表面が悪さをしているから月にいく
無音のアクリル性が悪さをする
街は音を無くし
顔を無くす
午前三時のベルに気づかなければいけない
気づく冒険者は
いつもマイノリティ
だから
表面が悪さをする
剣と剣が交錯し
深い視線と思考でも
誰も気づかない
シグナルの妖精は無数にいるのに
活動しているのは
ごく僅か
悲しみをゴムみたいに伸ばせば
月への梯子ができるのかな
そもそも
午前三時のベルに気づけば
そんな必要もないのに
透明で正常な声が悪さをする
周囲は停止し
形は溶けていく
午前三時のベルに気づかなければいけない
気づかない放浪者は
いつもマジョリティ
だから
過ちを繰り返す
意志と意思が絡み
白紙の地図には
悪さを示す
コンパスの針は正確なのに
捻じ曲げられ
錆びていく
不自然に作成された笑みに
不正の梯子が月に架る
そもそも
午前三時のベルに気づけば
正常に戻るのに