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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
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カツアゲ屋

作者: 遥(はるか)奏汰(かなた)
掲載日:2026/08/17

衰えを感じる50歳のカツアゲ屋が、昔からのターゲットである弱気な同級生を路地裏に呼び出す。しかし、いつもの金銭の要求をきっかけに、同級生が隠していた恐ろしい秘密と自身の体の不調の真相が明かされ、二人の立場が静かに逆転していくダークファンタジー。

 俺の家業はカツアゲ屋。50歳になり、すっかり腕力も衰えた。最近の標的といえば、昔から弱っちい同級生の佐藤くらいなものだ。今夜も路地裏に呼び出し、小遣いを巻き上げて笑っていた。

「おい佐藤、来週も頼むぞ」

佐藤は震える手で眼鏡を掛け直し、力なく微笑んだ。

「うん、いいよ。君が僕から奪ってくれるおかげで、あいつらも大人しくしてるからね」

「……あいつら?」

俺が眉をひそめた瞬間、路地裏の影がぐにゃりと歪んだ。佐藤の背後から、黒い粘液のようなナニカがぞろぞろと這い出してくる。

「僕、生まれつき体内に『厄』を溜め込んじゃう体質でさ。誰かに理不尽に奪われないと、外に排出できないんだ」

佐藤は申し訳なさそうに言った。

「君がカツアゲしてくれるから、僕の代わりに君が『厄』を引き受けてくれてたんだよ。最近、君の体調が悪いのも……全部そのせいなんだ」

気付けば、俺の影は黒いナニカに喰い荒らされ、原型をとどめていなかった。膝から崩れ落ちる俺を見下ろし、佐藤は優しく囁いた。

「また来週も、僕から奪ってね。じゃないと——君、死んじゃうから」


     【了】

俺の家業はカツアゲ屋。50歳になり腕力も衰え、標的は昔から弱気な同級生の佐藤だけだ。今夜も路地裏で小遣いを巻き上げて笑う。

「おい佐藤、来週も頼むぞ」

テンポが上がり、よりスムーズに会話へ繋がります

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