opening 2 見た目はイケメン、中身はオカン
有斗のキャラクター紹介のところにレギュレーションを書き加えました。完全に忘れてました。
内容は経験点100点の使用ルールブックは既存のものすべてです。
ある時は爽やか王子様系生徒会副会長。またある時はGARDEN戦闘班の有能な主任。
しかしてその本性は――苦労人気質なみんなのオカン。
そんなどこにでもいる男子中学生、鷲尾有斗の朝は早い――。
GM:次は有斗のオープニングだね
鷲尾有斗:おK
GM:ところでぶっちゃけ君、今朝どこにいるよ? 鷲尾家? GARDEN支部の部屋?
鷲尾有斗:生徒会なら挨拶当番とかじゃね? 鷲尾家には十中八九いない
竹中崇:挨拶当番とか懐かしいな
鷲尾有斗:もしくは朝の清掃活動。……すげー健全だなこいつの朝
海津 成樹:イケメンの秘訣は健全な日常生活から!!
GM:おけ。それじゃあ生徒会の活動の一環として朝の校門の前に立っている。君が女子生徒に軽く「おはよう」と声をかけるだけで周囲からは黄色い声があがり背景に御花畑が咲き乱れることだろう。
竹中崇:きゃー
鷲尾有斗:「おはようございます!」笑顔+よく響く声
GM:「きゃー、アルトさまー!!」「王子ー!!」こんな感じで、朝から騒がしいだろう。
鷲尾有斗:「あはは、おはよう。朝から元気だな」手を振りながら見送っていく
大宮マナ:「相変わらず、無自覚だねえ」と、一緒に挨拶活動をしている生徒会長の大宮マナはため息をつく
鷲尾有斗:「無自覚? まさか、自覚有りまくりに決まってんだろ?」
大宮マナ:「うわー。普段はお母さんみたいなのにねえ」
鷲尾有斗:「使えるもんは全て使うのが信条でね、実際俺の顔は抜群にいいわけだし。それで他の生徒の朝からのやる気が引き出せるなら利用しない手はないね」
鷲尾有斗:「あとお母さん言うなコラ」
大宮マナ:「だって事実じゃんー」
鷲尾有斗:「別に他人の世話焼くのなんて珍しくもねーだろ? GARDENでは戦闘班主任、学校では生徒会副会長やってんだから」
大宮マナ:「……過労死、しないでね?」などとうそぶくが、君は知っている。この生徒会長は君に輪をかけたワーカホリック。生徒会長になるために生まれてきたような正義感と使命感のかたまり。仕事をさんざん抱え込んで、そのくせハイスペックでそれを処理していくせいで周りの誰も心配しないという悪質な有能生徒会長であるということを。
鷲尾有斗:「…………はぁー!?」眉間に青筋が浮かぶ⇒
鷲尾有斗:「ど・の・く・ち・が!! 言ってんですかねぇー!? 俺が仕事全部統括して生徒会メンバーに割り振らないと全部一人でやろうとする究極ウルトラ馬鹿の大宮マナ会長が!! 俺が『お母さん、オカン』って言われてるのってそこに『大宮会長の』って定冠詞が隠れてるって知ってる!?」ビシッと指をさす
大宮マナ:「ぐ、ぐぬぬ……。それは……いつも、ありがとうございます」
鷲尾有斗:「お前はうちのシンボルだ!! だから倒れることは許さない。お前がいないとうちの学校は回らない位に、お前は全校生徒を依存させやがったからな。それを正常化させるために俺がいるんだ、俺がいる限りお前に勝手な仕事をする自由はないと思え!!」
大宮マナ:「う、ううう。でも……いえ、なんでもないです自重します」
鷲尾有斗:「自重はしなくていい、ただ全て俺に教えろ」
大宮マナ:「はい」と小さくなってマナはうなずく
と、そんなやりとりをしていると君の仕事用のスマートフォンにメールが届く。送り主は君の上司であるバーリトゥードだ。内容は「放課後、支部に来てほしい」というものである。
最近、羽城市でのケースNの数が増えている。特にここひと月の件数は前年比プラス30%という有り様だ。おそらくこのメールもそれ絡みだろう。
鷲尾有斗:「ん、おっさんからメール……。ったく、きりがないなこっちも」
まあこっちはいいや。それよか、大宮」小さくなってるマナに声掛ける
大宮マナ:「どしたの有斗くん?」
鷲尾有斗:「なんだかんだと色々口出しはするけどさ、結局お前は好きにやればいいよ。フォローで駆け回るのが俺の仕事だから」
大宮マナ:「あ、ありがと!! それじゃあこれからも頼りにしてるね!!」
鷲尾有斗:「ああ、そうしてくれ。その方がこっちもやりやすいんだ」
大宮マナ:というやりとりをしたところで予鈴がなる。もう、ほとんどの生徒は登校し終えたころだ。ちょうど今、大橋の上を爆走している少年をのぞけば。
鷲尾有斗:「……そういや今日転校生来るって聞いてたけど、見かけなかったな」
GM:というところでいったんシーンを切るよ。