セニアの装備と友人たち※挿絵
--セニア--
私はセニア。
母様が美幼女で、父様が中身乙女な死神です。
えぇっと、なんだっけ?
この間話せなかったのは・・あぁ、私の装備とか属性魔法とかそんなのだったね。
まずは装備品。
あ、これから言うのとこの間話した変幻自在のバングルも含んで私のだからね?
それと、この間言い忘れてたけど私って母様と同じオッドアイって言う両目の色が違うんだよ?
左右それぞれ紅桔梗色と花紫色って色。
紫色がそれぞれ青に近かったり赤に近かったりするくらいの違いらしいけど色ってたくさんの種類があるから難しいよね?
身体補助のチョーカー
複数の毛や革を合成して作られた黒い飾り気のないシンプルなチョーカー
サイズ調整は自動
効果
身につけた対象に害となる状態異常に対して抗体を作り出す。
身体強化を行う際、肉体にかかる負荷を半減させる。
限定転移の苦無(5本セット)
5本セットの苦無で、遠くに飛ばしても登録者の手元に自動的に転移して戻ってくる。
登録者:セニア・クラリティ・エトワール
天使のオカリナ(木製)
かつてフリージアが愛用していたオカリナ
演奏するとささやかながら精神的な癒やしとなる。
万能調理セット
コンロから包丁、フライパンと調理に必要なモノがすべて揃っている。
非常に頑丈で、焦げ付いたりさび付いたりすることもないように加工されている。
毎日魔力を注ぎ、月の光に照らすことで刃こぼれを含む破損を修理出来る
水洗いでお手入れ簡単
料理以外で使おうとすると全身が肉離れになる
マジックバッグ(ポシェット)
300メートル×300メートル×300メートルの亜空間を持つポシェット
生き物以外は収納可能であり、その中に収まるモノであれば重さを感じさせることもない。
中身入れたモノの劣化速度を1割に遅らせることが出来る。
登録者以外が触れるとすべての魔力と気力を奪い尽くす。
登録者:セニア・クラリティ・エトワール
聖魔の衣装一式
・下記一式をすべて身につけることでサイズを自動調整し、肌がさらされている部分にも付与された魔法が適応される
・どの装備もものすごい数の鉱石、魔物・幻獣、神獣などの一部を合成しているため謎素材となっている。
・すべての装備がそれぞれの箇所の体のきれいなラインを維持してくれる
肌着
→白いシンプルな見た目のシャツ。
→衝撃を吸収し、汗臭さやべたつきを【浄化】によって解決してくれる
ブラウス
→白いシンプルな見た目のブラウスであり、首元には赤いリボンタイがついている
→斬撃などの突貫攻撃を防ぐ。
ショートジャケット
→黒く縁取りされた葡萄色系統色で出来たショートジャケット
→物理攻撃と魔法攻撃に対して非常に強い耐性を持ち、腕力を強化する
→赤銀でフリージアマークが描かれており、光に照らされないと非常に見えにくくなっている。
ショートパンツ
→黒いぱっと見はデニムのショートパンツ
→足腰を使用した動きの補助を行うためどんな足場でもしっかりと動くことが出来る
オーバーニーソックス
→赤いレースで縁取りされた黒いオーバーニーソックスだが、脛当ても兼ねているため魔力を注ぐと硬化することが出来る
→脚の疲れを軽減させ、脚力を強化し、嫌な匂いを消してくれる。
肘当て
→黒銀色の手の甲から肘辺りまでを覆うシンプルなデザインの肘当て
→非常に軽く頑丈であり、硬化と腕力強化をすることが可能
→装着者の魔法を腕を使って発動した際、威力を増加する。
バトルブーツ
→見た目は赤茶のワークブーツで非常に頑丈であり、どんな足場でも楽々
→硬化させることが可能であり、脚力を強化してくれる
→脚の疲れを軽減させ、足音を消してくれる
→かかと部分には刃が仕込んである
→靴底がフリージアマークとなっているため、蹴りを入れるとフリージアマークのアザがつく
※フリージアマーク
