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鬼退治の話 ストーリーのあらすじ 映像用脚本

作者: hara

鬼退治の話

イントロダクション

この映像は日本の鬼について興味を持ったある男性による取材映像である(ファウンドフッテージの説明)



チャプター1 鬼についての話

カメラマンのナカハラの自己紹介

ナカハラ移動している、自撮り撮影をしながら

ナカハラ(英語)『こんにちは、ナカハラです、youtubeで日本の文化や歴史を紹介しています。今回は鬼について調べていきたいと思います』

ナカハラ(英語)『鬼は日本の代表的なモンスターで、西洋のオーガ、サイクロプス、フランケンシュタインとも似たような特徴を持っていますが日本独自のキャラクターです』

ナカハラ(英語)『皆さんは鬼退治はご存じですか?なんと日本ではこの鬼の存在が信じられていて、鬼を退治しに登山を行う儀式が今でも続いているのです』

ナカハラ(英語)『今回の動画もよろしくお願いいたします(よろしくお願いしますだけ日本語)、オッケー、』

ナカハラ、撮影の尺が終わり、リラックスした感じでカメラを切る



シーン1

鬼へのインタビューが行われる、(日本語音声に字幕を付ける、ナカハラは英語と片言の日本語を使用)


学者の部屋、資料や写真を提示

学者『鬼は神話や伝承に多く記載されています、日本においては一部の地域で実際に鬼のような異形の存在は実在しているという報告もあります。』

学者『伝説の存在なのか、実在する存在なのか、一般的には伝説上の架空の生物として認知されています。私共はこの鬼を実在する現象として研究しております。』

学者『鬼は日本の独特な湿度や気候の為のせいに発生するとも言われています、日本の国土の7割は山なのですが鬼はこの山のみを生息域にしています。鬼をそういったUMAの延長線上のような存在として研究する学派もあります。』

学者『鬼を一種の幻覚作用の影響として論じる学派もあります。日本の独自の植生環境が生み出す麻薬が多湿な霧と共に登山者に幻覚を見せるという考えですね』

学者『日本には独自の山岳信仰があり、民族性の強い地域もあります、その為、山の多くは個人や宗教法人に私有地化され、実質的には未開の状態でもあり、調査研究の余地が多くあるのが現状です』

質問1『鬼退治についてどう思われますか?』

学者『鬼退治は全国的にある風土的な習慣と言いますか、あくまで豊穣の祈祷や無病息災の祈りのような位置づけで、たしかに人と鬼が接点を持つ行事ではあるんですが、決して鬼退治の内実で鬼の実存性が問われるわけではないと考えています』

質問2『鬼退治に参加されたことはありますか?』

学者『ありますよ、まだ学生の頃だったかな、その当時の休暇に実家の近くで自治体が募集してて参加しましたね、その時は鬼は出なかったんですが形式的なことは行われていて、そんな風に鬼退治といっても必ずしも鬼を退治する必要はないんですよね』


鬼ごっこをしてあそんでいる子供と大人がいる(保育園のような場所をイメージ、知り合いの子供人形劇クラブに頼む)

大人『鬼って結構身近な存在かもしれないですね、なんか子供の遊びって鬼が多いんですよ、この追いかけっこしてるじゃないですか、これも鬼ごっこって言って、で追いかける子は鬼って呼ばれるんです、それで追いかける子が捕まえると今度は捕まった子が鬼になって追いかける役になるんです』

大人『あとだるまさんが転んだとかも、鬼って言いますね、こういう言葉って私は別に教えてないし、私も誰かから教わったわけじゃないんですけど、気づいたらみんな知ってて当たり前のように使ってますよね、それぐらい身近というか、その海外のサンタクロースとかって必ずきっかけがあって思い出とかがあっていつ知ったかってなんとなくわかると思うんですけど鬼は気づいたら勝手に知っているみたいな存在なんじゃないかなって』

質問1『鬼退治についてどう思われますか?』

大人『鬼退治はなんか大変そうなイメージがありますね、まああんまり詳しくはないんですけど、険しい山を登るみたいな』


イザナギとイザナミの絵がかけられた部屋

おばあちゃん『鬼っちゅうのはね神様やからね、日本っちゅう国はね、神様の国やからね、神道、わかる?shinto、イザナギ様とイザナミ様っていう神様が作った国、それでその鬼も神様から作られた山の神の子供みたいなもんなんやで』

