23話 #紫と桃の花弁 事後処理
昨日は投稿の時間間違えてしまい、申し訳ございませんでした。
もうね……投稿した後に投稿時間変えたりとかが苦手過ぎてヤバいです。
この前書きだって…下に書いた後書きだって書くの2回目です。
あ、それと、21話の部分で一部追加しました。
白兎のイヤリングは自分がプレゼントしたものだ……みたいな旨を追加しました。
興味のある方はもう一度読んでみて下さい。
……あ、お詫びとかは特にありません。以上!
謁見が終わった後、私たち……ではなく、私はフルーシェスト先生に呼ばれた。
なんで呼ばれたのかは大体検討はついていた。
そうして呼ばれるがままに小部屋へと入り、対面する形で座らされ、先生は叫ぶ。
「アドリブなんてやって変なことになったらどうするつもりだったの!?」
私はその剣幕に怯えながら、やっぱりこの話かと思った。
「確かに今回はうまく行った。あなた達にも何か考えあってのことなのかもしれない。だとしても、一回私たちに相談してからやりなさい!!」
「いや、言おうとは考えたんですけど…もうその時には先生居なくて……」
そう私が言い淀むが……、
「だとしても使用人に伝えることを命じるとか、他にもやりようはあったでしょう!?」
「あなた、私があの謁見見ていた時、心配で心配でたまらなかったわよ??」
そう反論されて、ぐうの音も出なくなる。
「ほら、まず最初に言うことあるでしょ?」
そう諭され、私は素直に口を開ける。
「心配かけて、ごめんなさい」
その言葉に先生は満足したようで、厳しく刻まれていたシワが緩み、ため息を吐いた。
どうやらかなりのストレスをかけてしまったようだ。
本当、ごめんなさいと私が続けて謝った後、先生は本当に心配したのよ?とぼやき、不満をこぼす。
「あなたがあの徽章を落とした瞬間、私心臓止まるんじゃないかって思ったんだから」
「まさか……謁見が早まった原因に関わってるなんてって」
その言葉に、私はハテナを浮かべる。
謁見が早まった原因?そういえば、原因ってなんだったんだろ?
私は先生に聞いた。
「先生、謁見が早まった原因って何ですか?」
その言葉に驚いた様子で先生は言った。
「何って……だから、パリストフィア帝国との会談がなくなったからだよ」
………え?
「パリストフィア帝国の重鎮の1人が急に居なくなったせいで会談が中止。だからその後に予定してた謁見を前倒しにしたの」
………ほ?
「今失踪の責任問題がこの国に問われてて、国際問題にまで発展しかけてるのよね。戦争に発展するかもだしかなり危険な状況」
………へ?
「そんな中、あなたがあの国の徽章を持ってたから、もう見てた人全員ヒヤッヒヤよ。あなた達、あれどこで手に入れたの?」
………はぁーー???
ニヤニヤしながら問うてくる先生をよそに、私はとんでもない事実を知って、かなりてんてこ舞いになっていた。
え、え、え、え、えーっと、確かこの国って本で読んでた感じだと長い間鎖国……他の国と関わることがなかったのよね。
そこから考えるに、例の会談ってのは数十年ぶりの他国との交流、しかも長らくの怨敵との。
それが何らかのイレギュラーで潰れ、そんな中私はその国の徽章を持っていた……………私はあくまで敵対国の徽章出してちょっと脅すつもりだったのだけど、これ私たちその責任問題に巻き込まれる感じよね、きっと。
………マジで?え、普通にヤバイわよね?え、私もしかしてもう幸運なくなったとかそういうこと?
