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陰の支配者2-天使+死神=?-  作者: ミコト
初めての都会?生活
17/36

入学式 その1

お久しぶりです。

お待たせいたしました。


ストックがないのと、少々忙しいことから投稿が遅れてます。

申し訳ないです。

--セニア--

マリモを定期的に作り出す鳥さんが仲間になったセニアちゃんです。

いよいよ、入学式です。


で、ついでに言うと3人で学園へ向かってるのですが、いつも以上に注目を浴びてます。

主に私











の頭の上

「・・鳥・・だよな?」

「鳥・・・だね」

「鳥・・・・だわ。どうみても」

言葉通りと言えば通りです。

サイズが大きいのと、見た目以上に意外と軽い私と新しく契約することになったマリモを生み出すサリエルはどうやら私の頭の上を特等席として決めたらしい。

おかげでみんな私の頭の上へ視線が集まる集まる。

「なんて言うかさ・・サイズ感がすごいな。」

「確かに」

「しかも、あの鳥がもっふもふだからほとんど帽子状態になってるし。」

「なんか、ファンシーなターバン巻いてるみたいな感じだよな。」

「あぁ、それが近いかも」

「まぁ、どっちも可愛いけど」

「確かに」

なんか言いたい放題言われてるけど気にしないことにする。


ついでというか、おまけ情報で言うと道中に数センチサイズのマリモがあちこちに転がってたりするけど気にしない。

そして、通りがかる人がそれを見かけるたびに首をかしげたり、まれに笑うまりもがいたときに引きつった表情になってたりするけど気付いてないふりをしてスルー。



で、暇つぶしに道掃除を行ってた人たちは引きつった表情になったまま笑う緑の塊に頭を抱えていた。

「なぁ・・・この笑ってる緑の塊・・どうすりゃいいんだ?」

「植物だよな?魔物じゃないんだよな?てか、これ意識あんの?」

「どうなんだろう・・と言うか、笑ってるのと笑ってないのの差は何?」

「色?って思ったけど、色もランダムっぽいし・・と言うか、一番の問題は・・」

「この謎の球を落っことしていったのがあのお方のご息女だってことなんだよなぁ・・・。マジでどうすりゃ良いんだ・・・」

「燃やして良いの?それともダメなの?それか、これ、神聖なモノだったりするの?魔力も生き物としての気配も感じないからすごく反応に困るんだけど?」


「あ、ではそちらは私がいただきますね!」

突然そんなことを言い出したのは、シスターさんの格好をした若い女性だった。

まぁ、見た目通り教会に勤めてるシスターさんなんだけど。


「あ・・あぁ・・そりゃ構わないけどこれ・・どうすんの?」

「え?可愛いからお家に飾ろうかなって。」

「え?」

「え?」

「・・・本気?」

「何がですか?」

「これ・・可愛いか?」

「えぇ。だって、楽しそうじゃないですか。」

「えぇ・・すっごいケラケラ笑ってて不気味なんだけど?顔も何もないのに笑ってるんだけど?」

「それに、これすごくきれいな色じゃないですか。」

「そうか?ホントにそうか?緑と赤と紫と黄色がマーブルなんだけど、ホントにきれいか?植物なのにこの色だぞ?」

「それに、すごく触り心地も良いじゃないですか。」

「ま・・まぁ・・・わからなくもないが・・てかこれ・・よく見たら苔だ。」

「え?・・・あ、ホントだ。しかも微妙に種類がいくつか混ざって生えてる。」

「と言うか、笑うのに加えてこんな色の苔って・・・何なんだ。」

「あげませんからね?」

「いや、いらないから。」

「むしろこれの扱いについて頭抱えてたところだから。」


「あ、これお世話とかどうすればいいんだろ?あ!セニアさまぁ!!これ、どうお世話すれば良いんですか-!?」


と、満面の笑みでそのマーブルな30センチサイズのマリモ(言葉通りケラケラ笑ってる)を掲げながら大声で私に聞いてきたので。


「ちょっと特殊な苔の塊ですが、適当に霧状の水を吹きかけてあげたり、魔力を定期的にチョロッとあげれば良いですよ-!良いか悪いかは見たらすぐにわかりますからー!」

「わっかりましたぁ!!」






「・・見りゃわかるって・・マジで?」

「セニア様がそうおっしゃるんですからそうなんです!とりあえず、私は水魔法が使えるのでちょうど良かったですね!えぇっと、霧状にしてまんべんなく・・・あ、生き生きしてきた。」