質問1『鬼退治についてどうおもわれますか?』

おばあちゃん『鬼の世界と、人間の世界があるからな、山から下りてくる境をはっきりするためにはそれは退治ていかなあかんな』



若者『鬼ってまあ、デカいじゃないすか?で肉を食うみたいな、あと天狗とかはあの鼻がながいみたいな、で俺思うんすけどそれって外人の特徴じゃないですか?だから中世とかの時代に何らかの理由で日本に来てしまった外人を見た日本人がその外人の特徴とかを誇張していったのが鬼なんじゃないかなって』

若者『今はやっぱ慣れてきてますけど、最初、外人と会ったら、結構びっくりしたっていうか、日本って島国だから俺子供の頃は外人とかいまより少なかったんで、俺も初めて外人見た時はすげえビビりましたしね、なんかデカいし強そうだし、それって怖いじゃないすか?怖さがあったんすよ、それが誇張されて鬼になったみたいな』

質問1『鬼退治のアルバイトについてどう思われますか?』

若者『鬼退治のアルバイト?行くんすか?いいっすね、地元でやったって子いましたよ、なんか不思議な体験だったみたいな?』

若者『まとめるとその時は鬼には遭遇しなかったんだけど、でも出てきそうな雰囲気はあったみたいなこと言ってましたね』




シーン2

町の役所の掲示板やインターネットの仕事の記事

鬼退治の人手を募集している


鬼退治の募集をカメラに映して


ナカハラ(英語)『明日から、こちらの○○町の○○山(架空の町名、架空の山)での鬼退治に参加していきたいと思います』



シーン3

山の近くの公園に鬼退治の為に集合している職員と参加者たち


ラジオ体操をしている


役場の職員、

おじさん職員40〜50代、恰幅のいいおじさんみたいな感じ、作業着着用(人が居なければ神主風の人を兼任しても良いかも)

神主風の人、おじいちゃん、50代〜60代、 熱き浪人の剣豪の方でも良い

巫女風の職員、20〜40代、


メーカー勤務のサラリーマン、20〜30代、スーツを持っている方、小綺麗なサラリーマンの芝居ができる方、エリート感


有志のボランティア

パンクロッカー風の男、パンクロッカーでなくても良い、上下黒ジャージの不良とかでも良い、個性的でわかりやすければ良い

登山服の男女、両者20〜30代、登山服を持っている方が良い

侍風の格好の男、20〜30代、平原さんでもいい、殺陣シーンあり

おじいちゃん、60〜70代、ボケてる芝居やセリフをつっかえる芝居が必要、徳山さんのような見た目の方でも良い

孫娘、20代、



作業着を着ている自治体の職員が挨拶に来る

職員(ナカハラに喋りかける時は英語)『来て頂いてありがとうございます、今日の鬼退治、人集まってよかったですね。〇〇村は山間部の村ですから、鬼退治は義務なんで、鬼は体格が大きい奴もいるんでね、一対一とか少人数だと勝ちづらいですから、法令で規定されてる人数集めないと実施できませんからね、』


神主風の人が、歌舞伎や念仏のような発声で司会(日本語)『本日、令和何年何月何日、第156回鬼退治(後で決める)、退治るべき鬼現れ、向かう者の、山道滑り落ちる事なし、刀傷つくことなし、鬼との戦に負け、負傷することなし、恨み抱かれることなし、危うき道進むことなし、』みたいな

巫女の服を着ている女性が大麻(お祓い棒)を降り祈祷をしているがおもむろに祈祷を終える


ナカハラは職員に誰が何をしているのか英語で質問し職員が英語で答えてくれる


巫女風の衣装を着た女性が仕切り直す


巫女風の衣装を着た女、職員と同じ職員証とスマホをストラップでぶら下げている『はい、それでは今日の巫女役は私、〇〇村役場の✕✕が務めさせて頂きます。△△←(神主風の人)から引き継いで主に山での司会進行を行いますので何卒よろしくお願いいたします。では、さっそくなんですけど、刀を配ります』

ナカハラ状況を英語で実況『oh、thats sharman women is also municipal staff member、she leads us to oni mountain、』


