「感情」から書く脚本術ノート②CAHPTER1「読者」
続きです。
アーネスト・ヘミングウェイ
「最初は書くのが簡単だ。しかし、読者のために書かねばと知ってしまうと、書くのが簡単などと軽々しいことは言えなくなる。」
最初の読者は誰だろうか。ズバリ「下読み」さんだ。成功する脚本家は、誰と対話しているのかを強く意識して書く。つまり、読者をリスペクトしているのだ。
では、「下読み」とはどのような人だろうか。
・知識と情熱がある。様々な脚本に触れ、良し悪しを見極める目を持ち、多種多様な技巧を知っている。
・労働環境場ブラックなので、ピリピリしている。つまらない脚本にはイラだつ。
・「最高の一本」を推薦することで自身の評価が上がる。
・カバリッジという評価書をつくる。コンセプト、ストーリー、登場人物の造型、構成、台詞などを評価。
・読んでいる間に魔法が解けてしまう脚本、つまり没頭できなかった脚本は即座に落とす。
・没頭する脚本の評価項目は、世界観、登場人物、物語の緊張感、腑に落ちて満足できる結末。それらの具体的な部分は後の省で紹介する。推薦する脚本は全体の1%。
・すべてのページで読者を楽しませる。冒頭から読まずとも、無作為に選んだ1ページでも読者を掴むよう心血を注げ。
続きます。