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黒の世界  作者:
2/2

だぁれ?

黒の世界の続きです。


暗いし、残酷な表現が入ってくるので苦手な方は、ご注意ください。

友人と話しこんでいたら遅くなってしまった。

夕子は駆け足で、そして慎重に家路を急いでいた。


住宅地は街灯があるが人通りが少ない。

少し不安に思いながら足を進めていく。


夕子は携帯で話ながら歩くと防犯にいいと言う事を思い出した。

鞄から携帯を取り出し夫のアドレスを呼び出す。


「そういえば出張に行ってから一回も連絡がないわ。

 少し言ってあげなくちゃ。」


それから携帯に電話をかけ始めた。

コール音が続く。

でも、彼がそれに出ることは無かった。


「全く、私からの電話は出てって言ってるのに。」


夕子は諦め、携帯を鞄にしまった。

だれもいない道を進んでいく。


もう少しで家につくと言うと所に急な階段がある。

それを考え夕子は嫌な気分になった。

妊婦な自分には怖い階段。

あの階段があるから遅くならないように気をつけていたのに。


「子供が産まれたら引っ越すようにしましょう。

 あの階段は子供には危険だし。」

夕子は彼が帰ってきたら相談しようと決めた。


でもなぜ彼はこんな場所に家を決めたのだろう。

駅からも少し離れているのに。

疑問に思ったが、とうとうその場所についてしまった。


夕子は一息吐いて慎重に一段目に足を下ろした。



その時、背中が押されたのが分かった。


何も考えられなかった。


分かるのは、自分が落ちていくことだけ。

せめて自分を押した人の顔を見ようと思っても暗くて分からない。


考えられたのはそこまでだった。


あとはもう黒しか分からなかった。



夕子が完全に動かなくなったのを見て

その人はその場を離れた。


この場所は人通りが少ない。

夕子はこのままになるだろう。


「自業自得」


その言葉を残してその人はその場を去った。




夜明けの晩に

鶴と亀が滑った

うしろの正面だぁれ

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