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宇宙の卵(ソラノタマゴ)  作者: しゃくとりむし
第2章 船長の風格 ~ リィリス ~
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靴下事変 2

木々が生い茂るミュエネの部屋こと休憩談話ルームの、林の中の一番奥の円形のテーブルにみんな集まった。時間はもう午後で、人工照明も弱めの光で辺りを照らしている。ミュエネが、冷えた野菜ジュースが入ったコップを配っていた。


「コアニーもいるっ?」


「ハイ。ナンデ私まで。。」


コリュの持つ端末からコアニーの声がした。


「アリバイを証明する証人だからよっ。」


リィリスは顔を見渡した。何にも異常を感じない。平静そのものの表情だ。


「さてっ。今回の問題なんだけど、まず被害状況を調べたいのっ。」


「ロードロックシステムの解除のあとから、靴下が無くなった人っ、手を挙げてっ。」


ミュエネ、ラノミナ、コリュ、ナターク、セノアー。5人が手を挙げた。私も靴下減っている気がするから6人か。。ゲンだけが盗まれていない。怪しいかもっ。


「じゃあ、その量を知りたいわねっ。どのくらい無くなったのっ?」


「私は少しだけ。2枚かな。全部片方づつ。一昨日から2日連続。」


片方とは不可解ね。ミュエネは「2」と。


「少ないわね。わたしなんか、5枚よ。ミュエネと同じで片方だけ。ロードロックシステムが解除されてから、一日一枚づつ無くなってるわ。」


ラノミナは5枚。毎日盗まれている…


「今朝わかった1枚だけですね。共通しているのは片方だけ盗まれたことでしょうか。」


ナターク いち。ハイ。次。


「コリュは何枚?」


「一枚。昨日。」


コリュは一枚っと。


… 残るはセノアーね。


「実は、僕なんですが、その、、29枚なんです。ほぼ、全部被害に遭いました…」


!!


ラノミナが身を乗り出した。



「え~!!そんなに無くなったの!?ほぼ全部じゃん。今履いているので最後!?」



「そうなんだ。昨日まで一日一枚のペースだったんだけど、今日の昼に収納庫を見たら、ことごとく片方だけの無残な姿になっていたんだ。」



セノアーはしょんぼりとテーブルを見つめている。


「なんで早く言わなかったのよっ!大被害じゃないっ!」


「悪戯だと思ったんだ。無視して流した方がいいかなって。」




う~ん。よくわからない。盗難だということは間違いないだろう。性別も無関係に盗んでいる。不思議だ。目的がわからない。



「セノアーは収納庫の靴下が盗まれちゃったんだけどっ、他の皆はどこで盗まれたのっ??」


「乾燥室よ。干していると、いつの間にか無くなるの。」


ナタークとミュネエも小さく手を挙げる。


「私も乾燥室でなくなったわ。」


コリュはふるふると首を振る。


「ベッドの上に置いてあったのが無くなった…」


特に脈絡が無いか。う~ん。わからない。

冷たい野菜ジュースをぐいっと飲む。頭は冷えた気はするけれど全然わからない。



「わからないっ。何が目的なんだろう。ゲン。あなたは盗まれてないねっ。」


犯人かもしれない。ゲンの顔をじっと見つめる。


「そないなことしまへんて。睨まんでくださいよ~。もう、怖いな~。」


「でもっ、一番怪しいのも事実よねっ。」


「まあ、ここらで、犯人さんの行動を分析してみまひょ。そうすれば、わいの疑いも晴れるやろうし…。」


ゲンは話を続けた。


「まず、犯人の行動は単純や。靴下があれば、半分パクっていく。見つけ次第片っぱしに、やな。数や誰が履いていたかなんて関係あれへん。置いてある場所もやね。目的は性的嗜好やなんやらとは思えへんな。不可解としか言いようが無いわ。 次に盗みのパターンや。毎日盗むなんて尋常じゃあれへん。せやな… 犯人さんは、一回でも靴下を見つけた場所を頻繁に巡ってはる、かもしれへんね。」


みんな大きく頷く。


「更に、盗難があった地域。お隣さんのセノアーとラノミナさんの所から、だんだんと範囲をが広がってきてしもうてるんとちゃうか。正直、誰にも気づかれずにそんなことできるんかいな?と思うんや。普通に考えれば、これだけの広い範囲を常に靴下が無いか見て回る、なんてことは不可能なんや。」


ゲンの話は説得力があった。じゃあ!?誰がいったいこんなことを?

というよりもそんなことが可能なのっ?




林を照らす人工照明が少しだけ暗くなった気がした。















話というか、頁だな。靴下事変2頁目。

何だか短いな。一つ一つのシーンをもっと長く書きたい。

どうしたらいいんだろう。

話が進まなくなるのも困るんだけどなぁ。

現時点でも進んでないか… あははは。

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