………え、えぇー。
私はマジか……と項垂れながら、とりあえず先生に相談することにした。
「あの…徽章は偶然手に入れて利用しただけで………私全然そんな裏事情なんて知らなくて……先生!私たちこの後拉致られたりしませんよね!?」
半べそをかきながら、先生に泣きついた。
その様子を見て、少し困りながらも先生は答えた。
「あー……そっかぁ、知らなかったのね」
「はい!!」
「この後拉致られないか……ま、簡単に言うと、そんな心配はないわよ」
その言葉に私は安心で崩れ落ちた。
そんな私を見ながら、先生は続けて説明する。
「そもそもあの謁見は、貴族各位に交渉を知らしめる場。あの場であなたは徽章を見せ、その後王様直筆の身元証明もしてもらった」
「この国の貴族であなた方に手を出すことは、王様の権威を踏み躙ること。だから、滅多に手を出すことはできないわ」
その言葉に「良かった〜」と言葉を溢す。
しかし、先生は少し困り顔で呟いた。
「ただ、少しおかしいのよね」
「何が?」と私が聞くと、先生が答えた。
「だって、仮にも徽章を持つ人よ?それなのに一度詳しい事情を聴取する場も設けずにそのまま身元を保証するなんておかしいじゃない」
その言葉に、私は確かにそうだなと納得し、何でだろう?と疑問符を浮かべる。
可能性としては私の裏事情を全て知っており、聞く価値がないと判断。……いえ、過去で手に入れたものを私が貰ったなんてどうあがいても把握しようがないわ。ならミス?……いえ、あんな賢王なんて呼ばれるような王様がこんなミスをするのかしら?となると………
暫く考えてみるが、一向に良さそうな理由が思いつかず、私は考えるのを諦めた。
「と、とりあえず大丈夫そうで良かったです」
「ええ、そこに関しては安心していいわ」
安心させるように先生はそう言うと、少し姿勢を直して再び口を開けた。
「さて、それじゃあ話は変わって、さっきの契約内容の精査を行うわ」
「契約内容の精査?」
そう私が繰り返し聞くと、「そう」と先生は頷いた。
そして、今日の謁見の内容を改めて話し始める。
「まず、あなた方はこの謁見で自らを商人とする為に、我が国に恩寵をねだりました」
「はい」
「なので、あなた方はこの先商人以外の役職に就くことは例外的なことが起こらない限り、禁じられます」
!?!?
私はその言葉を聞いて、思わず「やっば…」と声を漏らした。
当然、私たちがこの世界で就ける職業なんてたかがしれているから、恐らく商人から転職することはない。
だから問題はないが、それでもビビった。
だって、まさかあの場のあの言葉にそこまでの強制力があるなんて…思わないじゃない。
「わ、分かりました」
そう声を絞り出して返事をすると、先生は少し苦笑し、「今後もこういうことはあるから、言葉は本当に気を付けるのよ」と言い、続きを話す。
「また、この国から提供する資金金貨10枚と書物、使用人に関しては、あなた方がこの城から出る際に提供します」
「今すぐにというのはこちら側の対応も追いつかない為、暫くの間は今まで通りこの城で暮らすことを許可する」
「欲しい書物はその期間中に使用人に申し付けて下さい」
そう言い終わった後、先生はこちらを向き、「以上よ」と言い放った。
「はい、了解です。先生」
そう言うと、先生はまた少し笑って、
「これで伝えるべきことは全て伝え終わったわ」
「もう帰ってもいいわよ」
そう言われ、私は席を立つ。
そして扉の方へと行き、ドアノブに手をかけると、思い出したかのように先生は言った。
「これからは多分、暫くは会えないと思うわ」
「会えない……?」
「ええ、結構遠い所で新しい仕事が入ってね」
「セラ先生もまた別の場所に行かないとだから、きっともう会えないわ」
その言葉に、なんて返せばいいか少し迷っていると、続けて先生は言った。
「だから、また会えたら…きっとその時は力を貸します」
「その時、どんなに用事が立て込んでいても、力を貸します」
「一時…短い間とはいえ、可愛い可愛い教え子ですから」
その言葉に、少し照れながら…私は言葉を返した。
「その時は、よろしくお願いします」
そして、私は扉を閉めた。
……………
……
…
食堂に行くと、そこには皆が座って団欒していた。
私が扉を開けて中へと入ると、皆はすぐに私の存在に気付き、「何聞かれたー?」「やっぱ怒られたー?」と聞いてくる。
私はめちゃくちゃ怒られたーっと返事をした後、これは聞かないと…と話を切り出した。
「そういえば皆、よくあんなに税金の計算してたよね」
「皆が前に出た時マジでびっくりしたよ」
その言葉に、あ〜と懐かしむような言葉を漏らして、皆は言った。
そして、事の経緯を語り始めた。
始まりは異世界生活2日目の夜。
神城が、夜遅くまで調べ物をする白兎を見たっていう情報を聞いて、影梨ちゃんが何か3人で出来ることをしよう!ということになったらしい。
