やってて良かった睦月式!ヤンデレキャラ製作方法
はい、いつもの導入から。
読者諸君、ヤンデレは好きかね?
ああ、私は好きだとも。
『スクイズ』の言葉様が好きだ。
『ひぐらし』の詩音とレナが好きだ。
『shuffle』の楓が好きだ。
『未来日記』の由乃が好きだ。
『ハッピーシュガーライフ』のさとちゃんが好きだ。
脱線した。私はヤンデレに魅力を感じている…この上なくね。
今回は比較的簡単にヤンデレキャラを製作出来る方法を考えたからそれを披露しようと思う。勿論、持論やら趣向が絡むしガバもあるだろうから参考程度にどうぞ。
但し、ヤンデレ中心の話を作る前提で話を聞いて欲しい。
決して安易に『取り敢えずヤンデレキャラのヒロインいなかったしテキトーに突っ込んでやろwww』とかは絶対にやめてくれ。ヤンデレタグをスコップしてるとそういうのにかなりの頻度で打つかってしてやられた気分になる。
私はヤンデレは物語の中心に据えてこそ黒い魅力が際立つ物だと思っているからね流石にそれは許容は出来んよ。
それでも「ヤンデレが欲しい!」と言う方はようこそ修羅の道へ!!ヤンデレ製作方法を教えようではないか!
第一ステップ
ヤンデレについて知ろう。あと、自分の性癖を把握しよう。
……石を無言で投げるのはやめ給え。痛いし泣くぞ。
さて、ヤンデレを知る必要性については今更語るまでもないだろう。ヤンデレはニッチなジャンルでありながら実に奥深い。マリアナ海溝並みにね。
では、後半の性癖についてだが、ふざけているようでこれが一番重要だ。今からそれを説明しよう。
ヤンデレとはツンデレやクーデレと同じ『属性』でありながら更にそこから細分化されるのだ。
独占型、ストーカー型、依存型、フェチ型、神格化型などなど複合型も含めると相当数のヤンデレが存在する訳だ。
読者諸君はこれらの中からヒロインの基盤となる型を決めなければならない。
どうだ、めちゃくちゃ多くて決められないだろう?
そこで性癖の出番だ。
例えばこれは私の知り合いの奥さんの元カレの元カレなのだが、監禁が大好きでたまら無いと言うド変……自分に素直な人だったそうだ。束縛感が堪らないのだとか。
……脱線した。
彼が監禁や束縛をテーマにしてヤンデレヒロインを作るならばその行動に即した属性でなければならない。
この場合純独占型ないし他の属性の複合型が妥当だろう。
「ああ、こういう性分だからこの行動も納得だ」
↑こう思わせるような属性を選択しなければならない。
ヤンデレは行動が突飛である事が多々あるが、突飛な行動を起こすだけの下地、属性が無いと唯の狂人になってしまうので注意されたし。
ここが陥りがちなミスだ。
結局、性癖に刺さるタイプのヤンデレを作るのが一番楽しいし楽なのだ。そう、全ては下半身の赴くままに。
四六時中べったりくっついてくるでも良し、神のように崇められるでも良し。業が深いほど愉しくなるのは確かだ。
第二ステップ
属性が決まったら次は容姿!
ぼくのかんがえたさいきょうのヒロインを作ろう!
ここは普通のキャラ製作とそう変わらない。但し、ヤンデレは他のキャラよりもヤンデレ目(後述)などの影響で表情差分が多くなる事が多いのでキッチリとイメージすると良い。髪、目、鼻(大体高いとか、鼻筋が通ってる辺りがベター?)、黒子、輪郭、服装、雰囲気、胸、背丈、脚、肌。などなど色々決めていくと良い。
因みに雰囲気は案外重要なファクターになる。
例えば雰囲気を描写で「刺々しくて近寄り難い」とかが出るとSの気が強く独占型に近いようなイメージを持たせる事が可能だ。これは顔の造詣よりもダイレクトに伝わる為、使いこなせればきっと素晴らしいヤンデレとなる事だろう。
なるべく多方面から属性にアプローチすると纏まりのある魅力的なヤンデレヒロインとなる事だろう。頑張れファイト。
第三ステップ
ヒロインの過去を作ろう(なるべく悲惨なやつ)。
では、ヒロインを病ませるべく相応しい舞台を用意しようではないか!
