opening 3 ケースL
ネフィリムと戦うのは、基本的には異能者ーーオーダーの役割である。しかしごく稀に、特別な力持たぬ只人の身でありながらその渦中に身を投じる者がいる。
彼女もまたその一人だ。コードネーム・シュレーディンガー。怪物をも撃ち抜く狙撃の名手である。
GM:では最後は竹中さんのオープニングです。
竹中崇:はあい
GM:広く、閑散とした窓のない部屋。君の上司、コードネーム「カウンタープロファイル」から新たな任務を受けるため、貴方はこの部屋を訪れた。
カウンタープロファイル:「よく来てくれた。コードネーム・シュレーディンガー。君に新たな任務を授ける。極東――君にとっては、母方の故郷でもある地だ。そこへ向かってもらいたい」
竹中崇:「了解しました。ミッションランクは?」
カウンタープロファイル:「EX――未知数だ」
GM:どーでもいいがミッションランクってなんだ?
鷲尾有斗:モンハンとかのクエスト難易度みたいなもんだろ
竹中崇:ケースのことをここで言われるかなって
竹中崇:「事前の情報を求めたいところですね」
カウンタープロファイル:「ランク8ピーコック。君ならば知っているだろう。ルシファー級ネフィリムが使役している、とされる個体だ。それが極東、日本の羽城市という地で確認された」
カウンタープロファイル:「よってここに、ケースNよりも上位。我が組織でも一部の者しか知らないケースL――ルシファーを発令する」
竹中崇:「……L、ですか。この任務を下したのは、私だけですか?」
カウンタープロファイル:「ああ、そうだ。一つには、まだ確証がないということもあるが、いたずらに広めるのも好ましくないとおもってね。だから、私の知る限り、もっとも信頼できるエージェントを選出した」
竹中崇:「そうでしたか。…私は「彼」には及びませんが、貴方の裁量ならそれも折り込み済でしょう。すぐに向かいます」
カウンタープロファイル:「ああ。現地のGARDEN支部には既に工作済みだ。君のGARDENとしての立場を使って、彼の組織に出向してほしい」
カウンタープロファイル:「ここのところ、世界中でルシファー級のネフィリムに関わる案件が増加してきている。ネフィリムと人間との戦いは次のフェーズへ移ろうとしているのだ。我々はその波に取り残されるわけにはいかない。期待しているよ、シュレーディンガー」
竹中崇:その言葉を背で受けて退出します。
GM:ではここでシーンを切ろう。