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流れ星を手のひらに  作者: ただみかえで
番外編7~9
98/134

番外編7 なゆの読書日記(セルフコラボ企画)

*今回はなゆ視点のお話です


 よく、本を読んでいると


『どういうジャンルが好きなの?』

『小説以外にもなにか読むの?』


 などと聞かれることがあるけれど。

 基本的に私は『オモシロイと思ったらなんでも』派なので、ジャンルにも媒体にもこだわらない。

 元々面白いと思った作品であれば、コミカライズされようがアニメやドラマになろうが映画化しようが、『面白くさえあれば』なんでもいいのである。

 逆もまた然り。

 面白かった漫画が実写映画になった時のハズレ具合といったら、泣けてくる……いや、もちろん面白いものもあるんだけど。

 どうしてこう……いや、やめておこう。


「なーゆー?

 パソコン開いてるの珍しいねー。

 なんか宿題とかあったっけ??」

 そう言いながら、双子の姉がやってくる。

 一つの大きな部屋を、真ん中の二段ベッドで区切ってはいるだけなので、こうしてすぐに乗り越えて来るのだ。

 小さい頃からそうだし、見られて困るものがあるわけじゃないのでいいけど。

 おねぇにはもう少し『プライバシーへの配慮』というものを持ってもらいたいものだ。


「ああ、これ。

 『小説家になっちゃおう』っていう、小説を投稿するサイトを見てただけ」

「あー、知ってる。

 星座部の阿東さんが、投稿してみた、とかなんとか言ってたなー」

「星座部って言うと……聖闘○星矢部のあそこか。

 でも、確か『なっちゃおう』は二次創作ダメじゃなかったっけかな」

 詳しくは知らないけど、確かそんな話だった気が。

「それがねー。

 文化祭で漫画を描いたのが思いの外楽しかったらしくて、今度はオリジナル作品に挑戦してるんだって。

 聖闘○星矢に似ないように、って、とりあえず文章で書いてみたらしんだよね」

「それを投稿したのか。

 すごいね、阿東さん。

 将来はプロになってたりしてね」

「うんうん、なりそー!

 そうだ! 今度サインもらっとこうかな!!」

「おねぇ、気が早い」


「で、今読んでるやつは面白い?」

 おねぇがパソコンを指差して聞く。

「んー、どうだろうなぁ。

 まだ読み始めたばっかりだけど、まぁ嫌いじゃないよ」

「んっと……『こちら異世界転生管理局』?

 あらすじは――


 桜坂螢子は気がつくと知らない世界にいた。

 そこは異世界転生管理局という、不慮の事故などで死亡した人間の中で『適正』を持った者を別の世界へ転生させるための『お役所』だった。

 ところが、その『転生先』及び『与えられるチートスキル』の載ったリストに螢子の名前がない!

 リストを管理する天界へ問い合わせるも、とある事情により相手にされず……。

 そこで、『紫翡翠の眼(ラベンダーアイ)』という特殊な眼を持っていたこともあり、リストに載っていない謎がとけるまで、ひとまず転生局で働くことになったのだった。


転生を『させる』側として働く傍ら、『眼』の力を狙った様々な陰謀に巻き込まれていく螢子。

一体どうなってしまうのか?

そもそも、ちゃんと転生はできるのか!?


 ――ふむふむ。

 なんというか……ちょっと変な作品?」

「変っていうか、少し普通と展開が違う感じ?

 つい最近完結した、っていうのを見て、そんなに長くなさそうだし読んで見てる」

「へー」

「おねぇも読んでみる?

 アドレス送るよ?」

「んー……私はいいやー。

 パソコンじっと見てると頭痛くなってきちゃうから」

「……そう言えばそうだね」

 課題で調べ物をしなければいけない時とか、いっつもうんうん唸っているし。

「この間買ってもらったブルーライトカットメガネは効果なかったの?」

「あれねー、なくはないんだけど。

 小説みたいな小さい文字をずっと見てるとダメっぽい」

「ふむ。

 また別の理由っぽいね」

「たぶんねー。

 だから、読み終わって面白かったらあらすじ教えて!」

「はいはい」


 とは言ったものの。

 今の所は……バラを持ったキザなしゃべるウサギが可愛い、ってのと、主人公が図太い、ってくらいしかわからない。

 このあとどうなるんだろう?


いつも応援ありがとうございます★

今回は、もう一つ連載していた作品が完結した記念に『セルフコラボ』してみました(笑)

よろしければそちらも見てみてくれると嬉しいです♪

↓↓

『こちら異世界転生管理局』

https://ncode.syosetu.com/n8558eu/

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