「マジか・・」

しばらく与えているともう無理っぽい雰囲気をどことなく醸し出す笑い声になった。

「・・なんか笑い声がどことなくきつそうになってきたように感じるんだが気のせいか?」

「いや、気のせいじゃないな。」

「お腹いっぱいってことですね!なるほどわかりやすいですね!後は魔力は・・・なんか満腹でいらないっぽい雰囲気なので今晩にでも試してみましょう♪」

とか言いながらルンルンで帰って行くシスターさん。




「マジで持って帰ってったんだけど・・」

「まぁ・・片付いたしいいんじゃね?」

「あ!セニア様!この苔の塊どうしたら良いんですか!?」

また声が響いてきた。


「燃やすなり草食の生き物の餌にするなり育てるなり好きにして下さい!所詮はタダの苔なので!」

「わかりましたぁ!」


「・・・・とりあえず、対処法はわかったから良いけどさ・・1つ言って良いか?」

「俺も同じ気持ちだから良いぞ。」


「これのどこがタダの苔なの!?絶対普通じゃないよね!?色もそうだし偶に笑ってる時点で普通じゃないよね!?」





なんか、ツッコミが聞こえるけど気にせずに行こうっと。

ちなみに、先ほどの笑うマリモを持ち帰ったシスターさんはそれからの毎日は道ばたに落ちてる笑うマリモを定期的に持ち帰り、家と教会に飾り、笑顔で育てるという趣味に芽生え、周囲の人から”まりもえ”さんと呼ばれるようになったりするのはここだけの話。

え?

どういう意味かって?

まりも萌えを略しただけらしいよ?


ちなみに、その人の名前はシルランさんという名前だったりするのもここだけの話。











なんか色々あったけどようやく学園に到着。

「おう、やっぱり君らだったか。」

入学試験を受けたときにいた門番のお兄さんだ。

「こんにちは」

「おう。やっぱり君らは合格してたな。」

「わかるんですか?」

「まぁな。そこそこ長い期間ここで門番してるとさ、最初に見た瞬間にこいつは合格するなぁとかこいつは無理だとかなんとなくわかるようになるんだよ。」

「なるほど。」

「それに、君らってあの都出身だろ?」

「気付いてたんですか?」

遠回しに私の母様のことを訪ねてみると苦笑して頷いた。

「まぁなぁ・・入学試験の時に見送った後によくよく思い出したら狐ちゃん・・・あぁ、セニアちゃんの顔立ちが姫様そっくりだったのを思い出してそれでな。」

「あぁ・・。」

「セニアは、フリージア様と違って喜怒哀楽がはっきりしてますからぱっと見ではわかりにくいですよね。」

表情も感情もどっちも母様はなくはないけど薄いんだよね。

リアクションが。

「それなんだよ。だからさ、どっかで見たことあるんだけどなぁとず~っと考えてて姫様のことを思い出してすごくすっきりしたのを今でも覚えてるよ。それに姫様は途中から仮面をつけっぱだったから余計に思い出せなくてさ。」

「確かに。」

仮面は父様も含めて趣味らしいけど。

一応魔道具ではあるらしいしきちんとした理由もあるらしいけど7割は趣味らしい。


「あぁ、長話してしまって悪いな。とりあえず、どうぞ。まっすぐ行って突き当たりに入学者の案内の看板があるからそれに従ってくれ。」

「わかりました。」

「ありがとうございます。」

「おう、行ってらっしゃい。」





で、看板に従いながら言われる方向へ向かいながらふとお思い出す。

「そう言えば、サリエルのことスルーしてたね。」

「言われてみればリアクションがなかったな。」

「フリージア様がフリージア様だったから気にしなかったとか。」

母様も良く頭に翠とかハディとかラナとか乗せてるし。

「確かに色々頭に乗ってたね。」

主に獣魔だけど。



言われた先にたどり着くとここで学生服を受け取るようだ。

「入学おめでとう。制服を渡すから名前を教えてくれるかな?」

で、私たちは面倒だったので、3人とも名前だけ言いました。

「あぁ!君たちが今年のエリートちゃんたちか!」

「エリート?」

優秀ってこと?