それ即ちトラウマ。
些細な事でも良いし、大切な人の死でも良い。
それで、対象を病ませる事が可能なら何でも良い。ただし主人公を何らかの形で絡める事が必要だ。
例えば、家庭に恵まれずに育ったヒロインが家庭的に恵まれた主人公と行動を共にするようになり、主人公に対して憎悪を抱くようになる。
ん?どこかで聞いた話だって?
当然だろう。私の作品で実際にやった展開だから。
取り敢えず、こんな事でも病ませる事が出来ると言う事が分かるだろう。人間、そこまで強くは無いのだからちょっとした事でも構わないのだよ。
分からなかった場合は私の『A tragic summer experience』を読もう。きっと胸糞悪くなる筈だ。
兎に角病みは万全!!そこから恋に落ちるムーブを作ってやれば完璧ではないか!!
第四ステップ
キャラにヤンデレらしい行動をさせてみよう。
病んだヒロインの製作が終わったら次は動作!
このヤンデレ……動くぞ!!
初心者用に一番分かりやすい行動パターンを六つに厳選しておいた。
暗い過去、ヤンデレ属性にこれを更に加えてやるとより狂気が滲んでくるはずだ。
1虚ろな目(ヤンデレ目)
レ●プ目とも呼ばれる。ハイライトのない目付きをする。
小説的には目の描写を入れるだけのお手軽仕様。
但しこれだけだとアクションとしては弱々なので他のパターンとの併用が望ましい。これだけだとヤンデレとしてかなり微妙なラインだ。
2不気味な笑い
ヒロインの狂気がダイレクトに伝わりやすい。主人公が恐怖するシチュエーションが作れ、汎用性が非常に高い。なろうで雑にヤンデレを扱う作品は大体1で満足する為ここで明確な差別化が望める(気がする)。
3ストーキング
一部属性のヤンデレには非対応かもしれないが、汎用性は比較的高い。虚ろな目と併用でき、シナジーが高い上、主人公しか知り得ない情報をヒロインが知っていると言うパターンはありきたりだがそれだけに強い。王道パターンが存在するのが一番の強みとも言える。
4嘘だ!!
顔芸タイム。汎用性の面では他より劣るが特化した場合面白い絵が見られるアクション。美しい顔が歪むのは中々愉悦みが深い。なろうではまず見ない。すさまじい形相で読者の度肝を抜いてやろう。
5飛天御剣流
普段は弱々なくせにヤンデレに包丁持たせたらもはや飛天御剣流。基本的に大人しいヤンデレには適さない傾向にある。
ここぞというシーンで使うと印象に残りやすい。ただ、安易に使うと『ヒロインに取り敢えずヤンデレぶち込んだろ勢』と間違われる為用法、用量には注意が必要。
6血
自傷、殺人どちらも可。前者は大人しいヤンデレに適切があり、後者は飛天御剣流からそのまま繋げる事が出来る。
ヤンデレと血の相性は非常に良い。
血が入るとどうやってもシリアス路線に行く為、『ヤンデレを蔑ろにするフレンズ』とは決定的な差異をつける事が出来る。
……『ヤンデレを蔑ろにするフレンズ』はあろう事かヤンデレをギャグ風味にするから血は絶対出ないのだよ(偏見)
此処まで読んだ諸君らは勿論シリアス路線だろう?
ギャグ風味には出来まい?
宜しい。
ではそろそろ終えよう。
諸君らよ、筆を取れ!!
ヤンデレを書き、ヤンデレを読み、ヤンデレを愛せ!!
なろうに吹き荒べヤンデレの嵐よ!!