第四話 空飛ぶマント連続殺人事件
空飛ぶマントなるものを購入したデンボ。
試しに屋根から飛ぶと大怪我をしてしまう。
不良品だとメーカーに連絡するも飛べない原因は「鳥と違って人体は骨密度が高いからだ」と一蹴される。
早速デンボはカルシウムの吸収を阻害するというホウレン草を買いに走る。
しかし、それが思いも寄らない事件へと発展するのであった。
ホウレン草を買い漁るデンボの前に
一人の男が立ちふさがった!
「お前か!ホウレン草を買い占めているのは!」
腕には「⚓」の入れ墨、しゃくれアゴにパイプを咥えた水兵のような男。
その目は怒りに燃えている!
「ホウレン草が無かった為に、俺の大事なオリーブが、オリーブが・・・」
無視して通り過ぎようとしたデンボの肩を男が掴む!
「待てコラ!」
バッコーン!!
次の瞬間デンボの一撃で、男は遥か彼方へふっ飛ばされた!
ホウレン草を食べていない「しゃくれアゴ」などデンボの相手にならないのだ!
デンボは考えていた・・・
「どれだけホウレン草を食べたら空が飛べるのだろうか・・・」
一方、空飛ぶマントのメーカーでは半裸の男が一人ほくそ笑んでいた。
「くっくっく、やはりココの住人の骨密度は高い、高いぞ!」
一生懸命ホウレン草を食べ続けるデンボを横目に、思いも寄らない伏線を張りつつ物語は静かに進行していた。
(つづく)