ここでそれを意味するのはただ一つ

「私たちSクラスですか?」

「なんだ、Sクラスのこと知ってたんだ?」

「私たちの両親は全員この学園卒業者でしたから。」

まぁ、私とリンちゃんのダブル両親はご存じの通り元Sクラスだったんですけど。

後、あまり知られてないけどティーちゃんの両親も実は元Sクラスだったりします。

ラウさんは、元第一王子の懐刀と言われてるし、イリスおじいさまと幼馴染みでもあるから納得するんだけど、アリスさんは予想外でしょ?

実は、しばらく前に学園に通っていた数年間だけこの国に滞在してたんだそうです。

で、卒業後なぜかカタクリの町というこの春の大陸とは違う島の町に引っ越してギルドの受付嬢になったという謎の経歴持ちだったりするんだけど。


「あぁ、それなら知ってて当然か。じゃ、想像ついてると思うけど黒の制服ね。」

「ありがとうございます。」


あこがれの黒い制服。

父様と母様とおそろい。


で、ティーちゃんとリンちゃんはというと、受け取ってうれしそうだけどなぜか微妙な顔になってる。

「どうしたの?」

「・・・これズボンに替えたらダメ?」

と、リンちゃんは言ってて

「私は、ズボンで良いんだけどなんかしっくりこない。」

とティーちゃんは言う。


「えぇ・・・」

ちなみに言うと、見た目で判断されてしまってティーちゃんに女性用

リンちゃんに男性用が渡されたりしたけど私が即座に正しい性別を教えて交換させました。



「あ、ある程度の制服の改造はしても良いんでしたよね?」

制服をくれたお姉さんにそう訪ねると

「え、えぇっと・・得にダメって言うルールはないけど・・と言うより、この学園の制服はかなり高性能だからヘタに改造したら性能が落ちるんだけど・・。」

「あ、大丈夫です。この程度のモノなら母様がいつも魔改造してるのを視てたのでそう言う部分の欠損はさせないようにするので。」

「そ・・それなら良いんだけど・・って、この高性能の制服並みのを手軽に魔改造する母親って・・何者?」

この国最強の幼女です。

面白そうだから口にしないけど。


「じゃあ、さくっと終わらせるからちょっとリンちゃんの貸して?」

「あいよ。」

「で、ティーちゃんのはそのままリンちゃんに使ってもらう。」

「確かに。けど、私スカート嫌だよ?」

違和感皆無ですごく似合うはずだけど本人はすごく嫌そうな顔をしてるので断念。


「大丈夫大丈夫。」



そしてサクッとスカートを改造。




「出来た-!」


で、魔力にものを言わせて速攻で作成しました。

「早い・・」

受付のお姉さんが絶句してるけどスルー。

「ん?・・ロングスカートかと思ったけど、確かにズボンだこれ。」

「もしかして、キュロットとか言うやつ?」

「うん。」

ガウチョとかいう感じの膝下まであるロングなスカートにぱっと見は見えるけど、れっきとしたズボンです。

その証拠としてスカートめくりをしようとしても物理的に不可能です。



「うん・・良く出来てるわね・・。あなた多才なのね。」

「器用貧乏の亜種みたいなものです。」

「ふぅん?とりあえず、着替えてらっしゃい。」

「はーい。」


で、行こうとしたらなぜか2人は付いてこない。

「2人ともどうしたの?来ないの?」

「いやぁ・・いつもの感じだと間違いなく僕たちは見た目で判断されて鬱陶しそうだなぁと。」

「リアクション祭りは面倒」

「あー。」

リンちゃんは、女子更衣室に堂々と乱入してきた変態さん扱いされ、ティーちゃんは男子更衣室に堂々と突入してきた痴女扱いされるわけですね。


「んじゃあ、はいこれ。」

で、母様からもらったマジックバッグから人が2人くらい容易く入れるくらいのでっかい箱を取り出す。

サイズ的には、翠が言うところの公衆電話のボックス2つ分くらいはあります。


「あ、これなら。」

「2人なら一緒でも気にしないでしょ?」

「まぁ、幼馴染みだし。」

「とりあえず、私は一応あっちで普通に着替えてくるから。」

「わかった。」




ちなみに、3人とも着替えた後・・と言うより私たちが似合うとか私の裁縫はハズレなしとかなんとかかんとか言ってる間、受付のお姉さんはやりたい放題な私たちに絶句してフリーズしてました。


