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宇宙の卵(ソラノタマゴ)  作者: しゃくとりむし
第3章 心を求めて [前編]~ゴフレード~
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元気に。

あれから、ラノミナとは上手く話せない。






僕はどうしたらいいのだろう。




ここ数日。僕はそんなことばかり考えていた。


◇◆



「あっ。ラノミナ」



ラノミナと目が合う。何か話そうと考えるが、話だす前に目を背けられてしまった。


「…ごめん」



ラノミナは目を伏せたまま、一言だけ発して、小走りに走って行ってしまった。





「はぁ~。元気だしてって。それぐらい言えよな~」



頭を掻きながらセノアーは自分の不器用さを責めたのだった。



「ねえっ!」



声の方を振り向くと眉間に皺を寄せたリィリス船長の姿があった。船長もラノミナのことが心配なのだろう。



「リィリス船長!!」


困り顔をしていたリィリス船長の顔が、にやっと笑った。


「さっきの見てたよっ。ねえっ。セノアー。私はラノミナを元気にしたいのっ。もちろん、協力してくれるよねっ。」



リィリス船長の急な表情の変化に戸惑いつつ、セノアーは「もちろん」と返事をしたのだった。











「じゃあ、またっ。13時にミュエネの部屋ねっ。」



リィリスは大きく手を振った。






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