーッシュ!!』
もの凄い勢いで除湿を開始する『シッケ9(ナイン)』
あっという間に湿度が500%まで下がった。
デンボ『よし、このまま一気に除湿だ!』
メンバー『おー!!』
その時!
謎の声『そこまでだ!シッケ9(ナイン)!』
突然、巨大なロボットが現れた!
(つづく)