表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
陰の支配者2-天使+死神=?-  作者: ミコト
初めての都会?生活
14/36

もらった・・・卵?苔玉?は、なんでしょう?-そんなこともあるけど入試- ※挿絵

前話の職業アイドルの部分を一部修正しました。

それとちょいと遅れましたが、どうぞ。

--セニア--

あの歯車の大群を無事に討伐してクラリティ王国に帰ってきた私たちです。

そして、その功績が称えられ、3人揃ってDランクになれました。


後、戦い終わってから意識が曖昧なんですよね-。

気付いたらティーちゃんを抱き枕にしてお家で寝てたし起きたら翌日のお昼だし。


けど、頭の端っこですっごい気持ちよかった記憶がくっきりと残ってるんだよねぇ。

後、すっごいいっぱいチューした記憶。

これ、はっきりした夢だったのかどうかよくわかんないし、なぜか2人とも教えてくれないし。



それと、なんとなくティーちゃんの雰囲気が変わった気がする。

いつも私が抱きついたら抱きしめ返してくれたり甘やかしてくれたりするのは一緒だけど、ティーちゃんから私に口にキスしてくれる回数が増えました。

いつも私からすることが多かったし、ほとんど不意打ちだけで通常の状態だと基本的に避けてほっぺになるのに。

後、ちょっぴり大人っぽい雰囲気?なのかなんなのか説明出来ないモヤモヤというかムズムズが胸の奥にある。

何だろう?

それと、なぜにリンちゃんは私とティーちゃんのじゃれあいを微笑ましそうに眺めてるの?

まぁ、ティーちゃんとアイコンタクトで会話してそのままいつものようにリンちゃんにも2人で飛びついて巻き込んだけど。



とはいえ、そんな気がするだけでうちにいた頃にしていたスキンシップと違いがあるかと言われるとほとんどないからそんな気がするだけなんだけどね。

ほらあるでしょ?

一口目はぱっとしないお料理でも、世界トップクラスのすっごい料理人が開発したやつですって言われるとおいしく感じる・・みたいな?


まぁいいや。


で、あの町でもらった卵?(見た目は苔球)はというと、町でもらったときは私が触るとほんわりと光ってたのに、最近だと触らないとぼんやりと光るという謎の状況になってます。

多少放置してるのは良いんだけど、あまり放置しすぎたり私と距離が離れすぎるとその光り方がすっごいことになります。

もう目つぶししてない?って言いたくなるくらい。

と言うわけで、その謎の卵もどきは背負ってることが多いです。

抱っこでも良いけど、手が使えないのは色々とねぇ?


で、磨いて苔を削り落としたり磨き上げたりと色々してるけど、数秒たたずに苔球に戻ります。

なのに、周囲に苔が広がるワケでもないからちょっと不思議。


そして、あのスタンピートの後ですが疲れがとれた後はいつもの特訓メニューをこなしたりあの戦いでの反省点を自分なりに考えたりとして確認した結果、ステータスもぼちぼち成長しましたよ。







名前:セニア・クラリティ・エトワール

ランク:D(二つ名=流転の歌姫)

パーティ:ハリーファ


性別:♀

年齢:10

種族:聖狐しょうこ

身分:エトワール公爵家令嬢、癒しの都”ルナール”領主の娘

職業:魔戦士、アイドル

副業:歌手


属性:嵐

体力:A

魔力:A

攻撃:B

防御:C

俊敏:S+

練度:B+


攻撃1:【風操作】【雷操作】【風纏】【雷纏】【嵐人形ストームマリオネット】【浄化】

攻撃2:【感情強化】【魔力強化】【五感強化】【筋力強化】【加速】

特性1:【衝撃波】【威圧】【魔重力】【射撃】

特性2:【全武器】【体術】【投擲】【空歩】【アクロバティック】

補助1:【武器舞踊】【武器舞踏】【気配操作】【敵対感知】【野生の勘】

補助2:【快眠】【自動反撃】【料理】【心の歌(極)】【月の癒し】【天使の誘惑】

自動:【読唇】【速読】【視界適応】【並列思考】【思考加速】【騎乗】【発情】【万能の歌声】

種族:【獣化】


衣類:聖魔の衣装一式、身体補助のチョーカー、常闇の外套

武器:変幻自在のバングル、限定転移の苦無(5本セット)

