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私の最後のお話  作者: ヘンリエッタ(俵 佳樹)@よっちゃんとかみあとか
1/5

みんなへ

私の最後のお話を書きます。

みんながここを訪れて読んでるって事はもう既に私はこの世界には居ないのかも知れません。


最後に私のわがままをここに記します。

どうか私の行動がみんなの足枷とならぬ様、心の枷とならぬ様、また多くの人が救われたら良いななんて勝手に思う所です。


どうか私の燃え尽きる最後の瞬間までそしてこれからも数千数万の先の未来までみんなに自然に笑顔で心の温まる生活をして欲しいと願います。



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ある所に1人の子供がいました。

その子は最初は天真爛漫でイタズラ好きででもちょっとだけ人からズレている所もあったけどみんなと笑っていたくて楽しい思いをしたくて一生懸命頑張る子供でした。


子供はある日は泥遊びで服をドロドロのぐしゃぐしゃにしてきたり、

ある日は野山を駆け回り沢山の葉っぱを身に付けて、

ある日はお山で駆けながらクルミ広 拾いをしてきたり、

ある日は魚釣りをして沢山のお魚を取ってきたり、


ある日は雪ダルマを作ろうとして砂利だらけのダルマさんを作ってみたり、

ある日は拾ってきたクルミの腐らせた果実を取り除き炒ってクルミを割って食べたり、

ある日は凍った川の上で遊んだりある日は真冬の凍り付いた川の中で泳いでみたり、

ある日はとてつもない視界も無くなるような猛吹雪の中かまくらを作って遊んでみたり、


ある日はお山でたらの芽やふきのとう、山うどに行者にんにくなどの山菜を取ってきてみたり、

ある日はとても綺麗で美しい夜空を白い息を吐きながら眺めてみたり、


ある日は25m程の松の木の半分程の高さまで積み上げられた木材や植物の小山がとてつもない大きな炎を吹き上げながら燃えていく姿を肌にその熱さを感じながら一晩中眺めてベットに入ってもその熱にあてられて心が肌が熱を持つ感じを感じながら、一晩たってもまだ燃えて、その夕方に燃え尽きて2日たったあとも残った灰の山をあさるとまだ真っ赤な炭が出てきてその命の息吹にも似た力強さや儚さを美しく思ったり、


ある日は林の中に秘密基地を作って畑や雨風が凌げる程度の小屋を作って野菜を作ったり近くの川で釣ってきたお魚を作った台所で火力が強すぎてコゲだらけになっちゃったり、

塩加減間違えてとてもしょっぱくなったり試行錯誤しながら本当に1から作った料理はどれも素敵で美味しく感じて、

とてもとてもエモく感じて大好きだったそんな秘密基地にいつの日か沢山の子が出入りする様になって大人にバレて林ごと重機で更地にされてとても泣いたそんな悔しい思いをしたり、


それら全部、ぜーんぶ全部その子供にとっては大切でかけがえのない思い出であり、経験であり、楽しい事で大好きな事でした。

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