巫女服の職員は英語もできるので、取材して、軽く英語で会話もしてくれる

ナカハラ巫女服に英語で取材『prayer is good、which job is your professional one、』

巫女服の職員(英語)『i am just civil servants、 i have been taught all the skills necessary as a sharman, such as prayer、』

ナカハラ(英語)『so you learn sharman skills as a servants job』

神主風の職員(英語)『onitaiji is traditional ritual、in japan passing on culture is an important job、in these globalization、people and governments want to cherish cultural ground、nowadays one servant also became a sumo wrestler.as a servants job』

ナカハラ(英語)『you are cool、unthinkable in my country』(ナカハラはすごいとは思うけど一方で行政の過剰な干渉に戸惑いも感じ文化の違いを改めて実感している)


ラジオ体操と祈祷が終わると簡単に各自で素振りや木刀での打ち合いをしている

有志の方へとインタビューしていく


インタビューの例、

意識の高そうな人は英語で答えるが、やる気のなさそうな人は日本語で答える、日本語の場合はナカハラが簡単に英語で受け答えを説明する

キャストが決まり次第、セリフ等、手を付けます


パンクロッカー風の男(日本語)『自分はバイト感覚っていうか、報酬が、コンビニとかより良いんで、ぶっちゃけ鬼出なくても居るだけで貰えるんで、タイミング合えばよく来ますね』

ナカハラ(日本語)『ありがとうございます』

ナカハラ(英語)『彼はアルバイト感覚で参加しているようです、危険を伴う仕事ではありますが確かにその分報酬はしっかりしています』


おじいちゃんと20代ぐらいの孫娘(日本語)『おじいちゃん毎年鬼退治に行きたいって言うんで一緒に行ってるんです、おじいちゃん、鬼退治、頑張るんよね、』

おじいちゃん『鬼、鬼は、増え過ぎたらいかんので、機会があれば、やらんと、』

ナカハラ(日本語)『ご主人は昔、鬼退治をされていたんですか?』

20歳ぐらいの孫娘(日本語)『おじいちゃん、昔鬼退治してた?って取材の人、聞いてるよ』

おじいちゃん『鬼は、わしは、退治するよ、おったら危ないやろ』

20歳ぐらいの孫娘(日本語)『あの、そうですね、若かったころによく行ってて首級を挙げたこともあるってよく聞かされるんですけど、昔の人って嘘というか、話、盛りがちみたいな、特に鬼退治の話って結構盛られがちで、なんか不良の武勇伝に近いみたいな、ところがあってでも鬼退治は本当に好きなんだと思います、運動にもなるんで健康にもいいと思いますし』

ナカハラ、英語でおじいちゃんと孫娘の事情を説明



侍風の格好をしている人(英語)『まー退治は、伝統なんで日本の、日本は山に囲まれてたりとか、湿気とかでどうしても鬼出てくる国なんで、なんかそれを、毒とか撒いたり罠とか銃で殺していくのはなんか嫌じゃないですか?なんか残酷というか、というかその命の重さをやっぱりこう、あるじゃないですか?その向き合ってる感じが、伝統的な感じと言いますか、相撲とかも、あのなんか伝統的な感じ、僕ああいうの好きなんすよね、』


スーツを着ている男(英語)『自分はメーカーなんですけど刀の、刀は官民一体の事業なんで、ちょっと自治体に営業に来てます。鬼相手ですと、刀は一回で刃こぼれたり、折れたりするんで、結構消耗品なんで、』


登山服の男(英語)『趣味でよく山登るんで、結構きますよ鬼退治も、まあ、有名な山は、よく人が登るんで、鬼も出ないですけど、普通の山登るとやっぱりたまに見ますね』

登山家女(英語)『鬼いたし降りよかーみたいな、』

登山家男(英語)『登山とかキャンプとか好きなんで、登山してる人的には自治体の鬼退治は機会があれば参加しておくのがマナーみたいな空気はありますよね』


スーツのメーカーの人が、刀を配る、刀にも巫女服の人が祈祷したりしている


巫女服の職員が、簡単な役割分担をする

巫女服の人『それでは簡単に役割分担をしていきましょう、今まで鬼退治の経験がある方は居られますか?』

侍風の格好をしている男、登山服の男、パンクロッカー風の男、おじいちゃんと孫娘のコンビ、それぞれ手を挙げる

孫娘『おじいちゃん手挙げんと』

登山服の女『私は初めてです。』


巫女服の女『それでは、この中から、罪人案内と地図係を二人づつ決めましょう』

目隠しと猿ぐつわを付けて手を縛られた男が連れてこられる、彼らを繋いでいる縄を渡される罪人案内の侍風の格好の男、パンクロッカー風の男

等高線地図と方位磁石を渡される地図係、登山服の男、孫娘



公園から山道に向かって進む、罪人案内についてのインタビュー、罪人は鬼退治のさいに危険な囮役を任される、鬼が罪人を襲っている時に不意打ちで致命傷を与えるのが鬼退治の伝統的なセオリーだ

