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翌日
「いってきま~す!」
靴もろくに履かずに、夕真は飛び出した。
昨日、あんな死闘を繰り広げたというのに今日からはいつも通り学校だ。
まあ、当たり前なのだが。
家から飛び出すと家の結界の外に数匹の妖がいた。
妖といっても微弱な奴らでまだろくに陰陽術を使えない夕真でも片手で祓えるだろう。
人に危害を与えることはまずなく、静かにこちらを見つめているだけだから誰も祓おうとはしない。
あの日から夕真はなぜか「妖視」の力がついていた。
ふつうはかなり力をつけないと視えないはず、と夕真の家族もそろって首をかしげていた。
まあ、そんな細かいことは気にしない夕真はとりあえず、だが陰陽師を目指すことになった。
「あ、澪!おはよ~!」
「おはよう、夕真。
怪我はもう大丈夫なのか?」
「まだ痛いけどじい様が治してくれたからすぐ痛みも引くと思うよ」
「なるほど。
さすが陰陽師一家
それなら心配なさそうだな
?おい、夕真?聞いてるか?」
夕真の目は目の前を歩く青年に注がれていた。
やけに見覚えのある姿。
もしかして。
「あに、き…?」