装飾:クラリティ王国公爵家の証(儀礼剣)、セイクリッド侯爵家のコイン、テキスタイル子爵家のコイン

その他:天使のオカリナ(木製)、万能調理セット、マジックバッグ(ポシェット)


加護

英雄賢者おうかの子孫、流星姫ペチュニアの孫、能天使(始祖)の加護


【??】????:サリエル


称号

能天使の娘、賢者の娘、変幻自在、マザコン、キス魔





【加速】

魔力を使用したワザすべての速度を向上させる。

魔力練度と純粋な思いの強さに比例して制限なく向上する。



【万能の歌声】

その名の通り、自身が願い歌えばどんな効果も発揮することが出来る万能の歌

その歌声は守り・攻撃・癒やし・喜怒哀楽でも自身が想った通りの効果をその歌を聞いたものすべてに発揮する







名前:レリンス・セイクリッド

ランク:D

パーティ:ハリーファ


性別:一応♀

年齢:10

種族:聖人族

身分:セイクリッド侯爵家令嬢

職業:魔法医師、重戦士


属性:聖

体力:A+

魔力:B

攻撃:S

防御:B

俊敏:D

練度:C+


攻撃1:【治癒】【回復】【浄化】

攻撃2:【身体硬化】【魔力強化】【身体強化】【筋力強化】【腕力強化】【斬撃強化】【連撃】

特性1:【衝撃波】【威圧】

特性2:【双大剣】【ハンマー】【斧】【体術】

補助1:【敵対探知】

自動:【騎乗】【豪腕】【怪力】【剛脚】


衣類:守護の衣装一式

武器:魔断の大双剣、魔断の戦斧、魔撃の戦槌

装飾:セイクリッド侯爵家の証(儀礼剣)、クラリティ王国公爵家のコイン、テキスタイル子爵家のコイン

その他:マジックバッグ(ポシェット)


加護

賢神の加護、流星姫ペチュニアの加護、能天使(始祖)の加護


称号

初代聖剣の勇者の子孫、初代聖女の子孫、聖剣の勇者の娘、聖女の娘、百合(仮)、男装の麗人




【双大剣】

【大剣】【二刀流】の複合ワザ



【剛脚】

脚力が通常の2倍を発揮することが出来る。

また、脚にかかる負荷が半減する。







名前:ティアーネ

ランク:D

パーティ:ハリーファ


性別:一応♂

年齢:10

種族:男の娘

職業:結界師


属性:結界

体力:B

魔力:A+

攻撃:B

防御:A-

俊敏:C

練度:A+


攻撃1:【固定型結界】【浮遊盾型結界】

攻撃2:【感情強化】【魔力強化】【結界強化】【指定強化(結界限定)】【打撃強化】【束縛強化】【腕力強化】

特性1:【投擲(極)】【射撃】【ジャグリング】

特性2:【杖】【ナイフ】【短剣】【合気】

補助1:【気配探知】【魔力感知】

補助2:【料理】

自動:【並列思考】【思考加速】【騎乗】【精豪】


衣類:魔防の衣装一式

武器:魔強の杖、限定転移の苦無(5本セット)、切り裂きJさんのナイフ

装飾:セイクリッド侯爵家のコイン、クラリティ王国公爵家のコイン、テキスタイル子爵家のコイン

その他:マジックバッグ(ポシェット)