シルエットのように猫の顔の中央に肉球が描かれ、その両側には黒い翼
常闇の外套
黒い外套だが、背中には黒銀でフリージアマークが描かれているが、光に照らされないと非常に見えにくくなっている。
効果
装着者の気配を消し、様々な感知に引っかかりにくくすることが可能
おまけ情報だけど、この装備の肌着とブラウスは所謂透けブラは一切起こらないように出来てるから安心安全。
苦無は、私のショートパンツの腰につけてるベルトに取り付ける場所があるからそこに装備してる。
だから、苦無の効果で手元に戻ると書いてあるけど基本的にそのベルト部分に戻ってくるようになってる。
後、外套だけど国の外を移動したり目立つのがめんどくさい時に身につけるくらいで基本的には身につけることが少なかったりする。
それと、あちこちにあるフリージアマークと呼ばれているモノだけど、これは元々母様の部下の皆さんが母様をイメージしたトレードマークらしく、母様は気に入ってるらしくちょいちょいそのサインというかマークが描かれてる。
実際、母様と父様が良く身につけている仮面にも書いてあるし。
あ、2人とも家の外では仮面は基本つけっぱなしだよ。
家の中だと別だけど。
父様の場合は、威圧体質っていう威圧を常に纏わせている体質の対策でつけてて、母様はあまりにも可愛いから有象無象がよってこないようにするためにつけてるんだよ?
まぁ、母様曰く気に入ってるからつけてるだけらしいけど。
で、私は父様に料理を教わってるからこのお料理セットも持ってる。
お料理セットと言うより移動用キッチンって感じかな?
ついでに言うと、このお料理セットの中にある菜箸はどんなモノでも普通につかめます。
たとえ炎の中に突っ込んでもそう簡単に燃えません。
そして、包丁は名切から果物、洋にお魚用と種類も多いけどどれも切れ味は抜群でどんなモノでも紙を切るように力を込めずともスルッと切れる。
まな板なんてどんなに重たいモノを置いてもさっきの切れ味抜群包丁で上から切ってもへこまないし切った跡も出来ないし。
フライパンとか鍋とかは、焦げ付かないし熱が常にまんべんなく広がるし、どれもものすごく優秀です。
後、オカリナは暇だったらちょいちょい吹いてるんだけど、これは母様がかつて愛用していたモノを私が譲り受けたモノだ。
母様が愛用していた影響なのか元々はただのオカリナだったのに精神的な癒やしを醸し出すアイテムに変化してた。
後これ、やろうと思えばどんな音質にも変えることが出来るから演奏のバリエーションはものすごく幅広い。
そして、このオカリナと母様が良く弾いているピアノとの協奏している時間は私は大好きだ。
母様が弾いてる姿を眺めてるだけでも最高だけど。
このピアノは、どうやら母様が持つこれと、クラリティ王国の王族(イリスさんのご兄弟)が1つ持っているだけで他ではまだ目撃されてないとても希少なモノなんだとか。
そうだ。
この都の風習というか、決まりのようなモノを教えるね。
毎日欠かさず行うことがあって、
まずはペチュニア様のお墓への挨拶。
これは、朝と寝る前の最低2回は行う必要があります。
後、母様発案の運動というか踊りを毎朝全員で行います。
なんか、ラジオ体操の親戚とか言ってたかな?
どんな踊りか正直よくわかんないし、よその人が見ると何の儀式をしてるんだとか見えないナニカが削られていくとか言ってたけど昔からやってることだからよくわかんない。
けどどうしてかな?
カルナとかイリスさんたちは笑顔でいやだって一緒に踊ってくれないの。
まぁいっか。
けどこれ、いろんな準備運動とか柔軟体操とかその辺りを複数混ぜ込んだモノらしいから準備運動でこれを1つすれば後は本格的な訓練に時間が使えるからすごく良いんだよ?
それに体の調子も良い感じだし。
この間は、この踊りで体についた余計なお肉が減ったと喜ぶご婦人も多かったし良いことづくしなのにね?