罪人は顔を布で覆われて、目隠し、猿ぐつわ、腕を縛られた状態で縄に繋がれている、





シーン4

山を登っていく鬼退治の面々


山に入ると、地図係の人が地図を読み解く、地図係には山の等高線図と古地図、方位磁石がわたされて山の案内を任される

古地図にしか載っていない鬼の住処や祠などがあり、そこを目的地に移動していく


おじいちゃんは山登りが辛くて、登山家の男がおぶって進む

巫女服の職員はスマホで鬼の痕跡を撮影し始める

登山家男の代わりに地図係を登山家女と孫娘が担当する、道や方向があやふやな状態で進んでいく、


チームは簡単に道に迷ってしまう




シーン5

不安な面持ちで昼食を取る面々

地図係の登山家男女、孫娘は申し訳無さそうに道がどうなってるのか尾根や沢を見て自分たちがどこにいるのか調べている


登山家女が戻らない

不意に登山家女の大声が聞こえる

単独行動中に鬼に襲われたかもしれない、急いで探しに行く登山家男と孫娘、巫女服の職員とナカハラ

罪人案内係の侍風の格好の男、パンクロッカー風の男、おじいちゃん、罪人はその場に残る


シーン6

声の聞こえてきた方向に向かっていくと登山家女が急に現れてびっくり、

様子がおかしい、『ちょっとみて!』

登山家女についていくと、断崖であった。

『こんな崖は見たことがない』と主張する登山家女(がけでなくても特徴的な地形であれば良い)

巫女服の職員、霊水(フェノールフタレイン液)を取りだしそれを樹木に掛けると霊水の色が血の色のように赤く変色する

迷っているうちに祠を通ってもう鬼が出てくる領域に入っているんじゃないかと、チームに告げる

そして古地図には確かにこの崖のような場所が記載されている


シーン7

(このシーン7まではナカハラは取材のために撮影しているので状況を英語で実況して視聴者に届ける映像にすることを意識している)

登山家女を探すために残してきたおじいちゃんや、罪人案内の二人が危ないかもしれないので昼食を取っていた場所に急いで戻るチーム


戻っていると先頭の登山家男が引き返してチームを留める

残してきた人が居ない、昼食の弁当が荒らされている、その様子を茂みから撮影する


メーカーの人から貰っていた刀が何本か奪われている

まるで鬼が来て荒らしたようだ


罪人がひっそりと立ちすくんでいるのを見つける、何があったのか聞き出そうと猿ぐつわを外すと、罪人は聞きなれない独特なイントネーションで意味不明な言葉(呪いの言葉)を発する


一同が罪人の言葉に驚いていると罪人は木陰に身を隠すとその場から居なくなる


シーン8

(非常事態であることをおぼろげに理解しながらも鬼をカメラにとらえることで興奮してマナーを忘れてカメラを回している)