でも、何をすれば良いのか分からない。そうしてその日は何もせず終わったらしい。
そして異世界生活3日目の夜。
ここで、私が商人になるから、この時代の人たちにとっては算術がアピールポイントだということを聞き、そこから色々と話し合って、税収の計算を資料として纏めることにしたみたい。
自由な時間で集まれる時間は基本夜だけだったから、毎日夜に集まって。
それで、4日目、5日目もひたすらに計算……否、打ち込みをした。
そう、彼らは算術のアピールの為に制作した税収リストを全て電卓で計算したらしい。
……うん、本末転倒だけどあの紙の量が量なだけに納得ではあった。
そして、ここで私が知らない部屋へと古巣君が入ったのを見たのは、どうやらこの作業をしている所を見ただけみたいだった。
ごめんね古巣君、怪しんじゃって。
と、まああの紙の制作の裏話はこんな感じだ。
ただ、最後に一つ、神城が言った言葉が凄く引っかかった。
異世界生活3日目、影梨ちゃんは皆より一足先に自室に戻ったらしい。
少し、体調を崩したのだと。
けど、その日の夜私はひたすらに書庫で調べ物をし、午前3時過ぎくらいに自分の部屋に戻ったが、その時――
――影梨ちゃんの部屋の電気は点いていた。
ああ、本当に彼女は怪しい。でも、その紙を作る提案をしたのは影梨ちゃんだし……もう、本当に訳が分からない。
神城君だってそうだ。私が頑張って作ったレシピを全て粉々にした。今まで怪しい所なんて欠片もなかったのにいきなり。
……でも、
私は過去を信じることにした。あの日々を信じることにした。
だから、私は2人の目的を探る。正体を探る。真意を探る。
そう、心に決めた。
--◆--◇--◆--◇--◆--◇--◆--
お⭐︎ま⭐︎け
「うーん……」
俺は白兎から貰った手紙を眺めて、改めて頭を捻っていた。
そんな俺を見かねてか、神城は俺に聞いてくる。
「何そんなに考えてんの?」
「ああ、実は……」
俺は今までの手紙を神城に見せて言った。
「結局、あの手紙にずっと書かれていた-10-は何だろう?って思っててさぁ」
全ての手紙に書いてあったそれ。始めは10から銃と連想し、記憶を持っている事のアピールと考えついたが……結局何だったんだろう?
その言葉に、神城は言った。
「ありがちなのは、最初から数えて10番目の文字を繋げて読むと意味になるって奴だけど……」
そう言われ、そういえばまだやってなかったなぁっと、とりあえず一枚目から繋げてみた。
一枚目 影
二枚目 な
三枚目 し
四枚目 彼
……………。
………影なし彼、……影梨"彼"、影梨"彼"!?
その言葉に気付いた途端、神城はぶっ倒れた。
当然だ。好きだった人がクラスメイト全員を殺した犯人だと知ったのだから。
そして当然のように俺も身体を震わせた。
っていうか……俺……あんだけ手紙を分析してこれ気付かないのヤバイって!!
え、これ絶対狙って手紙書いたんだよね??
え、ってことはさ……俺が今日聞き出したことって白兎側からすれば……
……え、何があったか話してって手紙に書いて…あれもしかして今気付いてないで話してる?
と、とりあえず話し合わせましょうか。
的な感じだった??もしかして今日のあれって。
だからあんなにあっさり声色変わった??え、ど、ど、え??
いやでもこの手紙だと影梨がそうだって気付く前に書いてることに……いや、そこまでが偶々でその後利用し……え??
この疑心暗鬼は、夜が明けるまで続きましたとさ。
めでたしめでたし……?
はい、これにて毎日投稿は終了!
如何だったでしょうか。面白かった?つまらなかった?
私はPVも少なくブックマークも少なくポイントも少なかったですが、傑作が書けたと勝手ながらに思っております。
………はい。ですがポイントは欲しいです。レビューも欲しいです。
貰えたら狂喜乱舞します。はちゃめちゃに喜びます。
読者様方には特にメリットはございません。が、私は喜びまくります。
……と、まあ冗談はこのくらいにしておいて、真面目?な話をしましょう。
今後は投稿頻度が毎日投稿ではなく毎週投稿。
毎週土曜日朝7時投稿になります。
……え?遅い?もっと頻度あげろ?
舐めるなよ、読者諸君。私は本当に筆が進まないの。1話あたり8000字とか1万字オーバーとか……あれ、確か21話って16000字だったっけ?バカだろ。
といった感じの文字数で1話を作っている為、筆が遅いのもあいまってマジで進みません。
最近は純粋に忙しくて書く時間もないし……って感じなので、許して下さい。
もしかしたら気分が上がることとかがあって、一気に投稿したりとかもあるかもしれませんが、期待しないで下さい。
と、まあそういう訳なので、また来週に会いましょう!Good Bye!!




