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鋼翼の紅霞  作者: 黒月彼方
第0章-そうだ。ゲームしよう
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始めよう。VR

気分で始めました。ですがもしお気に召しましたら、ブクマなどしてもらえれば幸いです。

『なぁ〜いいだろ?一緒にやろうぜ?』


「そうは言っても、あんま興味ないんだよね。」



 何回目だろうか?こんな押し問答をかれこれ30分も続けている。

 しかも、今日が始めてじゃない。こいつ、鷹取和也(たかとりかずや)とはこの話を会う度にしている。

 たしか、1週間前くらいからだったっかな?

 そんな事を考えながら、俺は回想にふける。




✧✧✧



「おーい光哉(こうや)!」



 昼休み、俺がいつもどうり教室の自席でスマホをいじっていると、学校で唯一と言って差し支えない俺の貴重な友人がやって来た。


「おっ、和也。こんな所で会うなんて奇遇だな。」


「おまえ、奇遇って…ここ学校だぞ。」


「気にすんな、言ってみたかっただけだから」


「そうかよ、って、そんな事よりも光哉。これ見てくれよ」


 軽く言った冗談が面白くなかったのか一瞬ジトっとした目で見てくるが、すぐに目を輝かせて興奮したように自分のスマホを突き出してくる。



「どれどれ〜」



 そう言って、和也のスマホをのぞき込むと、そこにはゲームサイトみたいなのが表示されていた。


〘最新型VRMMO〙

〜セカンド・スピリッツ・オンライン〜

放て!心のままに!

掴め!己がままに!


この世界では、誰もが自由。何もが自由。

盗賊になろうと、善良な一般市民になろうと、英雄になろうと、それはあなたが決めること。


全てはキミに託された!この世界を遊び尽くせ!

7/20発売

開発/Sパイル

製造/木ノ菱ゲーミング



 どうやら、新しく発売されるVRゲームらしく、既存のVRゲームと違い、新たに開発されたトランスシステムとやらで人間の五感を完璧に再現したらしい。


 というか、今までのものは完璧でなかったのか。俺も和也に借りて何度かやったが、違和感を感じることはなかっただけに驚きだ。



「新しいVRゲームか。これがどうしたんだ?」


「実はな!俺、こいつを前からマークしててよ、ついこの間βテスター募集してたから応募したら、なんと!なんと!当選しちまったんだよ!」


「そいつは良かったな。」


「そんでな、満を持してプレイしてみたんだけどよ!こいつが面白くてな、こう奥が深いっていうか兎に角沼なんだ!」


「若干日本語が変な気がするが、何となく凄いってのはわかった。」


「それじゃーもちろん、やってくれるよな?」


「ん?なにを?」


「なにって、決まってるだろ。セカンド・スピリッツ・オンライン。SSOだよ。」




✧✧✧


 回想から現実にかえって和也のお誘いをきく。


『そんなこと言わずにー。絶対お前もハマるって!騙されたと思ってさ、ちょっとだけでいいから。』


「うーむ。そこまで言われると気にならないことも無いんだが、そうゆうのって、こう、知らない人と関わるからなぁ」


『お前はその歳でまーだ人見知りかよ』


「余計なお世話だ!ソ!レ!ニ!俺は人見知りじゃない!」


 全く失礼なやつだ。俺は断じてコンビニ店員にキョドるような男ではない。


『んな事言ったって、クラスでろくな友達いねーじゃん。』


「俺の友だちは、狭く浅くなんだ。」


『はいはいわかった…ってダメじゃんw』


「ダメじゃないもん」


『もんってなんだよ……とにかく!そんなことは置いといて、やってくれるよな?』


「はー。ったく、分かったよ。」


『お!マジか、ヤッタ!』


 MMOというジャンルはやったことがないのだが、正直、なんとなく忌避感があるのだ。和也はそんなことないと言うが、人間誰しも新しいことには戸惑うのでそれと同じだと思っておく。

 それに、今までは会う時に言ってくる程度だったが、今回はわざわざ電話してまでのお誘いだ。流石に無下にする訳にはいくまい。


『じゃあ、サービス開始は明後日からだからな!忘れんなよ!』


「りょーかーい」


 そう言って通話を切る。しかし、VRMMOか。俺はそう呟きながら部屋を見渡す。


「ダイブ機械、買いに行かないと」

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