それと、何か良いことがあったり楽しいことがあったらペチュニア様のお墓に報告すると言うこと。
後は、お祭りとか催し物とか、大規模な飲み会をするときはペチュニア様のお墓の近くで行うという決まり。
騒がしいことが大好きだったペチュニア様のために決まった規則で、初めはお墓の前で・・・?となってたけど今ではそれが喜んでくれるなら是非!って感じでたまによそから来た人も混ざってます。
よその冒険者さんたちもペチュニア様のお墓へお祈りをしてるけどどうやら世間では、お祈りをすると魔力操作が向上しやすくなると言われてるんだとか。
気のせいという人もいるけど実はこれ本当なんだよね-。
と言うのが、この都は聖地なんです。
色々と条件はあるらしいけど、名前の通り聖なる土地。
効果は、先ほど話があった部分と関係するんだけど、ゆっくりと体の中にある魔力経路のゆがみとか劣化部分の修復をしてくれるんだ。
長期間聖地にとどまればそれだけ効果が強くなるんだよ?
魔力経路って言うのは、血液が流れるのが血管なら、魔力が流れるのが魔力経路なんだとか。
これが歪んでたり一部が劣化してたら魔力操作をするときに魔法の威力が落ちたり、全身にまんべんなく魔力を流せなかったりと魔力操作でうまくいかないようになるんだとか。
他にも魔力経路が細ければそれだけ発動する魔法の出力が低かったりすることもあるってさ。
後は、精神的な部分を癒やしてくれる効果もあるんだって。
産まれてから都から出たことは、戦闘以外ではあまりないからよくわかんないや。
けど、この効果は長期間とどまれば強くなるモノであって、少しずつじっくりと効いてくるから短期間とどまっても目に見えて効果なんてわかるはずがない。
だから、気のせいという人と事実だという人が出てくるんだけど正直私たちがそれをわざわざ言うつもりはないから好きなように言わせてる。
ついでに言うと、そんなお墓参りをする習慣でお墓にバカなことをしないように見張り、場合によっては鉄拳制裁するのもこの地の騎士団のお仕事の1つです。
むしろ、都人たちが嬉々として殴りかかってきます。
崇h・・・げふん、愛する主である母様が尊敬しているペチュニア様のことはこの都の人たちからすると神にも等しいすごい存在。
だから、愚か者は速攻処理すべきと言う思考が常にあります。
それと、私の属性魔法でしたね。
実はまだギルドカードを持ってないから詳細はよくわかんないんだよね。
一応言うと、風と雷が扱えるんだけど母様が視た限りだと1つの属性でその2つの効果を扱うことが出来てるらしいけど。
今度クラリティ王国に行くからそのときにギルドカードを作る予定。
え?
なくて困らなかったのかって?
困んないよ?
だって、貴族の証である儀礼剣があるからそれで事足りるし。
後は、母様と父様と一緒だと顔パスだし。
何かあればもんぺって奴にジョブチェンジするし(父様が)
クラリティ王国には遊びに行くのかって?
うん。
そうだけど、本当は私は今年で10歳だからクラリティ王国にある学園に通うために行くんだよ?
母様も父様も行ったらしいし、学生としていることで見える世界もあるらしいし面白そうだから行く予定。
友達作りもかねて良いかも?
とのこと。
あ、私と同い年の子たちがいるから紹介しないとね。
まずは、レリンスで、私はリンちゃんって呼んでる。
ぱっと見は黒髪の美少年だけど本当は女の子。
セイさんとユウさんのお子さんで、回復と治癒の魔法を得意としてるんだけど接近戦がすっごい強いんだぁ。
それに、すごい力持ち。
で、動きやすさとか効率性を優先した結果、髪の長さは女の子にしては短いし、男の子にしては長いという微妙というか絶妙な長さ。
そして、服装もズボンにシャツというスカート系にふりふりふわふわ系は嫌がる有様で、目つきとかもキリッとしてるから誰が指示したわけでもなく完成したのは男装の麗人。
そして、ラウさんとアリスさんのお子さんで、ティアーネで、ティーちゃん。
黄色のような緑のような金色のようなどの色にも見える不思議な色の髪を肩くらいまで伸ばしてる男の娘です。
ストレートじゃなくて全体的に緩い癖があるから髪はいつもほわほわしてる。
本人もほわほわしてるけど。
ん?