加護

賢神の加護、流星姫ペチュニアの加護、能天使(始祖)の加護


称号

理想の嫁、男の娘、守護者



【ジャグリング】

モノを連続で投げ、掴むことに関連するワザの集大成

投擲によって投げられたモノであれば、ほぼ100%空中キャッチが可能であり、その関連ワザの練度が上がりやすくなる





さりげなくですが、ステータスも全員得意分野のジャンルがAとかSになりました。

ワザも私やリンちゃんだと得意な方面で結構有用なモノが増えましたし、ティーちゃんなんて攻撃系でかなり有用なワザが増えたので私たちの中では最もうれしそうです。

ついでに言うと、そのときのうれしそうな表情は誰が見ても美少女でした。


で、いろんなワザを覚えたのは良いけど、私の新しく追加された職業が影響しているのかとんでもなく万能性あふれる歌というかワザを覚えました。

しかも、元々持ってた【心の歌】に極ってついたし。

まぁ、ティーちゃんの投擲にも付いてるけど。


極が付いてるワザはただそのワザを扱うことが出来るってものじゃなくて、完全に自身の手足のように使いこなしているという証でもある。

名前の通りそのワザを極めたと言うことで、それが付いてるだけでその人の十八番として扱われるワザと言っても過言ではないものです。




それで、私の歌なんだけどあの戦いの時は歌に魔力を乗せることで私の歌関連というか補助系のワザを発動させてたんだけど、色々検証した結果、魔力を込めなくてもただそう願い、そう想うだけで発揮するとんでもないワザだったんです。

なので、今後戦闘中に歌うときにわざわざ歌に魔力を込めずとも発動するから魔力の節約にも大きく貢献するから私がある意味3人の中では最もスキルアップしたようなモノです。

後、【発情】についてがよくわかんないのに、リンちゃんとティーちゃんはわかってるっぽいのに教えてくれないのが気にくわない。

いつもはぐらかすんだもん。

母様に聞いたら教えてくれるかな?



で、卵なんだけどさっきステータスを見てもらったから気付いてると思うけど、いつの間にか私と契約してるっぽいんです。

しかも、名前もいつの間にか付いてるし。

まぁ良いんだけど・・・


「何の卵なんだろうね?」

「さぁ・・?苔・・・何だよね。最も謎を産んでる理由」

「うん。ただ卵だったら鳥とかドラゴンとか色々思うんだけど、苔・・植物とみるべき?」

「んー・・・実は苔じゃなくてかびだったとかだと更に謎だし。」

「毎日お風呂で磨き落としてるけど苔だったよ?」

ついでにどうでも良いことだけど、磨き落とすたびに生えてくる苔はさりげなく種類が違います。

名前とかわかんないけど、よく見たら見た目が違う苔がその都度生えてきてるよ?



「それで、セニアは体調はもう大丈夫?」

「リンちゃんは心配性なんだよ。ちょっと疲れただけだって。ただ消耗してただけだし・・・ちょっとだけあの戦いで補助系に魔力を注ぎすぎてペースをミスっただけだし。」

「まぁ、嘘はついてないっぽいから良いんだけど。」

「それにちゃんと薬草茶も濃いめにして飲んだし、シャスティの団子も食べたんだから大丈夫だって。」

「まぁねぇ・・」

「だからリンはオカンって呼ばれるんだよ。」

「・・・主に呼んでるのは君たち2人だけどね。ホント仲良しだね2人」

「リンちゃんも仲良しだよ?」

「何他人の振りしてるのさ。」

「仲良しなのは自覚してるけど2人はとくにってことだよ。」

ジト目でリンちゃんは私とティーちゃんを見てる。



で、ティーちゃんは私を膝枕しながら私をなぜか幸せそうにモフってる。

それで私はティーちゃんの太ももをセクハラまがいな触り方して堪能しつつ目の前に転がしている苔球を観察中。(さりげなくだけど私の魔力を吸ってるんだよ。支障ないけど)

後、余談だけどティーちゃんが私たちと一緒にお風呂に入ってくれなくなりました。

すっごいショックです。

だから、2度目だろうともお構いなしにティーちゃんがお風呂に入ってる最中に突撃します。

まぁ、しようとしたらリンちゃんに止められるから成功したことないんだけど。




「そう言えば、明日だったよね?」

「そうだ。2人は大丈夫?」

「問題なし」

「当然」

あれからただ魔力とかをちょいと消費しすぎただけだというのにリンちゃんは私を重症患者扱いしたがるんだよ。

大丈夫だっていっつも言ってるのに。

怪我とかも、せいぜいがかすり傷とか切り傷とかでたいしたことないしリンちゃんが治してくれたし。


お風呂でしっかり隅々まで問題なしってリンちゃん見て知ってるだろうに何でだろうね?