「と、とりあえず。時間も押してるからグラウンドに向かったらどう?」

「あ、そうですね。」

「お騒がせしました。」

「ました」







で、グラウンドに到着すると予想通り・・いや、予想以上に私たち黒い制服を身にまとった3人組に視線がすっごい集中していた。

けど、気にせずに配置図にどのクラスがどこに座れとか書いてあったのでその場所に座る。

すると、ちょうどそのタイミングでネルさんがやってきた。

「やぁ、入学おめでとう」

「ありがとうございます」

「父上と母上から聞いたのですが、ネルさんが僕たちのクラスの担任を?」

「ん?あぁ、そうだよ。と言うより、俺以外にSクラスの担当者って事実上いないんだよね。しいて言うなら学園長ぐらいじゃないかな?フリージアさんたちが在籍してた頃なんて結構な頻度で一緒に混ざってたし。」

学園長のおじいちゃんもSクラスの生徒の1人みたいなカウントになっていたらしい。

「なるほど・・。」

「と言うより、特に決まりはないからいいんだけど、2人は性別・・アレ?レリンスさんが女性で、ティアーネさんが男性だと学園長から聞いてたんだけど、間違ってた?」

「いえ。合ってますよ。」

「私達好みの制服に改造したり交換したりしただけです。」

「あぁ・・まぁいいか。特にダメってないし。それにしても、ティアーネさんのはスカート?」

「スカートに見えるズボンです。」

「そうなの?」

「触って確かめても良いですよ?」

「そう?じゃあ、ちょっと失礼。」

そう言うと、ティーちゃんのズボンのすそをピンピンと引っ張ったりしてふんふんと納得してた。

「ホントにズボンだね。よくできてる。」

「見た目がこれでも、スカートは拒否です。」

「一応線引きがあるんだね。」

「わたしなりのですけどね・・。」

ちなみに、ここだけの話。

ティーちゃんはれっきとした男の娘なわけです。

つまりは、ズボンを脱いだら下に付いてるんです。

要するに男としての証拠はきちんとついてるんです。


けど、それを信じない・・と言うより、それを聞いても尚、男だと信じない人がいました。


どういう風に認識してるのかと思いきや、女性でありながら男性のソレがついてる特殊な女性だと思ってるらしい。

両性具有とかなんとか?

それを耳にしたティーちゃんは遠い目をしてたから膝枕して撫でてあげました。


そう考えている人はそこそこの割合がそうです。

その余波のせいで、私ノーマルの恋愛感情を持ってると自分では思ってるんですけど、ティーちゃんがそういう風に扱われているおかげで百合としか思われてないんですよ。

良い迷惑です。

まぁ、私は気にしてないからそう思ってるのはティーちゃんだけど。


おかげで、家のではなく、都内にある公共のお風呂に入るとき、必ずと言っていいほど女性側に他の女性陣に引きずり込まれそうになり、男性側からは来ないでくれとなぜか懇願されるという状況になります。

ついでに言うと、リンちゃんも似たような感じです。


なので、2人ともお家に備え付けてあるお風呂以外入れなかったりします。





「では、入学式をざっくりと開始する。挨拶が面倒じゃ、わしが学園長じゃ。」

全員「・・・・」

学園長のおじいちゃんは第一声がこれでした。

その後、ホントに学園長の挨拶はありませんでした。

後に聞くと母様の時は、名乗りもなしでよろしくの一言で終わったらしいけどそれすらも短縮されてた。

ちなみに、その挨拶の後は司会はネルさんに交代してました。


で、順番に入学生の名前を名乗り、それぞれの所属する国や地域のやり方に則りお辞儀をする。

私であればカーテシー。

リンちゃんとティーちゃんであれば、片腕を背中に回し、もう片手をお腹の方へ回して騎士というか紳士っぽい感じの礼。

まぁ、2人とも見た目詐欺だから全員が首をかしげてたけど。


・・・・で、その際中はというと、全員とある方向に視線が向いたまま動かない。

1つは、私たちの隣

「・・・えぇっとどうしてそんなところに混ざってるのかな?」

(?)

