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貴方のその選択は何も間違いではなかったと私が証明してあげる

作者:桜井ゆきな
「噂は知っております。しかし、私自身の目でアイラ様がオリヴィア様を虐げているところを見たことは一度もありません」

 パーティーで突然始まったハリー殿下とアイラ侯爵令嬢の婚約破棄騒動で、子爵令嬢にすぎないメイベルは、勇気を出して発言をした。
そして、その選択は間違っていなかったと信じていた。
たとえ、隣にいる婚約者のヒューゴ伯爵子息の態度がそのことをきっかけにますます酷いものとなっていったとしても。
たとえ、1年後の同じパーティーで、今度はメイベル自身がオリヴィア男爵令嬢を隣に寄り添わせた婚約者から婚約破棄をつきつけられることになったとしても。

プロローグ+全15話+エピローグです。
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