魔法で治療したのもリンちゃんなのに。

まぁ、リンちゃんの過保護は今に始まったことじゃないから慣れっこだけど。


ちなみに、リンちゃんの過保護モードはその2日後まで続きました。








で、学園の入試の試験当日です。

学園にたどり着いた後、名前ごとに筆記試験の場所が違うらしく3人ばらけました。

終わった後は、母様おすすめの謎の塔の屋上に集合と約束してます。

何にもないただの塔なので部外者である今現在の私たちでも登って良いらしいです。


自分の席を見つけ、卵を足下の籠においてしばらくするとテーブルがふわりと光って紙が出てきました。

あぁ、これが筆記試験のやつですか。


とりあえず、名前書いて-。

問題を解かないとね。


って、母様が簡単すぎて悩んだって言ってた理由がわかりました。

確かに簡単です。

チョロッと本とか読んだり町をうろちょろしたら自然と知るようなことばかりです。



あ、どうせだからその回答に関連するおまけ知識も追加で書いておきましょう。

こっちには、そのイラスト付きで応用出来る豆知識を書いて-。


ついでですから名前の隣に母様のイラストを描いておこう。

絵は、ぼちぼち得意です。

上手と言われるけどプロかと言われるとそうでもないと言う程度のモノです。

まぁ、リアル系ではなく翠が言うところの3頭身の可愛くしたミニキャラっぽい感じだけど。



んー。

まだ始まって40分くらいですか。

まるまる1週は見直ししたし問題な意思なぁ。

どうせだからあと20分たったら出て行こうっと。

空いた白紙のページにこの間のスタンピートの時にいた魔物を順番に描いておこう。

ついでに、黄昏も描いてあげましょう。



ふむ、満足した。

白紙は文字通りなくなったから部屋を出て行こっと。













で、集合場所である塔の屋上にたどり着いてそこからの風景を楽しんでたら数分もしないうちに2人もやってきました。

「やっぱりセニアが一番だったか。」

「私とリンはほぼ一緒だった。」

「私も数分前に来たばかりだよ。」

「結果はどうだった?って言うまでもないか」

「うん。」

「絵とか書いたり答えのおまけ知識も書いといた。」

「はぁ・・セニアらしいなぁ。普通はそんな遊び心なんて考えつく余裕はないのが普通らしいのに」

「そこでらしいとつける段階であなたも同類です。」

「うぐ・・」

「とりあえずご飯食べよう?」

「だね。」

「はぁ・・・まぁ良いか。落書き禁止なんて書いてなかったし、きちんと答えは書いてるみたいだし」

ちなみに、リンちゃんはまじめに答案のみ記載しており、ティーちゃんは私と同様お絵かきをしてたりする。

私と違う点で言うと、答案に関連する絵をティーちゃんは描いただけだけど。








ご飯を食べ終えた後、模擬試験をするらしいグラウンドにやってきました。

受験生らしき人たちと先生らしい人たちがちらほら集まっており、それをグラウンドの端っこで眺めつつ軽く準備運動をしながら周囲を観察する。

私たちみたいにリラックスしてる人がほぼ皆無でもう後がないという必死な感じになってたり、見た目で人を人と見ない見下した表情になってる無駄に偉そうなやつとか媚び売ってる感じの鬱陶しそうなやつとか周囲をキョロキョロして人間観察?してる人とか色々いる。


