第1章-4
先程までは期待と興奮
しかし儀式の手前、騒ぐことなく
そんな雰囲気で静かに、かつざわつきながら待っていたみんなは
不安
期待して、いいんだよな?
そんな感情さえ読み取れそうな静まり返り方をしていた
両親の顔が喜んでいいのか心配した方が良いのか、周囲の状況が今になって精神的に負荷がかかって来たような
頼むぞ
とでも言いだしそうな表情をしていた
俺はいたたまれなくなった
数分前までの自分が恥ずかしい
俺が主役だ、英雄だ、紙にも並び立つ存在だ
そんな気分で肩で風切って教会までみんなを引き連れて歩いて来たのに
結果はどうだ
読めもしない文字列
どうなんだ?
分かることは、歓声が巻き起こるような結果ではないと言うことだ
しかし、もしかしたら読める人間がいるかもしれない
いや無いか
けど、未知のスキルだと喜んでくれるかもしれない
可能性の塊だと
いい方向に解釈される余地はまだ残っている・・・か?
そんなことを考えながら結果発表に逡巡していたが
周りの人間や両親も我慢の限界が近づいていたようで
「どうだったんだ?」
と何処からともなく声が聞こえた
一瞬ためらったが
思い切ってやるしかない状況だ
ここは嬉しい方向に転んでくれることを祈って
「読めない!けどスゲースキルかもしれない!!」
とメモした紙を広げて見せながら精一杯の笑顔でみんなに報告した
そんな俺の結果発表を見てみんなは




