これは果たして運命?
普通に過ごして入れば、何か運命にでも出会えるかな?
私も運命って本当にあるのかな、と思う事があります。
これはそんな面白い天然系の恋愛物語です。一話だけでも
読んでくれたら嬉しいです。
日曜日――
今日はバイト帰りに、ラーメン屋で夜ご飯を食べていた。
私が食べていたのは塩ラーメン。昨日は味噌だっけ?まぁ
いいや、何か今日は異常に疲れた。おじさんの話し相手って
辛いな(ちなみに飲食店のバイトをしている)なんて思ってい
た時・・・
「あの、そのラーメン美味しいですか?」
はぁ?塩ラーメン舐めんなよ?こんなにあっさりしてんの
に、何回食べても美味しいって思えるのは塩ラーメンだけだよ!!
「あの、そのラーメン・・・」
「美味しいに決まってんでしょーがぁ!!」
あっ・・・やばい。つい大きい声で言ってしまった!
「はは、そんなに美味しいんですね」
てか、あなた誰ですか?
目の前に座っていたのは、いかにもお金持ち!って
感じの爽やか系イケメンが座っていた。その隣には執事・・・?
みたいな男性が立っていた。なに勝手に相席してんですか?
しかも、周りの視線がこっちに集中していて痛い(特に女子)。
「あの・・・どちら様ですか?それと、よだれ垂れて
ますよ?」
イケメンだからだろうか、よだれが垂れていても
汚いとは思わない。むしろ、子犬のように可愛いく見える。
「あっ、すみません。僕は『東雲碧空』と言います」
しののめ、りく・・・?東雲って、どっかで聞いた
事がある。
「もしかして東雲って、東雲リゾートホテルの・・・」
「はい」
いや、『はい』じゃないでしょう!?なにしれっと
言っちゃってるんですか、めちゃくちゃ有名なお方では
ないですか!
「それはそうと、ラーメンのびちゃいませんか?」
あなたのせいです。
「もう残りの全部あげます。」
「えっ?いいんですか?」
「いいですよ、私の食べかけでも良いと言うならですけど」
わー、嬉しいです。とイケメンさんは本当に嬉しそう
な顔でラーメンを平らげた。何だか子供見たいだな。
ああ、私のラーメンが・・・
明日また塩ラーメン食べればいっか!何時でも食べら
れるし。美味しかった、と満足そうにしていたイケメン
さんを見て言った。
「ところで、何でこんなところにいるんですか?」
お金持ちなら、もっと豪華な場所で食事するのが
普通なのかと思っていた。こんな安い(でも上手い)
ラーメン屋よりも、ステーキとか、色々あるではないか。
「僕、小さい頃からこうゆう店に来た事がなくて、
一度だけでも来てみたくて・・・」
照れたように頭を掻きながら言った。まぁそれは
そうだよね。私も一度はステーキとか豪華な食事して
みたいもの。
お会計を済ませて、私が店を出ると、イケメンさん
と執事さんが待っていてくれた。今は寒い冬の時期、
雪がちらほらと降っていて、空も暗くなり始めている。
「家まで送って行きますよ」
これは多分、紳士としての振る舞いであって、
社交辞令か何かであろう。今日はいつに無く疲れている、
それにここで断ったら申し訳ない気持ちでいっぱいに
なりそうだ。お言葉に甘えて、
「すみません。お願いします」
イケメンさんは、ニコニコとした笑みで喜んで、
と言った。
家に帰り、私は疲れた体をそのままベッドに倒し
た。今日あった出来事は、何時か忘れちゃうんだろう
な、だってあんなに爽やか系イケメンでお金持ちな人
なんて滅多に会えない。
「やばい、明日学校じゃん。シャワーだけでも浴びないと」
今更だけど私、藤田咲奈は、高校一年生。両親は
小さい頃に亡くなり、今は祖父母の家で暮らしている。
あまり迷惑もかけられないため、飲食店でバイトをし
ている。ちなみに私が通ってる高校は、中高一貫のエ
スカレーター式で、家から近い所にあるため通学は楽
なものだ。バイトだってし放題だ。
シャワーを浴びようとパーカーを脱いだ時、ポケット
から小さな紙切れが落ちた。拾って見てみるとそこには・・・
『東雲碧空、090――――メールアドレス――――』
書いてあったのは、先程のイケメンさんの電話番号と
メールアドレスだった。今の時代ってLINEじゃない?そう
思いながら、私はシャワーを浴びていた。
恋愛に基づくエピソード、女って怖い。
出たし早々すみません。私が思う恋愛は、
とにかく自由!って感じです。だからこそ、
喜怒哀楽が激しいのではないかと思います。
この小説は、最初に投稿したもので試しに
投稿してみようか、なんて軽い気持ちでした。
こんなあとがき見て、残念な気持ちか、それとも
そうなんだ!って思うのは読者様の自由です。
これからも度々よろしくお願いします!