その中で、おじいちゃんとネルさんを見つけて視線で挨拶を交わす。

「あのおじいさんが?」

「ほぼ確実に」

あの人が学園長のおじいちゃんかぁ。

ぱっと見はほんわかとしたおじいちゃんだけど、内包する魔力とか結構な実力者だとわかる。

さすが実力国家の学園長。

で、他の先生たちと比べると母様が学園2番手の実力者と言ってたネルさんもホントにただ者じゃないって改めて実感する。

本人は眠そうにあくびしてるけど。

「父様からも聞いてるけど、母様の母様が私たちの年齢だった頃からすでにおじいちゃんだったって・・何歳なんだろう?」

「この学園の謎の1つらしいって父さんに聞いてるけど。」

「確かに。まぁ、フリージア様みたいに進化した人らしいけど」

「だろうねぇ。母様たちが受けたときは見ただけで実力を見抜いてその場で合格だったらしいよ?」

「あぁ・・あのお方が戦うとほぼ確実に周囲すべてをなぎ払ってただろうし。」

母様、本気で周囲の人たちどころか関係者以外は一切興味ゼロだからね。




で、おじいちゃんがこの後の試験内容を言いました。

先生の誰でも良いから一度、誰かと戦えば良いらしい。

戦闘が苦手なら魔法かワザか何かしら得意なモノを見せればそれでいいらしいけど。



・・・で

「特に慌てちゃいないから良いけど・・」

「なかなか順番が回らなさそうだね。」

「先生たちもきちんと審査したいらしくて1体1を順番だからね。」

先生たちに受験生が集まりすぎて近づくこともままならないです。



しばらくぼんやりと眺めてたら学園長のおじいちゃんと目が合いました。

で、私たちにおいでおいでしてる。

「来いって言ってるね」

「母様の時もこんなだったって聞いてる。」

「とりあえず行こう。アレに近づくの嫌だし。」

受験生でごった煮状態だからねぇ。


「お主らは、挑戦せんでも良いのか?」

「あの状態のところに近づきたくないです。・・めんどくさくて」

「同じく」

「く」

「じゃろうなぁ。わしも同感じゃ。とはいえ、お主らであれば戦わんでも実力くらい見りゃわかるわ。」

「さすが学園長」

「何じゃ知っておったか。」

「まぁ、母様たちに聞いてましたから。」

「あぁ・・なんか見たことのあると思えばお主らあの連中の子供か。」

「わかるんですか?」

「わかるぞ。特に・・セニアじゃったか?お主はわかりやすすぎる。」

「まぁ、種族とか髪色をのぞけば母様そっくりと言われますからね。」

見た目は。

中身は父様に近いと言われますけど。

「そっちのレリンスか?お主もあの2人にそっくりじゃ。ティアーネはちょいとわかりづらかったがなぁ。魔力と雰囲気とその2人との関係からのほぼほぼ推測じゃがな。」

で、一応誰の子か推測を聞いたらきっちり合ってた。

「すごいあってる。」

「無駄に長生きしとらんからな。むしろお主の母親の母親がこの学園である意味伝説を作った状況をリアルタイムで見てたからなぁ。」

「あぁ・・・相当すごかったらしいですね。イリスおじいさまが懐かしそうに話すたびに母様たち以外は全員顔が引きつってましたけど。」

「すごかったぞ?それ以外に言いようがないくらいすごかった。で、お主らはこの学園に通いたい理由は気分か?」

「みたいな感じですね。親元を離れて鍛えるならここは人間関係も含めてちょうど良いと思ったので。」

「私個人としては、母様が通ったここがどんなところか同じ立場になって見てみたかったのが本音ですけど。」

「私は、戦術を広げたい。守ることしか出来ないから。」

「正直でよろしい。そうでないと面白くないからな。かっかっか。あぁ、そうじゃ。お主ら3人合格じゃ。」

なんかすっごくあっさりとした答えでした。

「あ、そうですか・・。」

「あまりにあっさりとしすぎてません?」

「そう言う割にはあまり驚いておらんようじゃが?」

「ま、まぁ・・ある意味身内の伝説に慣れてしまったからですかねぇ?」

「そりゃそうもなるか。・・にしても、お主らは全員ほぼ満点だったのは親が親故に構わぬが、まさか落書きまでする余裕があるとは思わなかったぞ?」

「・・・この子たちがすみません。」

「わしは面白かったから構わんぞ。プラスで点数を特別に増やそうと思ったが他の教師連中にダメと言われてしまってな。良く描けておったぞ」

「あ、どうも。」