言葉が変だったって?
いえいえ。
おかしくないよ?
だって、性別的には男の子だけど誰がどう見ても女の子だもん。
本人は、どうでも良いらしくてどっちに扱われてもスルーしてるけど。
服装は、スカート系は嫌がるモノの、ふりふりがついてたりふわふわしててもとくに気にしないから、両親のラウさんとアリスさんが着飾らせ、そう言う系の装備で落ち着かせた結果、見事な男の娘になりました。
おまけに家事が万能でお料理も私の父様に色々教わってるから私以上に上手だし料理のバリエーションもすごく豊富。
戦術的には、サポート系。
獲物は杖をメインに使ってるよ。
ぱっと見はただの1メートルサイズの木の杖だけど、実際は様々な魔物産の木製と、魔物産の魔核を合成して、魔法付与したりして完成した一品だから軽くて頑丈で、その杖を経由して魔法を使えば威力が倍違うというとんでもアイテムです。
だから、出力を抑えれば持続性がそれだけ伸びるんだよ?
魔法は、ずばり結界。
本人が言うには私の母様ほどじゃないらしいけど、防ぐ範囲はかなり幅広く設定出来るから万能性はあるみたい。
ただ、母様ほど事細かく融通は利かないんだとか。
母様の結界は桁違いだからねぇ。
何せ魔法の反射が自在に扱えるし、人形を作り出すとその1体1体が結界代わりに個別に操ったり防いだり攻撃したりしちゃうし。
で、ティーちゃんのは形状は場所を固定する半球体と、移動式の浮遊盾の2つ。
半球体は、サイズ変更出来るくらいだけど、発動させるとそこから動かせない代わりに全方位からの防御には強い。
その代わり、一カ所から攻撃され続けるとほころびが出来やすいんだって。
で、浮遊盾は1つが最大1メートル×2メートルで、魔力に余裕があれば複数個出せる。
全方位の防御には向いてないけど一点を集中して守るときはずば抜けた防御力を誇ります。
まぁ、そんな戦術だから攻撃系は苦手なんだよね。
けど、それ以外はすごく優秀だからもーまんたい。
その代わりに戦えないなりの護身術は教わってるから全くないわけじゃないし、母様直伝で結界による攻撃方法も可能な限り伝授させてるらしいし。
この2人が私の大事なお友達。
リンちゃんはお世話好きで、ティーちゃんはめんどくさがりというかほわほわしてるから動きがのんびりしてる。
それもあってリンちゃんがティーちゃんの周りのお世話をせっせとしてることが多い。
身分的に言うとリンちゃんは貴族で、ティーちゃんは平民になるけど普段の行動を見てるときれいに真逆だけど面白いからみんなスルーしてる。
そんなのでアレこれ言う人は最初から都に立ち入らせることなんて許されないし。
そして、私は大抵のことは1人で出来るからそんな2人のやりとりをニヤニヤして見物してるだけ。
実際面白いよ?
ぱっと見イケメンな男の子にしか見えない女の子が、ぱっと見ほわほわ可愛い女の子に見える男の子のお世話してるって光景。
性別も身分的な部分でのお世話する側もされる側もどれも逆で。
それに拍車をかけるようにリンちゃんは年齢からすると身長は高めだし、ティーちゃんは逆に年齢からすると低めだから余計に性別ってなんだっけ?って感じるんだよね。
真実を知ると色々とややこしい2人だけど、そこが面白いんだよ?
ちなみに、普段キリッとしてるリンちゃんだけど実はもふもふが好きだったりするから私とか黄昏とかシャスティとか良くもふってる。
けどそのときの表情はすごく幸せそうで可愛いよ?
後、ティーちゃんは本を読むのが好きだし寝るのも好きだけど、そんな表情豊かなリンちゃんを眺めてるのが面白いらしく良く眺めてる。
その後であまりにも眺めてくるからリンちゃんが照れてそれを更に面白がって更に凝視するというループが発生したりするけどそれを私が両方見て楽しんでるのがいつもの光景です。
この2人も私と一緒に行く予定。
だから、近いうちに私たち3人と保護者枠で黄昏がついてきてくれることになってる。
え?