巫女服の職員が罪人案内係達と連絡を取ろうとするが電波状態が悪い

なんとか合流しようとチームは動いて行く、すると血痕を見つける


血痕を辿っていくと、弱った鬼がいる

鬼は弱っていたが、こちらに気づくと襲いかかってくる

チームは逃げる、鬼は傷のため動きが遅い

逃げていると、パンクロッカー風の男が鬼を背後から突き刺し仕留める

パンクロッカー風の男は巫女服の職員に急いできてくれと呼ぶ




シーン9

パンクロッカー風の男が案内した場所には侍風の格好の男がいた

侍風の格好の男の顔には鬼の面が張り付いていて取れない、面を刀の刃で皮膚ごと切り落とそうとしている

この面が熱くて痛いと訴えている、鬼につけられたと言っている

巫女服は侍風に祈祷を行っていく、すると徐々に侍風はうめき声を抑え大人しくなっていく


しかし、突如侍風は巫女服を切りつけて巫女服は倒れる


登山家男とパンクロッカー風が戦うが鬼化した侍風が優勢

孫娘が巫女の持っていた霊水フェノールフタレインを掛けると鬼は逃走する


混乱の中、孫娘は人が鬼になる仮説とおじいちゃんが居なくなったこと、

ここに来るまでに小ぶりな鬼が襲ってきたことを結び付けて、おじいちゃんも鬼になってしまったのではないかと考える

パンクロッカー風の男を問い詰めるが、パンクロッカー風の男もはぐれたからわからないと言う、するとおじいちゃんが戻ってくる、おじいちゃんは何もしゃべらなくなっていた


この場にいるのは、カメラマンのナカハラ、登山家の男女、孫娘とおじいちゃん、パンクロッカー風の、6人、いなくなったのは侍風の男と巫女服の職員と罪人

とにかく急いで下山することに決めたが方向も自分たちがどこにいるかも把握できていない、太陽の位置を確認するが方位磁石と矛盾している、やはり方位磁石は狂っていて使えない

一旦、見晴らしの良い場所を探して登頂することにした


頂上への道中、ナカハラは非常事態なのでカメラの撮影を止めようとするが来た道を記録したりする必要があると登山家の男に頼まれる

移動中、時折、鬼と思しき者のうなり声や痕跡が散見される




シーン10


頂上に着くと、日暮れ近い時間帯であった、テントを張りキャンプの準備をする

頂上からは町の景色は見えない、混乱する各院

登山家女は等高線の現代地図からではなく古地図と相関している地形や場所を指し示し、古地図の祠の位置を把握して伝えるが、さながら祠を通って異界に来ているとでもいうのだろうか?


シーン11

夜になると月が二つ見える

夜には鬼が来るかもしれないので、交代で見張りを立てることにした、見張りはナカハラのビデオカメラを使いまわして暗視モードを使って視野を確保する


登山家の女が見張りをしている時に、おじいちゃんが罪人の呪いのような言葉を口に出しながら女を切りつけて去っていく

そのことに気づかずにチームは翌朝を迎える


翌朝に映像で登山家女の最後を確認したチームは絶望的な心境で前日に登山家女が指し示した祠の位置に向かう


シーン12


鬼に追われながら辛くも祠に辿り着き進入するがパンクロッカー風の男が犠牲になる

登山家男、孫娘、遅れてカメラマンのナカハラの順番で祠に進入する

(祠は地蔵がポツリとおいてあるとか、洞穴があるとか、池とか、わりとなんでもいいです)

祠(祠の位置には沼があり、泥まみれになるとか、血が樹上から滴っていて血まみれになるとか、そういう演出をする、塗料や安い服&着替えの準備&俳優への汚れ手当、合計3万円程度ならあり)祠をでると鬼は追ってきていなかった、

前方には泥まみれの鬼が二匹居て二人の姿はなかった、ナカハラはそれを追いかける

二匹の鬼は呪いの言葉を呻き合い、互いに抜刀しにらみ合っている

戦っている二匹の鬼を鬼にやられたはずの侍風の男や自分の姿をした鬼退治の面々が襲い掛かっていく

ナカハラは驚き身を隠し自分にカメラを向けると自分の面にも鬼の面はついていた、驚きながらもう一度カメラを戦いに向けると鬼が一人づつ倒されていく


さらに自分も鬼退治の面々に見つかってしまう、ナカハラは慌てて逃げ出し、祠に逃げる

自分を追いかける人々の声、ナカハラはカメラを置き捨てる

カメラはナカハラが祠から異界へと逃げていく様子を映す

ナカハラが去ったあと、カメラはまたナカハラに回収される



リアルタイムな映像終わり(ファウンドフッテージの説明)

字幕


この映像は、鬼退治の様子を写したものであるが、この映像に参加していた人々は山で迷った記憶も鬼に襲われた記憶もなく、罪人以外は生存している、罪人の消息は不明である

今回の鬼退治の公式な記録には、2匹の鬼の退治に成功とのみ記載がある

鬼退治は日本の風習として今も行われているが、鬼と遭遇し実際に退治されることはまれであり、その情報や記録は伝説や怪異、歴史が折り重なることで不確かなものになっている


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