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「感情」から書く脚本術ノート①INTRODUCTION

カール・イグレシアスの『「感情」から書く脚本術』(https://www.amazon.co.jp/dp/B073W2Y359/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1)を購入して読んでいるので、自分なりにまとめたノートを作っていきたいと思います。

当然ですが、あくまで私のノートですので内容の要約としての精度を期待してはいけません。まかり間違っても、私の要約を読んで本書を理解したと思ってはいけません。

授業を聞いた学生生徒児童のノートを読むようなものです。分かりやすくなってはいますが、教科書のようにきちんとした理解と理論で書かれていません。正しく本書を理解したいという方は、ぜひとも2000円ちょいをケチらず本書を買いましょう。

さあ、注意はしましたので、まずはイントロダクション(導入)部のノートです。


イントロダクション

脚本を書くための技術書は世の中に溢れている。しかし、優れた脚本は少ない。脚本家の多くは技術書すら読んでいないのだろうか?答えはノーだ。彼らは非常に勤勉で、技術書を読むだけでなく、実際の作品と照らし合わせて分析を行ったりして深い理解を有している。

では、なぜ優れた脚本が少ないのか?答えは「感情」だ。脚本を書くにあたっては、脚本家は3種類の感情を見るものに与えなくてはいけない。

①見たい(覗きたい)

続きの展開が気になるのは当然大切だ。しかもフィクションならば、現実では体験したくないようなことを見るものに体験させたいと思うことが可能だ。『ジョーズ』を見る観客で実際に人食いサメのいる海に入りたいと思う者はいないだろう。しかし、人々はジョーズを見たがる。魅力的体験ばかりを見るものが欲しがっているわけではないという証左だ。

②わかる(共感する)

登場人物の感情に理解を示し、感情移入をさせることが大切なのも当たり前だ。

③理屈抜き(本能で感じる)

見るものをリアルタイムで楽しませなければいけない。丹念に練られたプロットと幾重にも巡らされた仕掛けにこだわっても、見ている者を面白くさせなければ意味がない。

特に重要なのは、キャラクターの感情と見るものの感情は必ずしも一致しないというところだ。キャラクターが冷静でいても、見るものを熱くさせることは可能だ。逆に言えば、キャラクターをいくら泣かせても、見るものに涙が込み上げてくるとは限らない。凡庸な脚本で作られた映画で、キャラクターは泣いているが見るものは「白けている」ということは多くの人が経験したことがあるはずだ。キャラクターの感情とは別に、見るものの感情を意識しよう。


イントロダクションまとめの言葉

「脚本家の仕事は読者の感情を掻き立てることだ!」

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