父様と母様はって?
領主さんと言うこともあってほいほい離れられないんだって。
一応離れることは出来るらしいけど、責任感が強いから他の人に迷惑をかけたくないって感じ。
定期的に遊びにこれはするらしいけど何ヶ月も一緒は難しいんだって。
出来るとしたら月に5回前後は会えるらしいから全く無理って感じじゃないから・・まぁ我慢します。
可愛い可愛い超可愛い母様と数日でも離ればなれになるのはすごくさみしいけどそれだけ会えたときの幸福は強くなると思い込ませて言いません。
その代わりに一緒に寝たり一緒にお風呂したりします。
まぁ、いつものことだけど。
父様も一緒に隣で寝てたりするし。
だからかなぁ?
私何かに抱きついてないと寝れないんだよね。
気付いたら隣にいる誰かを抱きしめてたりするし。
人じゃなくてぬいぐるみだったり丸太だったりするけど。
まぁ、さみしくはあるけど自力で生きていく特訓だと思えば問題ないです。
けど、私たち子供だけだと父様が心配だと言うことで母様の獣魔の1人である黄昏が移動中の脚もかねて保護者枠でついてきてくれます。
なにせ、神獣だから実力は確かだし母様の獣魔だから当然だし、クラリティ王国でも知ってる人は多いらしいから問題なしってことになったよ。
「それで、セニアとティアは準備は良いの?」
「問題ない。杖とマジックバッグある。その中に大抵のモノは放り込んでるし-?」
「私も問題ないよ。母様からいただいたモノを、手元から離すなんて愚行は決してあり得ない!」
あ、食べ物は腐らないうちにありがたくいただきます。
そして、食べながらうれしそうにほんのりとほほえむ母様を眺めるのが好きです。
「はぁ・・セニアのマザコンは相変わらずか・・まぁ、2人ともいつも準備はしっかりしてるからまぁ、いいか。」
「準備が良いんじゃなくて、マジックバッグ以外の場所に収納するという考えがないだけ」
「そうそう。マジックバッグ以外で片付けられず、もったいない病で捨てられないだけー。」
「ったく・・まぁ、定期的に在庫確認はしてるみたいだし装備のメンテもしっかりしてるから良いけど。」
「そう言うリンちゃんは?」
「僕は問題ないよ。きちんと準備と確認もしてる。」
「だよねー。」
「リンは秘書タイプだからねー」
「秘書って言うよりオカンじゃない?」
「そうとも言う」
「オカンって・・そう言うあんたらは何なのさ。」
「え?自由奔放で毎日泥だらけになってる妹」
「引きこもりがちでぐーたらな姉」
「・・・・なんてぴったりな。」
私&ティー「そしてその2人の娘に振り回されるオカンがリン(ちゃん)」
「・・・すごく簡単に想像出来るのが嫌だ。」
すごいがっくりとうなだれてるリンちゃんをティーちゃんがなでなでしてる。
「あ、そうだ。あっちについたらギルドよりも先に寄るところがあるんだった。」
「寄るとこ?」
「ギルドカードよりも優先すんの?」
「うん。母様からおじいさまのご兄弟に挨拶をしとけって。後、顔見せ。私に是非会いたいって手紙が来てたらしいから。」
「あぁ、イリス様か。」
「顔見せといた方が今後、色々と楽出来るからさんせー。」
「ティアの言い方は気になるけど、確かに色々と面倒ごとがあったときの相談先は多いに越したことはないね」
「後、イリス様もだけど親ばかだし・・孫バカ?」
「あー、セニアのマザコンも大概だけどフリージア様の崇拝具合も大概だった。」
おじいさまもだけど、結構な人数が母様を溺愛してるから母様とふれあったりお話ししてるときは常に顔が蕩けてるし・・誰でも。
「そう言えば、お弁当どうする?父様は全員分準備してくれるらしいけど。」
「黄昏様が同行して下さるなら昼休憩を挟む前に向こうに到着する。」
「確かに。けど、グリム様の料理はおいしいから食べたいけど、あちらの食堂も悩む。」
