第二話 ニット帽連続殺人事件
新品のニット帽が一度の洗濯で縮んでしまい怒りを露わにするデンボ。
帽子屋と電気屋の癒着を疑ったデンボは帽子屋の後を尾行することに。
デンボはその過程で「縮む帽子で領都民の頭蓋骨を徐々に圧迫する愚民化計画」なる陰謀を知ってしまう。
計画の阻止を決意するデンボ。しかしそこで思いも寄らない事件へと発展するのであった。
「計画を阻止するには準備が必要!」と、一人カサディスへ向かうデンボ!
しかし、その道中でゴブリンの集団と出くわしてしまう!
ゴブ乃内『ナンダ?ソノ チーサイボウシハ!』
ゴブ町『ボウシ ジャナイ!アイツ カオデカイ!』
ゴブ乃内、ゴブ町『ギャハハ!ギャハハ!』
デンボ「ブチッ」 次の瞬間、街道はゴブの血で染められた。
これが『血染めの街道事件』、または、『月咬み峠事件』として伝えられる大事件の真相である。
・・・えっ?帽子?・・・はて?
話を「愚民化計画阻止」に戻そう・・・
カサディス特産の「カサディス昆布」に多く含まれる成分「チヂマーズ」の抽出法を
生きた化せk・・伝説のババーズボンデから(強引に)聞き出すデンボ。
領都に戻ると早速 市販の洗剤に「チヂマーズ」をこっそり混ぜていくデンボ!
「これで洗濯物は縮まないハズ」
愚民化計画を未然に防ぎ、大満足のデンボ。
しかし、デンボは見落としていた!
洗剤に書かれた「まぜるな!危険!」の文字を・・・
後日、グランシスとその周辺で
洗濯中に謎の毒ガスが発生して、洗濯している人が次々と死亡する事件が起きた!
「おのれ~毒ガスとは卑怯な!」怒りに身を震わせるデンボ。
勿論、自分が原因だとは夢にも思っていないデンボであった。