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むむっ
僕は一度、恋をした事があった。
今じゃ思い出せない位に色で塗り潰し、毛頭も思わなくなった。
清澄な蛍光色の瞳と爪。 僕はこの『特別』をどうしたいのだろうか。
みんなは妬む。 僕の『特別』を妬む。 だから、だから。 だから。 だから。 だから!
「その目ってカラコン?」
「違うよ。 光の具合で変わるんだ」
「うぇ。 気持ちわる」
僕の瞳は色を変える。 トカゲの僕は一体、この『特別』をどうしたいんだ?
空が闇一色に染まり、僕の瞳と爪は造作もなく、著しく、変哲して行く。
それはとても小規模で、奇跡とは言えるのか。
長春色に染まった瞳と爪は、暗闇の部屋の中で、 孤独に光を放っていた。 ⇒To be continued トカゲ
むむっ