「いや、可愛く首をかしげてる場合じゃないから・・で、また学園生活を送る気かい?」

(ふるふる)

「なら、保護者のところに戻りなさい。」

(コクリ)

えぇそうです。

なんとなく察してると思うけど、私たちの隣にシレッと母様が一緒に座ってました。

おまけに黒い制服を身につけて。

イタズラだったようです。(視界の端で頭を抱えてる人がちらほらいたけど)

ついでに言うと、仮面幼女という言葉があちこちで飛び交ってるけど。


で、頷いた後、自前の翼でパタパタと文字通り飛んでいきました。


そうでした。

視線がとある方向に集まってるって話でしたね。

それは、父様たちがいる場所。

父様たちやリンちゃん、ティーちゃんのダブル両親もそうだけど、黄昏はもちろんシャスティたち獣魔メンバーに、母様直属の従属ペアと豪華メンバー勢揃いです。

なぜか全員黒い制服を身につけてるけど。


まぁ、私の母様たちはもちろんリンちゃんとティーちゃんの両親は元々そうだったのは知ってるし、イリスおじいさまも元Sクラス所属だったのは知ってる。

で、なぜか全員それを身につけてる。(イリスおじいさまとかほんと物持ち良いよね。)


・・・セイさんたちもそうだし、アリスさんもそうだけどイリスおじいさま・・すごくお似合いです。

お歳は、そこそこな年齢だったと認識してるけど、全く違和感がありません。

むしろ、大人の色気を纏わせることで学園の制服というよりは、翠が言うところの軍服に似てるから軍の上層部の人と言った方が正しいようにも見える。

それは、ラウさんや父様もそう。

人の上に立つ人として全くの違和感を感じないカリスマってやつを感じます。

で、その中で見た目幼女な母様が同じのを身につけてるからなんか微笑ましいことになってるけど。


まぁ、父様も母様も仮面をつけてるけど。



それと、ずっとスルーしてたけど母様のことに気付いてさっきからいろんな人がひざをついてお祈りしてる。

母様は、この国にやってきたのは10年以上前だったからすごく久しぶりらしいし。

母様の魔法のお人形である影さんであれば、ちょくちょく出没してたけど本人の有無はだいぶどころかかなり異なる。

で、そんな母様は全スルーして満面の笑みのアルナさんに抱っこされてほおずりされてる。


「じゃあ、挨拶もしたことだし。入学式はこれで終わりです。」

全員「・・・」

1時間もかからずに終わりました。

したことと言えば、学園長が挨拶らしい言葉を放ち、私たち入学生の名前を順番に言ってそれに返事をしただけ。

で、終わり。

あまりにもシンプルすぎません?

そのおかげで、全員がこれで終わり?嘘でしょ?と言う顔になってる。

後に、母様に教えてもらうのですが、こんなことになったのはこの学園の初代学園長が、




話し長いとやる気なくすじゃん?

めんどいし、サクッと終わった方がお互い楽だよね?

話す内容も考える必要ないし



とか言い出したからだそうな。

どうやら、お偉いさんの会話は誰もありがたがらないだろうと言う理由で全部取っ払ってしまったそうです。

で、それを聞いた他職員は全員当然ツッコミを入れてそれはよけたらダメでしょうと言ったそうだけど全部スルーして本気で実行してしまったらしい。

その後も、ことごとくお偉いさんのお話を入れようとする職員全員を力技でねじ伏せて実行させずに今の形で継続させ、その裏でこのやり方で継続させるように周りの人たちを懐柔させていった結果、今の形から変えようとする人が現れなくなったそうです。

まぁ、正しく言うと当時の王様がその意見に賛同して正式な書類でこのやり方でOKと言う類いのことを書いて、それを盾にしてこの国のトップの意見に逆らう気かぁ!とか言って周囲の人の反発意見をねじ伏せたと言うのが真実らしいけど。


当時の学園長と王様はマブダチ?というか親友どころかソウルメイトレベルで仲が良かったらしい。

まさしくツーと言えばカーのレベル。


まぁ、そんなお茶目?な学園長は当時の生徒たちには大変大人気だったらしいけど。

そんな感じでありとあらゆる行事には必ずと言って良いほど存在するお偉いさんのお話をすべて破棄させ、苦行扱いされる類いのモノをなくしまくり、時折生徒の仲に混ざって一緒に授業を受けたり食事をしたり遊んだりと非常に面白い人だったらしい。