「もらえるならもらった方が良いと思うよ?それに、最低5年はあっちで食べることになるから食堂のご飯はいつでも好きなだけ食えるんだし。」
「・・確かに。装備はともかく、着替えやパジャマの代えは?それも持っていくの?あっちで洗濯はするし、マジックバッグがあるから問題はないけど、魔物のを回収するときに余裕はあった方が良いし。」
「それなら、1着だけ持っていけば-?」
「理由は?」
「あっちにいるリーリスさんって人と顔合わせしたいしそのついでにそこで買う。後はあっちで服は置いとけば良いし-?」
「そう言えば父上と母上もリーリスさんとは顔合わせは是非しとけと言ってたかも・・。」
「うん。父様も母様もすごく良い人だから仲良くしといた方が今後のためになるって言ってたよ?」
「なら、ティアの案に賛成ね」
「母様と離れるのはさみしいけど、自分のステータスは気になるからわくわくするね。」
「それは言える。」
「自分たちがどれほどのモノかは確かに気になる。・・後は父上と母上がどれほどの高見だったのかの比較が欲しい。」
「それは言えるよね。なんか聞いてると上から数えた方が早いとか、クラリティ王国最強とか言われてたからよくわかんないし。」
「確かフリージア様はSSSランク、グリム様はSSランクだった?」
「うん。そう聞いてる。だから、ある意味頂点だから普通のランクがどのくらいなのかわかんなくて」
「あー、比較対象が高すぎるから比較出来ないのか・・父上と母上もだが。」
「・・確か、セイさんとユウさんは、どこかの国を5~6カ所救ったって聞いたけど-?」
「あぁ・・それは事実。この都に住むまでの間、学園を卒業してから数年くらい旅をしてたらしいんだけど、そのときに武者修行代わりにいくつかの国の腐敗を解決したり、様々な病で滅びそうになってる村や町を救って、スタンピートも結構な数つぶしたと。」
「うん、母様が言ってたよ。私たちが鍛えるには国規模じゃないとそこらの有象無象だと練習にもならないし、屑が集まる場所なら何をしても困らないし相手も喜ぶから一石二鳥だって。」
実際、暴れたいと母様がどこぞの国へ手紙を出すと我が国のバカリストはこれです!とか、こんなのがエグいほどいます!だから、暴れて良いから救って!っていう手紙が帰ってくるし、実際にそれで暴れて国を救ったことも珍しくないし。
「そう言えば、フリージア様を含む父上と母上は幼い頃からの幼馴染みであり、3人は戦術も含めて非常に優れていた。」
「最も有名なのは、悪魔スタンピート事件。」
「あぁ・・それがきっかけでフリージア様は、SSSランクになったね。」
「おぉ~い。飯が出来たぞ!全員帰ってこい!」
「あ、父様だ。」
「私たちも?」
「そう言えば父上と母上からしばらくセニアのうちに泊まってけと言われてた。」
「そう言えば私も。」
「セイさんとかアリスさんたちは忙しいの?」
「父上が言うには、フリージア様が動き出すようなことがないように脅迫状を準備するんだとか」
「父さんも、似たようなこと言ってた。ついでに、色々企んでる連中を〆て来るとか」
「何?僕たちが入学するのに合わせて僕たち狙いのバカがいたの?」
「じゃない?」
「とりあえず、行こう?食べたら一緒にお風呂しようね♪」
「僕は良いけど・・同性だし。」
「・・一応男だけど一緒って良いの?」
「私は気にしないけど」
「まぁ、僕もティアなら問題ないけど。」
「まー、小さい頃からお風呂一緒だったから今更だけど。2人とも色々成長してるからそろそろ気をつけるべきでは-?」
「えー?ティーちゃん以外には許さないし速攻で目つぶしするから大丈夫だよ?」
「僕もティア以外は抉るから。それ以外は許さん」
「・・・まぁ良いけど。」
おまけ情報だけど、リンちゃんって男装の麗人だから男装してることが多いせいか、女性と思われることがほぼ皆無なんだ-。
で、それで勘違いされガチだけど実はリンちゃんって私よりおっぱいおっきいんだよ?
