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頑張っても
(ヒソヒソ)
(ヒソヒソ)
クラスの子「愛華~?カンニングしてるらしいね~?」
1人の子が大きな声で言った。
愛華「えっ?!」
クラスの子「うちらずっと騙されてたの?」
愛華「私カンニングなんてしてない!!」
そこへ、山吹 咲良が教室に入ってくる。
クラスの子「山吹さ~ん!昨日、愛華が設楽先生にカンニングのこと言われてたって本当~?」
山吹「うん!そうなの!びっくりしちゃった」
(愛華がカンニングなんてありえないのに誤解するなんてびっくり)
クラスの子「ほら!山吹さんが証人~笑笑」
山吹「え?」
クラスの子達が笑う
愛華に駆け寄る山吹。愛華はうつむく。
「貴方さえ居なければ……」愛華が呟く。
山吹「愛華、大丈夫……?」
愛華「もうほっといてよ!」
愛華はその場を走り去る
噂はどんどん広まって行った
カンニングの話だけじゃない
設楽先生と付き合ってる、先生に直接答えを教えてもらっていた
全部、事実と違うことばかりだった
私が努力してきたことを全てなかったかのように……みんなの視線が気になった
クラスの子達になにかされた訳じゃない
ただ1人になっただけ……
そんな愛華だが、