夢想少年は幸福を手繰り寄せる。

　────とある日、無邪気な少年は夢を見た。

　少年はその日より、変わる為の鍛錬を始める。
　全ては、幸せな日々を過ごす為。
　脆弱な身なれど、少年は努力する。
　第一の始まりを告げた夢の日から、微々たるモノだが変化は続く。

　────時を同じくして、無力な少年は死を覚悟する。

　だが、気付けば知らぬ場所に立っていた。
　そこから始まるのは“死の経験”。
　怯える日々が続く、されど少年は前を向く。
　何故ならば、守るべきモノが居るから。


　────この物語は様々な人物が織り成す……成長の軌跡。


　黎き世界で生きる少年は、家族の幸せを望む。
　夢想世界で生きる少年も又、家族の幸せを望む。

　そして二人を見守る彼等は、想いを託していく────。