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登場人物紹介&世界設定

宇宙の卵 ソラノタマゴ


遠い遠いグリーゼ系に向かって飛び立つ一つの宇宙船があった。窓も無く、空も見えない宇宙船。「どうせ、グリーゼに着くまでに僕の命は尽きる。なんのために生きているのか。」そう、呟いた。



主人公名(男) セノアー・ケンピス

地衣類の研究者。テラフォーミング技術の鍵となる技術を研究している。ただし、実際に役立てる機会は無い。地衣類の力強さに憧れているが、グリーゼに着く前に死んでしまうことを嘆いて、自分の仕事に意義を見出せないでいる。「意味は現実には存在しない。自分が夢見るもの。」「淘汰と増殖だけ真理」と考えている。調和と管理しかないこの「タマゴ」は、「生きる意義」を失わせるものだと考えている。地衣類研究ルームによく出没する。最終局面では、地衣類を利用したある計画を提案する。ビートルズ好き。

※ 主人公のはずなのに、脇役達に出番を奪われてかわいそうなことになってます。




ヒロイン?(女) ラノミナ・フュサリュー

宇宙を観測する研究者。ただし、宇宙は常にモニター越しでしか見れない。「タマゴ」の外の世界を心から見たいと思っている。「世界はただの”物質や法則”。でもとってもキレイ」銀の髪。白い。ほとんどシャワーを浴びないため体臭が匂う。宇宙の勉強しかしていないため、社会の知識は皆無。居住空間でないはずの宇宙測定ルームに住み着いている。一人でいる時は大人しいが、他人と接する時は乱暴になる。




(女)ミュエネ.ハッシュ

植物の管理を行う管理人。風の無いせいで歪む木々を嘆く。

自然な力強い嵐のような風を心から欲している。

料理好き。ゲンの話では怒ると怖いらしい。



(男)ゲン・オイスター・アカツ(関西弁)

機械の整備担当。先祖がこの船に「転勤」させられ、この船に乗り込んだ。出自が異なるため、この宇宙船の中では異色。剣術の心得がある。機略に富む関西弁の男。万難に対応できるように訓練されている。。何も起らないこの「タマゴ」の中で、空しさを感じている。



(男)ナターク・ガルア

神学を学ぶ青年。芸術、哲学に造詣が深い。「世界が183度変わってしまっても、神様のことを信じてるって言い続けることができるのか?」一応、宗教担当となっているが、リィリスをはじめほとんどのメンバーから蔑ろにされ、ゴミのように扱われる毎日を過ごしている。時々、空気を壊す発言をしてしまう。ミュエネによく慰められる。ラノミナとリィリスによく激怒される。



(女)リィリス・インビシブル・ユニコーン(船長)

この船の船長。特に何もせずにぶらぶらしている。。非常に明るい。というよりもうるさい。背が低い。船長のたしなみと称して、戦争映画を見るのが大好き。帆船の船長に憧れる。「ロードロックシステム」を破壊するよう命じた張本人。人知れず泣く弱虫。前半の主役。



(女)コリュ・シェアシエ

表情に乏しい無口な天才プログラマー。真面目で全て鵜呑みにする。特にすることが無いため、シミュレーションゲームで遊んだり、プログラムを組んで遊んでいる。自分一人が宇宙に放りだされても生きていける。…と思っている。リィリスと組むとトラブルメーカー度が百倍増加する。「ロードロックシステム」を破壊した危険人物。趣味は、監視カメラを起動させてみんなの生活を覗くこと(罪悪感は感じて無い)。

※ なぜか、準主役に。



(プログラム)見えざるピンクのユニコーン

趣味は靴下集め。実は宇宙船の自動プログラムで、ユニコーンの姿や女の子の格好で現れることがあるとか無いとか。彼女の存在は、セノアーの前の代で大いに議論され、「肯定派」「否定派」「オイスター派」「保護派」などの闘争を巻き起こし、そのお陰で、乗組員同士の大喧嘩にまで発展してしまう。という話が伝わっている。

→ 宇宙船の秘密に…


(プログラム)ロードロックシステム

「ロードロックシステム」は3つのシステムからなり、「否定派」が保護派の乗組員同士の物理的隔離(宗教の拡散防止)、「オイスター派」がユニコーン保護の妨害のための乗組員の相互通信遮断とユニコーン情報抹消(抹消は不完全)、「保護派」がユニコーン守護のためのセキュリティシステムを構築した結果、成立してしまったシステムでできている。。

→ コリュにより解除。 宇宙船の秘密を握る。



(プログラム)教育プログラム「コアニー」

控えめな愛らしい教育プログラム。スケジュール管理をする。ラノミナには手を焼いている。ごくたまに、先生っぽい発言をする。セノアーとは仲がいいが、コリュには消去されそうになるくらい嫌われている。


(アンドロイド)ゴフレード

第3章より登場。

とある宇宙船で、ひげ面の科学者により作られたアンドロイド。長い年月を生きるにつれ、心が荒んでいく。。




世界設定(概要)

20光年先の惑星グリーゼ583gに向かうため、小惑星を改造して作られた宇宙船「ソラノタマゴ」に乗船している。正式名称「ユニコーン13号」。どこがユニコーンだがよくわからないため、現在では愛称の「ソラノタマゴ」でしか呼ばれていない。地球から惑星グリーゼ583gまで、400年かかるという。テラフォーミングが完了するのに、さらに百年がかかることが予想される。ソラノタマゴが地球を出発して、二百年が経とうとしていた。セノアー達の世代は、丁度中間地点の世代だ。セノアーの前の代、船内で大きな喧嘩があり、その時の取り決めで「ロードロックシステム」が作動しているため、船内の行き来が制限され、各自一人で黙々と仕事をして暮らしていた。船内の乗組員の状態さえ知らない。そんな時、事件が起る。「ロードロックシステム」が突如として破壊されたのだ。セノアーは恐る恐るいつもと異なる道を進み始める。

上記の内容は予定です。次話から本編に入ります。

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