とくにさらしを巻いたりしてつぶしてるワケでもないのになぜか多少ゆったりした服を着てるとは言え、なぜか服の上からおっぱいの膨らみはよくわかんないんだよね。
昔からの謎の1つ。
普通にシャツを着るとそれまであったおっぱいが消えるんだよ。
まぁ、揉めばしっかりとした感触が帰ってくるから存在してるんだけど。
ま、揉んだらやり返しに私も揉まれるんだけどね!
そういうときはティーちゃんは微妙に視線をそらしてるけど。
私たち3人は、物心つく前から一緒にいるからいつもワンセットで扱われてることが多いから、3姉弟と言うより3つ子扱いなんだよね。
だからこそ異性が混じっててもお風呂を一緒出来るんだけど。
その後は一緒にご飯してお風呂してだべって寝ました。
翌朝起きたらリンちゃんを抱き枕にしててティーちゃんは私とは反対側からリンちゃんを抱き枕にしてました。
リンちゃんも私と同じで何かに抱きつかないと落ち着かないタイプです。
そして、リンちゃんは寝相は非常に良いから抱きつき癖はないけど、大抵私とティーちゃんに抱き枕にされてるからこれはいつもの光景。
おかげでリンちゃんは私たち2人が起きないと動けないから朝は起きるのがちょっぴり遅かったりします。
正しく言うと、私たちが寝てる間に一度起きて、動けないからそのまま二度寝してるから何だけど。
たまにあるのは、ティーちゃんが私の尻尾に顔を埋めるようにして私を抱き枕にしてることがあるんだけどアレは正直辞めろとは言わないから控えめにして欲しい。
だって、尻尾はちょっぴり敏感だから普通に触られるのは良いんだけど、根元をクリクリされると気持ちよくて腰が抜けちゃうから。
後・・変な声が出ちゃう。
それに、尻尾だから自然に私のお尻も顔をすりすりすることになるから恥ずかしい。
・・それと、私が寝てるときにこっそりリンちゃんが私の尻尾を幸せそうになでなでしてるのは気付いてるけどそうしてるときのリンちゃんは可愛いから気付かないふりをしてる。
おまけ情報だけど、私たちが3つ子扱いされてる話の続きで、長女がリンちゃん、次女が私、三女がティーちゃんです。
まぁ、見た目的な問題で正しく言うと、リンちゃんが長男扱いで、ティーちゃんが次女扱いなんだけど。
上から順にリンちゃん私、ティーちゃんなのは固定だけど。
「あ、リンちゃん。これあげる」
「ちょ!それって・・うむっ!?」
「あ~あ。」
ちょうどあめ玉を食べてたからリンちゃんに口移しでプレゼントしました(強制)
「ったく・・そういうのは控えなさいといつも・・//」
「リン、顔真っ赤」
「ティアうっさい。」
「ティアが食べたかった?」
「・・あ~んしたいなら手でちょうだい。口移しはリンとフリージア様だけにして」
「は~い」
「ちょ!?僕を売らないで!?」
「良いじゃん。私たちは子供だからスキンシップの1つだよ。」
「ならなんでティアはさりげなく避けるの!?」
「そりゃあ、3つ子扱いとは言え異性だし?」
「同性だと別の意味で問題あると思うんだけど!?」
「むしろもっとやれって声がちらほら上がってるからもーまんたい」
「僕はノーサンキューだよ!?」
「リンちゃんは私とは・・いや?」
さっきからエキサイティングしてるリンちゃんにしょんぼり。
「え・・いや・・嫌じゃないけど、ちょっとびっくりしたって言うか。」
「えへへ//」
「くっ・・可愛いな畜生。・・びっくりするから人前では辞めてね?」
「うん。」
後に密かにマザコンの他にキス魔と言われるようになりました。
何でだろうね?