13/13
最終回です!
僕は今までの自分に終わりのコールをし、これからの自分に色を与える。
僕はいらない。 ぼくはいらない。 今までの、ぼくはいらない。 過去はいらない。
風で髪が靡く様に、僕の感情は剥れる。
あの日の会話。 僕はとうに気付いていた。
絶対に気持ち悪がられるから、正直に露悪しよう。 僕はそう思って自分の『特別』を言った。
『うぇ 気持ち悪』
そう言われると決め付けて、それをいつしか幻聴に変えた。
窓から差し込む光を色に変えて、 橙色に染まった瞳と爪を隠さずに。
教室の扉を開いた。
『おはよう』
緊張と静まり返った教室に橙色から水色にへと変哲する。
立ち竦んだまま、僕は固まった。
『おはよう』
聞き覚えのある声が色の上から響いた。
「やっと話してくれたね」
あの日の会話。 僕は恋をし、蛍光色で塗り潰した。 思い出。 その色は強度も何もかも弱くて、すぐに僕は塗り潰される。
「・・・うん。・・・これからよろしくして・・・ください」
「もちろんだよ。こちらこそね」
いつしか幻聴に塗り替えて、自分は勝手に殻に閉じ篭った。 いつしか孤独となっていて、周りの視線が蝕んで。
どれも一緒だと思い込んで、そう決め付けて、僕は『特別』に縋り、『特別』に失望した。
嘘に嘘を重ね、僕は嘘の塊となった。 誰でもいい。 口裂け女でも、貞子でも、怪物でもいいから愛して欲しかった。
自分に決めつけ、孤独となって、色に縋った。
再び再生されたあの会話は真実のモノで。 自分の嘘ではない。
僕はやり直せる。 絶対に。 僕の特別は何を伝えたかったのか。 神様は意地悪だ。 でも――
――今なら信じれる。 『色』を与え、『トカゲ』となり、『イロトリドリ』の『特別』となった。
『特別』は僕を塗り替え、さらに自分自身で塗り替えた。 神様は僕に自信をくれた。 そう信じたい。
『へぇ~ 奇麗だね。 その色!』
「僕と友達になってください」
ほら言えた。 END
はい!やっとこ終わりました! 話が分からないまま話が終わってしまったのは、すいませんでした。 それと、これは小説とは呼べないな。