「あまり年寄りとの会話もつまらんじゃろう。合格したんじゃ、入学式まで羽を伸ばすと良い。お主らのような面白い連中は大歓迎じゃ。」

じゃあのと良いながらかっかっかと笑いながらおじいちゃんは去って行きました。


とりあえず、母様たちとほぼほぼ同じような感じで合格しました。

入学式まで依頼受けたりして準備しないとね。









--学園長--

もうあれから10年以上経つのか・・。

早いのぉ。


あのフリージアたちが入学していた頃がまだここ最近のように思えるというのに。

じゃが、あの子たちにホントそっくりじゃ。

まぁ、答案用紙におまけ知識だのお絵かきだのをしてたのは驚いたがな。


答案を回答してたやつなんて頭を抱えておったがわしは楽しませてもらった。

まぁ、頭を抱えたい理由はわからなくはないがな。

注意しようにも落書き禁止とは書いてないし、答案はきちんと書いてるから違反ではないんじゃから。


しかも、おまけ知識が意外と面白い。

そう言う考え方があったかと感心するモノが多かったし、絵としてかかれていた生き物もきちんと特徴が捉えられており何なのかすごくわかりやすかった。


絵というのは以外と重要だったりする。

この国では、文字が読める人の割合は国柄100%に近いが、よその国であればそうはいかない。

学園に通うか、文字が読めるような環境にいないものだって国外には珍しくない。

そう言う連中に文字だけで説明したって読めないんだから意味がない。

そういうときに、絵を描いてこういう生き物が・・と質問をした方が最も通じやすい故に冒険者や貴族、商人のような他国の人間とやりとりをするやつの中には絵を描ける人を別で雇うのだって珍しくない。

逆に、絵を掛けずとも口で説明が上手いモノを雇うものだっているが、世界規模での割合で言うと絵よりも口で説明出来るモノを雇う方が圧倒的に多いのは確かじゃがな。



それにしても、あの親が親じゃからわかってはおるが、異世界人が言うところのカエルの子はカエルとはよく言ったものじゃ。

あの年齢でかなりの実力者じゃ。


それに、この間噂で聞いたどこぞの町を遅うスタンピートを解決した少女たちは間違いなくあの子たちじゃろう。

その中でも、セニア。


あの子は珍しい戦い方をするとかなり有名だ。



純粋に歌だけでも有名なのに加え、あのクテン様であるフリージアの娘としても有名だ。

しかも、戦いながら歌うというのはわしも長生きしておるが初めて聞く。


確かに歌うことで癒やしをもたらしたり仲間へ補助魔法を掛けると言ったことは存在はする。

だが、それを前戦で戦いながら同時に行うのに加え、自身の強化も並行で出来るというのは見たことも聞いたこともない。

行ってしまうと1つのワザで自分と仲間の強化を同時に行い、敵の位置を把握する探知の類いと言った複数のことを行使するとは戦場の歌姫とはよく言ったものじゃ。

それに、流転の歌姫とはまさしくぴったりな二つ名じゃ。


名前の通り、もたらすモノがどのようなものか想像もつかぬし、万能性もフリージア顔負けじゃ。

あの子は魔法関連での万能であり天才だったが、手数だけで言うと接近戦やその歌も含むとそれを遙かに上回る。







そして、その子の親友というあの2人も見た目が性別判断を間違いやすいのは別として親友と呼ぶにふさわしい実力を併せ持っておるし、その向上心も素晴らしい。

まぁ、そうならないのが当たり前じゃが。

あの親がそうなるように育てるわけがないからなぁ。


あの都に滞在する者たちは1人1人だけでも実力は計り知れないというのに、そのトップは知名度・実力共に最上位の天才魔法使いじゃ。

まさに最強の都であり鉄壁の都じゃ。



本当に今年は面白い。

あの子たちがこの学園でどのような伝説を作るのか楽しみじゃ。


挿絵(By みてみん)

セニア「母様の服って思った以上に肩とか首回りとかの露出がすごいな・・母様は普通に着こなしてたから気付かなかったけど」

挿絵(By みてみん)

フリージア「ふむ・・セニちゃんの格好は動きやすいですね。胸元よりも脚でアピールするタイプですか・・ふむ。」


作ってみて思ったのは、白髪はどの色合いの服装も似合うけど、赤髪だと合わせる色がある程度固定されるから色合いの調整が難しいですね・・。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