表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR

お題シリーズ4

予期せぬ事故

作者: リィズ・ブランディシュカ
掲載日:2022/05/30



 うちの息子は電車が好きみたい。


 だから散歩の途中で踏切の向こうで電車が走ると、じっと見つめて動かなくなる。


 時間がある時ならいいんだけどね。


 たまにそうじゃない時もあるから。


 そういう時は困るかも。


 その時は、買い物をしていた時だった。


 早く帰りたい。


 そう思った時に、目の前の踏切が鳴った。


 電車がやってくる。


「でんしゃ! まま、でんしゃ」

「そうね、電車ね。でも急いでいるから早く帰りましょう」

「やだ!」


 子供は可愛い。


 けれど、我儘だ。


 だからこういう時はイライラしてしまう。


 自分で望んだ子供なのに、いなければと思ってしまう事がある。


 ダメな母親だと、そのたびに嫌悪感がつのった。


 動かない子供の手を強く引いて、その場から離れようとする。


 けれど、動きたがらない子供が踏ん張るから。


 だんだん力が強くなる。


「もう! お願いだから動いて。ままは急いでるの!」

「やだ!」


 その時、足元を野良猫が駆け抜けた。


 驚いた私は、強く引っ張っていた手を、息子を掴んでいた手を離してしまった。


 踏ん張っていた息子は、急に力がなくなったから前に倒れていく。


「あっ」


 その先には電車が通っていて。


 私は数秒後、顔を覆う事になった。


 私はさっき、ほんとうに予期せぬ事だったから手を離してしまったのだろうか。


 それとも……。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