どうやら、ここだけの話その人は異世界からの転生者だったらしい。

あっちの世界で事故に遭って死んでしまった直後でこっちの世界で生まれ変わったんだって。

それでどうして学園長になったのか気になったんだけど、世界のあちこちを旅しながら子供に対する教育や保護と言った部分があまりにもおろそかで幼い頃に死んでしまうのがそこそこの頻度で合っていることが許せなかったようで、それをさせないように学園を設立すると言う考えになったらしい。

で、正義に染まる国と当時から呼ばれていたこの国、クラリティ王国の噂を聞き、半ば強引にトップである王様に自分の考えを訴え、この国で学園を立ち上げる代わりにそういった部分の協力をして欲しいと願ったんだとか。

あまりにも必死に叫ぶ彼に当時の王様は感じるモノがあったらしくあっさりと承認し、この国が様々な形でやりとりをしている他の国や町に対しても子供の保護に関することに対して力を入れるように呼びかけていったらしい。

それに関しても、黒い噂のある部分の殲滅と似たようなモノだったため、協力者は独自のルートでその協力をしていったんだとか。


そんな子供のために人生を捧げた初代学園長は140歳というこの世界では普通の人間にしては非常に長生きしたらしい。

ホントにタダの人族で進化も何もしていなかったのだとか。

その彼はというと、そんな彼の活動で救われた幼い命は非常に多かったこともあり、”幼き守護神”と呼ばれたらしい。

ただ、本人曰く、自分自身が幼いように聞こえるという理由で不満だったらしいが。


本人自体も、水と雷という2つの属性を巧みに操るため、非常に強かったらしい。

と言うのが、彼は当時のSSSランク冒険者で大陸丸ごと滅ぼすようなドラゴンの群れを単独で殲滅させたという伝説を残したんだとかなんとか。

他にも、違法奴隷として子供を捕まえようとしていた現場を偶然目にして本気でぶち切れ、その場にいる敵を死なない程度に仕留め、拷問官も真っ青なやり方で情報を吐かせ、その組織とそれと少しでもほんのわずかでもつながりのある連中を文字通り1人残らず殲滅し、それ関係の人たちに恐怖の対象として語り継がれるほどヤバかったらしい。


後、実の子に対してDVな現場を目撃(正しくは勘で探り当てた)してそれを実行していた親とその親族、黙秘していた周囲の人たちを心身ともにぼこぼこにした後、その子供を引き取り、自立出来るまで育てたとか

そんなことを結構な頻度でしていたことからその人が独自に自力で孤児院を設立させて副業で孤児院の院長になってたとか

その孤児院が大陸最大レベルだったとか

とにかく子供に関わると1つ残らず過剰なレベルで子供優先な行動をとっていたんだとか。

そのおかげで”最狂の保護者”とか”子供狂い”とも呼ばれてたらしい。


それ故に、過剰防衛じゃない?と思われてもクラリティ王国の国柄的に当時の王様は良くやったもっとやれと拍手喝采なだけだったとか。

後に、その王様と血の繋がった姉弟だったんじゃないか?と言われるほど中身がそっくりだったらしい。

おまけ情報だと、彼は生涯独身だったらしい。

いや、モテたらしいよ?

ただ、それは彼が救った女の子たちだったと言うだけで。

その年齢差が20歳以上離れていて、その子たちを悲しませたくないという理由と、俺はロリコンじゃねぇ!と言う理由だったと言うだけで。


そのため、子種だけでも!と言う理由でそんな女の子たちが日々虎視眈々と彼を襲う気満々で身構えていたりしてたけど。


それはさておき、この国は昔からそんな人たちが自然と増殖していくらしい。



後、ここだけの話

方向性は違うけど、そんな彼のやらかした出来事の次にやらかした筆頭が母様の母様であるペチュニアおばあさまだよ。

その代表格が、大陸全土に蔓延っていた違法奴隷とかを扱う連中の完全殲滅だからね。


まぁ、母様もいろんなことをやらかしてるけど。






とか、頭の端っこで考え事をしてたらネルさんがこんなことを言い出した。

「じゃあ、終わったけど力を見せるためにSクラスVS他全員の入学生と俺と学園長以外の教師全員でバトってね。」

全員「は?」

は?

何故?



え?

母様たちもなんで今年もやっぱりやるんだぁみたいなリアクションしてるの?

知ってたら教えてくれたって良いじゃん!!

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